典型的な古本屋は縦長の店の一番奥で店番をしますが、当店は横長の店です。入り口が店の真ん中にあり、店番をするカウンターは入って一番左端、正面の壁がメインの本棚です。村の古本屋「追分コロニー」は「エコノミーとエコロジー」をテーマの中心にした古本屋を目指していますが、エコノミーの本は当面後回しにして、正面の棚にはエコロジーの本を左の端からならべ初めて、自然、山、海、環境、旅、鉄道、散歩、町歩き、音楽、絵画、映画、食、クッキング、芝居、落語というふうに、つながりがありそうでなそうな本棚になりました。

ひとりのお客様はその棚を見ながら、ウ〜ン、この棚は「偏っているな〜」と独り言を言っていました。たしかに我々の蔵書をまず並べているわけですので、まあ、好きな本が並んでいるということになります。

つづく...