BLUEIII  ロックンロール ジー・クン・ドー

第7の部屋・・・byベイビー佐々木


 HUGHES THRALL

 HUGHES THRALL

  

 これは、全曲コピーしたって位、死ぬほど聴いたアルバム。

 第6の部屋でも紹介した、パット・トラヴァースバンドにいたパットスロールと、元ディープパープルのグレン・ヒューズの結成したスーパーグループの唯一のアルバム。

 グレンの神の域までいった素晴らしいヴォーカルとファンキーなベースがフュージョン〜ハードロック〜ポップスまでこなす天才パットスロールのギターとのコンビネーション抜群!!とにかく曲がいい。

 グレンのヴォーカルが本当に生きていて、現在のグレンも衰えを知らないが、この頃は、若さ特有の声にも張りがあり、本当に聴き惚れてしまう。

 ファンキーな曲からポップな曲、ポリスばりのディレイサウンドに、ハードロック!
 ’80年代の裏名盤と言っていいだろう。


  
 CAPTAIN BEYOND

 CAPTAIN BEYOND

  

 こんなアルバムは二度と現れないであろうスゴイアルバム。
 複雑な曲構成と、迫力は凡百のプログレバンドも叶わないすさまじさ。

 やはり、元ジョニー・ウィンターアンドにいたボビー・コールドウェルのドラムが目を引くが、元アイアンバタフライのラリーリノラインハルトのギターと同じく、元バタフライのリードーマンのベースも難なくテクニックをこなしている。

 そして、その凄絶な演奏に乗っかるのが、あの「ハッシュ」を唄っていた、第一期ディープパープルのロッドエヴァンスだ!!

 目まぐるしく変わるギターリフに、いきなりのサンバリズムなど、聴きどころが満載で、ラスト曲まで、全く飽きさせない。

 ’70年代ハードロックの名盤中の名盤だ。


  
 CAPTAIN BEYOND

 DAWN EXPLOSION

  

 腐ったサンタナのような凡作の2ndの敗因は、サウンドの要、ドラムスのボビーコールドウェルが脱けた為。

 この3rdは、再結成された新生キャプテンビヨンド。
 しかし、ヴォーカルはロッドエヴァンス抜きで、新たにウイリーダファーンという人を迎えて発表している。

 サウンドはグッと軽くなり、ポップな曲も増え、2曲目「I carus」では、1stの「MYOPIC VOID」の焼き直しも!

 やはり1stの衝撃度からは程遠いが「Fantasy」と「Space Reprise」が、あまりにもカッコイイので、全然OK。

 特に「Space Reprise」は、サウンド的にも、BLUEIIIが狙っているところだ。


  



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