山陰へ行きたい |
山陰へ行きたい |
愛する人と めぐり逢いたい… というわけで、元下関児で現在は愛知県在住の独身男性・森村さん(39)が、渡辺文雄のように秋の山陰を旅します。 |
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境みなと | 森村(39) |
タダガニ行列 | カニ汁¥300− |
地べたに座って | まる天 |
てなわけで、まずは鳥取県の西端・境港にやってきた森村さんです。 境港と言えばベニズワイ。子供のおやつもベニズワイ。今日は偶然にも「境港水産まつり」の日で、噂によるとタダで食えるとのことですが…。 港の近くまで来てみると、他県ナンバーの車ですごい人だかりです。 タダガニに群がる行列は何百メートルにも延びていて、とてもカナダ帰りの小金持ち・森村さんが大人しく並べる長さではありません。しかも、しょせんはベニズワイ、列の脇の出店では4枚たったの1000円で売っています。 土佐っ子らしくきっぱりとタダガニを諦めた森村さん、300円のカニ汁とたこ入りまる天、さらには500円のカニ入り五目稲荷をご賞味されました。 |
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大喜び | お買い物 |
次は境港を象徴する大型商業施設・PLANT5へ向かいます。 到着するなり50円の自販機を見つけ大喜びの森村さん。 森村さんは女性と食べ物に対しては金に糸目をつけませんが、性根はセコい小心者なので安いものが大好きです。 ここでは398円の長袖Tシャツ2枚と980円のスラックス、そして次回のデート用に1000円でダサいシャツを購入されました。 |
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ウインズ米子 | オケラ気味 |
安物買いで満足したあとは、ドカンとひとヤマ当てるべくウインズ米子へ向かいます。 ウインズ米子は山陰唯一のJRA場外で、娯楽の少ない山陰民にとっては夢の殿堂です。 階段に座り込む小汚ねえオヤジやヤンキーはどこでも一緒ですが、施設は新しくて綺麗で、しかも空いていてイスにもゆったり座れとっても快適。同じウインズでも水道橋や尾頭橋、大阪球場とは雲泥の差です。 セコイ小金持ちの森村さんは3レースで2500円投資され、回収率は41.6%、 唯一的中した馬券のオッズは2.6倍でした。 |
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大山PA | GIANTをスタンバイ |
競馬でちまちま遊んだ後は米子道のパーキングエリアでうどんをすすり、蒜山高原に向かいます。 「蒜山」が読めない森村さんですが、蒜山高原のサイクリングロードを森村さんのGIANTが激走します。 |
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さあ行くぜ | ジャージーソフト |
牛と記念撮影 | 秋の高原 |
風になびかせて | ひたすら走る |
再度牛と | 疲れました |
お目当ての蒜山ジャージー牛乳ソフトクリームを召し上がり、上機嫌の森村さん。 しかし、たった30キロの道程で途中コースを間違え、さらに坂もそこそこあってゴール時にはもうヘロヘロです。 帰りはラドン温泉で疲れを癒し、彼女へのお土産にチョコレートを買う森村さんでした。 |
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バスで米子へ | 鳩と森村 |
千鳥足で | 立ちションしてぇ |
夜は山陰最大の歓楽街・米子の角盤町です。 大山鶏に上握りと、相変わらず食べ物には贅沢な森村スピリッツです。 |
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快晴 | 愛車スズキで |
離れていても 心配しない 二人には 目印が 光る 翌朝。 今日の森村さんは、待望の『砂時計』ロケ地めぐりです。 『砂時計』というのは昼の1時半から放送されていた30分ドラマだそうで、普通の社会人には見れないと思うんですが、森村さんは全60話を全てご覧になったそうです。 「アンちゃん」「ダイゴ」とひとり掛け合いがキモスギな森村さん、先ずは松江の八重垣神社へ向かいます。 |
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八重垣神社 | 神秘 |
ダイゴ気分で | 人だかりの池 |
急いで撮影 | 照れる森村 |
そんなわけで八重垣神社です。 着いてみると、まだ割と早い朝だというのにけっこう人が居ます。それもギャルかそれに準ずるような人種ばかりです。 森村さんの解説では、「『砂時計』はもともと少女マンガやったんがTVドラマになって、それから映画化もされたんで、ナウなヤングギャル達には今トレンディーで大ブームなんや」ということです。 ここの名物は池に紙を浮かべて、その上に石だか小銭だかを載せて沈むと願いが叶ったり祟られたりという占い?で、ドラマの中でも高校生のアンちゃんとダイゴが恋占いをしたのだと「恋する40さい」こと森村さんは朝っぱらから熱く語ります。 しかしシャイな森村さんは、ギャルがたかる池には照れてしまって近寄ることが出来ません。 それでも何とか人だかりが切れた瞬間を狙って記念撮影をし、挙動不審にそそくさと退散します。 |
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出雲大社 | でかい注連縄 |
投げ方指南 | 人がいっぱい |
恋の行方は? | 結わえる森村 |
佇む森村 | 参道をゆく |
最初からぐったり疲れたような気がしますが、ネクストステージに向かいます。 次は山陰観光のメッカ・出雲大社です。 天気の良い三連休の中日で観光バスも多く、さすがに混みまくりです。 ここのポイントは、ドラマでダイゴが下から硬貨を投げて突き刺していたというでかい注連縄だそうです。 当然森村さんもダイゴになりきってチャレンジです。 由緒正しい出雲大社ですが、森村さんはそれ以外に特に興味はないようです。 |
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駅舎をチェック | そっちのほうから |
こっちのほうへ | アングルを確認 |
ここの位置で | 気分は監督 |
次は山陰本線の小駅・波根駅です。 東京に帰るアンちゃんをいつもダイゴが見送ったのがこの駅で、物語での登場回数も多く、 森村さん曰く「聖地」なのだそうです。 八重垣神社や出雲大社はフツーの観光名所ですが、ここはさすがにコアな『砂時計』ファン以外に訪れる人もなさそうで、森村さんは「ギャルがいっぱいおったらバレバレで恥ずかしい」と四十面を赤らめてきしょいです。 しかし来てみると幸い誰もおらず、とりあえずはひと安心の森村さんです。まあ、さすがにこんなとこまで誰も来ないと思いますが…。 駅構内でカメラアングルを指示していく森村さんですが、見てねえからわかんねえよ。 2両編成の快速列車が、軽く警笛を鳴らしながら高速で通過していきます。 列車が通り過ぎたあとの静かなホームに佇み、せつない別れのシーンを思うセンチメンタルな森村さんでした。 |
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サンドミュージアムへ | 見上げる森村 |
高いでやめた | 土産をぶらさげて |
さて、お次は『ストーリーの原点となっている世界最大の砂時計(1年計)がある仁摩サンドミュージアム』だそうです。 詳しくは忘れた、というかちゃんと聞いてませんでしたが、ここで買った小さな砂時計が物語を通じてのキー・アイテムになるらしいです。タイトルが『砂時計』ですから、砂時計が重要なのは当たり前ですね。 来てみると入場料が700円ということで、前述のように小金持ちゆえに限りなくセコい森村さんにはつらい金額です。 わざわざこんな遠くまで来ておきながら小銭をケチって中に入らないのは森村さんの人生哲学みたいなもので、そんなんでええんかと思いますが、ご本人は外にある売店でドラマと同じ砂時計を購入され、それで激しくご満悦の様子でした。 |
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ロケマップ | 琴ヶ浜 |
アベックどもめ | うらやまピーぜ |
サンドミュージアムの売店でドラマ『砂時計』ロケマップをゲットして、ますます興奮気味の森村さんです。 お次は琴ヶ浜という相撲取りのような名前の海岸です。ドラマでどんなシーンに使われたのかは聞きましたがすぐ忘れました。 ここの名物は鳴き砂で、擦るように歩くとキュッキュッと鳴きます。靴底の形によって鳴きっぷりが違うようで、1280円の「親方寅さん」ではすごく鳴きました。 波打ち際にふたりだけの世界に浸っているアベックがぽつぽつと居ましたが、エキサイトしている森村さんはズカズカと近寄っていきました。 |
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大森の町並み | 石見森村 |
ダイゴのおうち | 銀山のみち |
踊りだす森村 | 坂道がつらい森村 |
石田純一のように腰に巻く森村 | 龍源寺間歩の入口 |
頭を擦って | アップはこわいよ |
闇の森村 | 浮かび上がる森村 |
下る森村 | 森村謎の微笑み |
ああもう疲れてきた。しかしまだ午前中です。 次は世界遺産・石見銀山です。当然森村さんは「石見」が読めず、何度教えても最後まで覚えませんでした。 ここの門前町・大森にダイゴの家があるんだって。 これでやっと、ロケ地めぐりは終了です。 このあと坂を上って龍源寺間歩まで行きましたが、あまりにも有名観光地なので詳細は割愛します。 |
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和田珍味 | 夢ランド |
安来ショッパーズ | ホームセンターサンアイ |
今日一日の疲れを癒すために、安来市の「夢ランドしらさぎ」へ向かいます。 森村さんは「安来」も読めず、でかい声で「あんらい」と言いまくります。さっきの「いしみ」連呼といい、こっちが恥ずかしいのでホント勘弁してほしいです。何の羞恥プレイやねんと言いたくなります。 その後、地場の刺身を求めてショッパーズ〜サンアイ〜ラ・ムーとさまよい歩きます。 |
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砂時計をチェック | 猫とおやすみ |
ノートパソコンでドラマの砂時計と今日入手した砂時計を比較する森村さん。 全く同じモノであることを確認してほくそ笑む姿がちょー無気味です。 さすがに今日はお疲れのようで、野良猫とひとつベンチで仲良くおやすみです。 |
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水辺の森村 | 公衆便所 |
カメラアングルを解説 | 回想してにやける森村 |
夜の松江 | 雲丹のりを握りしめて |
最後は松江の東本町で飲んだくれです。 ほろ酔い気分で宍道湖畔近くの公衆便所で記念撮影。 森村さんによると、ここで小野真弓が車に轢かれたそうです。 「こんな見通しのええとこで轢かれるわけないやん」と文句をたれながらにやける森村さんは、通報されても文句なしのキモさです。 最後は駅の売店で雲丹のりを購入し、森村さん山陰の旅は大団円を迎えるのでした。 |
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