地鎮祭に参加するため、信濃追分に行く。信濃追分で昔風の民家を復元したいと考えていた家主が、田舎の村に古本屋を作りたいという我々の計画に賛同してくれて、追分宿に新しく家を建築する運びになった。我々の計画している「村の古本屋」はその民家を賃貸する予定なのだ。

当日はこの冬一番の寒さ。前夜からの雨はあがって雲ひとつない快晴、なんと追分宿から見える浅間山は初冠雪で山の半分が真っ白に、煙もモクモクとたなびいている。古本屋を始める決意と思いを神様に宣誓する。