BLUEIII  ロックンロール ジー・クン・ドー

2004.5.21  「SAINT」 ニュージャージー

by ベイビー佐々木(Baby Sasaki)



 前の日、と言うかその日の大渋滞のために、ゆっくりと休む時間もとれず、早速迎えた2日目。やはり、街を散歩したりする余裕はなかったが、昨日に比べ、ちょっと郊外という感じで人通りが少なかった。

 何しろ前の日のフィラデルフィアは、ライヴ終了後店の周りにまるでお祭りのときみたいな人だかりがうじゃうじゃ!!主に黒人系が多かったが、その殆どはナンパ目的!だったようで、日本でもアメリカでも、週末近くになると、やっぱり街は、バカばっかりであふれかえってしまうのだった・・・。 




 この日の1発目は、54ヌードハニーズだったが、少ないお客を相手に、全く手抜き無しのライヴ!!さすがに百戦錬磨をこなしているだけあって、余裕さえ感じられた。

 不敵な笑みを浮かべながらのViViさんのフィンガーピッキングはカリスマ的で、ダブルチョークを多用するコトメさんのファズギターは、まるでギターが3本位あるように分厚い。YURIさんのアクションもぶっぱじけてるし、サポートのドラマーもとんでもなくタイトだ。
 やはり、54ヌードハニーズは、出演バンドの中でも”別格”のオーラを放っていた。

 2バンド目は、我等がPEELANDER−Z!!
 半年前観たときより、更にスケールアップした、はちゃめちゃ&ぶっぱじけライヴに会場はもうカオス状態!!定番となった?ハイライトのヒューマンボーリング!!に加えアントンかずきさんによる、ビッグスティックアクション!?「記念撮影コーナー」などのサービス満点充実のライヴは、これからも一体どんな変化を遂げて行くのやら・・・。今から早速期待してしまう・・・!?どうせなら、行くとこまで行っちゃって、宇宙をカオス状態にして欲しい!!!

 

貴重なオフショットのテクマ!さんと

ニュージャージー「SAINT」にて


 続いて登場のテクマ!だが、全て打ち込みによる一人舞台!!サウンドはデジタル音バリバリのテクノだが(それも’90年代プロディジーや、ケミカル・・・のクラブ系ではなく’80年代風・・・)その音楽性は奥が深く、しかもポップで、1度聴いたら忘れられないキャッチーさだ!!そして、その打ち込み音をバックに、展開されるユニークで徹底したアクションとボーカルは、お客はおろか対バンさえも虜にしていた。

 ガレージ・R&R中心の今回のイベントの中で、堂々たる自信をもって行われたそのステージングは、かなりの刺激的スパイスを効かせていた。


 そして、いよいよBLUEIIIだが、BLUEIIIにしてはめずらしい、2日連続同じセットだったが、この日はアメリカ人を完全に無視した?完璧な日本語MCによるステージで、かえってそれが向こうの人にもウケていたようだった。



またまた入口にて

スパンクスサポートドラマーのアルさんと



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