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GOD IS LONESOME TONITE
♪ひとりぼっちのひとりを鑑にし
ひとりひとりの ふたり
一人になるのが 好きなふたり
二人になると不機嫌なひとり♪
(今日もひとりで蜘蛛の糸をよりあわせているカンダタ。)
カンダタ この世に神様がほんとにいるなんておれには信じられないな。おまえだっ
て、そう、思うだろう。なあ。蜘蛛の糸なんて、はかないものを信じたお
れがばかだったのよ。
舎弟 あにき、あにき。
カンダタ なんだよ、うるせえな。
舎弟 じゃあ、いいや。
カンダタ なんだよ、途中でやめやがって。
舎弟 神様がほんとにいるとしたら、そいつはすげえ、心の冷たい奴だと思うよ。きっとおれたちみたい
な心のまいるどな奴じゃねえよ。
カンダタ ああ、そうだな。
舎弟 でもさ、ほんとにいなかったら、おれたち、ずっとこのままだね。
カンダタ そりゃあ、まずいぜ。
舎弟 じゃあ、神様っていたほうがいいね。
カンダタ でもよ、本当にいたらもっとまずいぜ。
舎弟 なんで。
カンダタ だってよ、なんでもかんでもお見通しの方がいるとしてみな。
舎弟 まるで、神様みたいな人だね。
カンダタ まるでじゃなくて、本物だよ。そんな人がいたら、おれはやだね。
舎弟 おれもだよ、あにき。
カンダタ 人生が味気なくなるよ。
舎弟 一寸先さえわからない、それが人生の醍醐味ってやつだよね、あにき。
カンダタ そうだとも。それなのに先の先までわかっててみろ。
二人 おれたちなんて、どうすればいいの。
カンダタ そうだよ、このままずっと地獄で編み物だ。こんなバカなこと、我慢できるか。
舎弟 我慢させようと思って、一寸先しか見えないようにしてあるのかね。
カンダタ ばかやろう。だったら、人間様についてる、この大きなおめめはなんのため?
舎弟 飾りかな。
カンダタ 飾りじゃないんだぜ、めんたまは。
舎弟 じゃ、なにするもんなのさ。
カンダタ さあな。神様に聞いてみたいよ。
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