BLUEIII  ロックンロール ジー・クン・ドー

第4の部屋・・・byベイビー佐々木

 B0B MARLEY AND THE WAILERS

 LIVE


 22歳位の頃、かなりレゲエにハマっていた時期がある。このアルバムは、当時、中でも最もよく聴いた、言わずと知れた、レゲエミュージックの神、ボブ・マーレイ率いるウェイラーズだが、とにかくこの緊張感と、テンションの高さに圧倒された。

 これは紛れも無く、南国のジャマイカ人によるR&R。今でこそこのレゲエの”形式だけ"を取り入れ、レゲエはお洒落な音楽と認識している人も多いと思うが、もともとは、金も無く、パンも買えない貧しいジャマイカの人達が、”起き上がれ!立ち上がれ!”と叫ぶ、とってもパンクな音楽なのだ。

 好きなアルバムというばかりではなく、精神面においても、かなり影響を受けたアルバムと言える。

 「GET UP!STAND UP!」
 俺も、いつも心にこの言葉を響かせているぜ!



 CHARGED G.B.H

 LEATHER,BRISTLES,NO SURVIVORS

        AND SICK BOYS...
 
 現代では、ラップやメタルやミクスチャー化したロックも含め、ハードコアと呼んでいるが、俺にとってのハードコアと呼ばれる音楽はやはり、G.B.Hであったり、エクスプロイデットだったりする。
 
 セックス・ピストルズで、ロック衝動が抑えきれなくなった俺が、次に手を出したのがラモーンズでもなく、ダムドでもなく、ジャムでもなく、ハードコアだった。

 この頃(今から15年位前)よく遊んでいた友達が、パンクな人が多かったせいもあり、その友人達がみんな俺のパンクの先生だった。
 その頃俺は、ハードロックや、ブルースロックにのめり込んでいたが、小難しいギター・ソロが弾けなくとも、カン高いシャウトが出来なくとも、カッコいい音楽が出来る!と感動したものだ。

 このアルバムには、本当にカッコいいリフや、スピード感が思う存分つまっている!
 スピードこそ現在のメロコアや、スラッシュの比ではないが、このリズムに浸りながら、友達と高円寺20000Vでタムロしていた若き日が蘇る。

 「RACE AGAINST TIME」のイントロを聴いただけで、全てをぶっ壊したくなる衝動にかられるぜ!



 ROLLING STONES

 DIRTY WORK
 
 ストーンズにハマったのも、20歳過ぎだ。
 特に、好きなのが、「レット・イット・ブリード」「スティッキー・フィンガーズ」「ベガーズ・バンケット」だが、その辺は、ロックの名盤の本とかにも載っているし、基本的にストーンズは、どの時代の、どのアルバムを聴いていても、捨てアルバムが無いので、金がある人は全て買うべき。

 と言ってもストーンズは、ビートルズとかに比べ、難しいと思う。
 やはり、何回も聴き直すと、麻薬のようにクセになってしまうのだ。

 このアルバムは、そんなストーンズの中でもかなり異色だ。
 この頃、ミックとキースの仲は最悪で、ストーンズ解散説も流れたほどだ。ミックが初ソロアルバムにかかりっきりって事で、めずらしくキースが中心となって作られたアルバムで、そのためか、全体的にキースと、弟分のロンの、ソリッドなギターがカラーを作っていて、「デモテープ?」っていう位、ラフで、タフな曲も入っている。

 1曲目、「ONE HIT」からして、ミックとキースの確執が現れているかのような、緊張感だ!キャッチーなのは「HAREM SHUFFLE」くらいで、ベースが入ってないブギー「HAD IT WITH YOU」とか、とにかくこのゴリゴリ感がたまらない。

 そんな中、キースが歌う、ラストのロッカバラード「SLEEP TONIGHT」は胸を打つ!


 


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