BLUEIII  ロックンロール ジー・クン・ドー

第6の部屋・・・byベイビー佐々木

 ARMAGEDDON

 ARMAGEDDON

  

 この1曲目!!肉食鳥だけで全てを持っていかれる!!

 元ヤードバーズの名ヴォーカリスト、キース・レルフが参加しているだけでもビックリだが、このバンドの主役は、何と言ってもジョニー・ウィンターや、あの(!)キャプテン・ビヨンドに参加していた天才ドラマー、ボビー・コールドウェルだろう。

 その超人的なドラミングは勿論のこと、曲も書いているのが彼で、その天才(変態!?)的作曲能力は、キャプテン・ビヨンド時代から発揮されていた。

 やはり、ドラマーが作る曲というのは、リズム重視というか、変則リズムや、色んなヴァリエーションの曲を聴くことが出来る。

 もちろん、マーティン・ピューのブルージーなギターもカッコイイし、”ソフトシンガー”なんてジミー・ペイジにバカにされていた、キース・レルフでさえ恐ろしいヴォーカルを聴かせるのだ!!

 個人的に、キング・クリムゾンの1stと同じくらいの衝撃だった。
  

 HUMMINGBIRD

 HUMMINGBIRD



 俺も大好きな、第2期ジェフ・ベックのベックとコージー以外のメンバーが組んだ通好みのグループ。
 これが素晴らしいカッコ良さ!

 ヴォーカルのボブ・テンチのソウルフルな歌声!おまけに、ジェフ・ベック時代では、ジェフというギターの天才に遠慮してヴォーカルのみだったが、何と渋すぎのギターも披露!!

 その音楽性は、ファンキーなジャズロックで、確かな演奏による各楽器のインプロも楽しめる。

 もちろん、マックス・ミドルトンの美しいピアノも、タップリ聴ける。

 このファンクさ加減が、BLUEIIIも目指すところだ。




 PAT TRAVERS BAND

 LIVE! GO FOR WHAT YOU KNOW


 パット・トラヴァースは、’70年代一部熱狂的ファンに支持された名ギタリスト、ヴォーカリストだが、このライヴ盤1枚で、その魅力が納得できると思う。

 この人の場合、インプロもスゴイが、きちんと構築された中での正確なプレイが素晴らしい。
 プログレ並みに変化するリフ展開。さりげないファンクテイストが、たまらないカッコ良さだ。

 パット自身の、ディレイや、コーラスのエフェクターをからませたギターもスゴイが、後で、グレン・ヒューズとのヒューズスロールや、エイジアにも加入する、パットスロールとのツインリードがスゴすぎ。

 この頃から、パット・スロールもまた、恐ろしい天才ぶりを発揮している。

 そして、何とドラマーは、無名時代の、トミー・アルドリッジだ!





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