北の廃局めぐり


ただでさえ異常性格者が多いといわれる郵趣の中でも、究極の変態行為とされる 廃局めぐりをしてみました。
(調査:平成20年3月中旬)


志美宇丹郵便局(北海道枝幸郡歌登町) ※現 枝幸郡枝幸町
平成16年3月27日廃止

何の店(事務所)になったのでしょうか。よくわかりませんが、「志美宇丹郵便局」の跡がはっきりと 判読できます。


峰浜郵便局(北海道斜里郡斜里町)
平成7年6月24日簡易局化、平成19年3月29日廃止

簡易局化→廃局の道を辿った知床の郵便局。現在は空家(物置?)になっているようです。 バス停には「峰浜局」の名前が今も残ります。


徹別郵便局(北海道阿寒郡阿寒町) ※現 釧路市
平成6年6月25日廃止

店舗に改装されていますが、集落内での位置と建物の形態から廃局舎とすぐわかります。


この他に、以久科(北海道斜里郡斜里町、平成3年6月30日廃止)、中茶安別(北海道川上郡標茶町、 平成3年6月30日廃止)も捜しましたが、見た限りではもう残っていないようです。
地元の人に確認しようかとも思いましたが、15年以上前に無くなった郵便局を捜しまわるというのは 明らかに不審者以外の何者でもなく、通報されても困るので諦めました。
廃局めぐりには、常に危険が付きまといます。


<参考>古多糠簡易郵便局(北海道標津郡標津町)
平成19年9月28日から一時閉鎖中

簡易局としては非常に珍しいJPの立て看板があり、しかも「古多糠郵便局」と 普通局のように表記されていますが、平成19年9月から一時閉鎖されて民営化後は一度も営業していない、極めて深い謎に包まれたロシア国境の簡易局です。









(特別おまけ企画)  北の廃ユースホステルめぐり


廃局めぐりのついでに、廃ユースホステルめぐりをしてみました。
あの夏、輝いていた空と海、そして大地の緑と青い草熱。帰り来ぬ青春の日々。
若き日の夢を掴めないまま、いたずらに年老いてしまったそこの貴方。今の自分に、 涙枯れるまで泣いてくださいませ。
(調査:平成20年3月中旬)


浜頓別ユースホステル(北海道枝幸郡浜頓別町)

ここはかつては結構栄えていたユースでした。
庭では子牛を飼っていました。子牛にはピンクレディーの名前が付いていました。
泊まり合わせた人たちと、草叢に戻ろうとしていた廃線敷に分け入り、 もう汽車の走らない鉄橋を歩いて渡りました。
そして、訪れる機会もないまま、20年の歳月が流れました。


斜里ユースホステル(北海道斜里郡斜里町)

斜里の町も道路が拡幅され、ホテルや道の駅が出来てすっかり変わってしまいました。
たくぎんの横にあったリカーショップよしのも、線路脇にあった購買所ももうありません。
駅のホームで大声を張り上げて変な踊りを踊っていた人たちは、今はどこに行ってしまったのでしょう。