区長さんにご挨拶した後、設計士のMさん、U工業のM部長と外溝工事の確認、建物引渡し前の最後の打合せです。建物の裏庭に小さな池があるのですが、池を掃除してくれたときにおどろくべきことがわかりました。池の水中の周りは石が積み上げられているのですが、なんとその一番下に木の枠組みがありました。水の中では木は腐らないということで、江戸城のお堀と同じ仕組みです。池が干上がると木はすぐ腐りますので、池の中の石垣は崩壊します。湧き水があって、干上がることがない池であるため、百年以上前の仕組みがまだ残っていたというわけです。裏庭の端にはやはり石垣があるのですが、いずれも江戸時代からのものということがわかって感激です。

池の話をきいた後、裏口にどこまで車が近づけるかを確認、「古本屋開業講座」で、本屋の店舗選びは本の搬入しやすいことが最重要と教わったチェックポイントです。するとにわかに夕立。雨が降っていても本の搬入が大丈夫なこともちょうどうまいぐあいに確認できました。