節前さんと行く八重山の旅(竹富島・鳩間島編)
節前さんと行く八重山の旅(竹富島・鳩間島編)




 みなさんこんにちは。毎日暑いですね。
 今回は、元下関児で現在は愛知県在住の節前さん(38)が海外出張で貯めたマイルを使って、八重山へ行ってみたいと思います。

 毎日じとじと雨が降り続く7月中旬の月曜日、セントレア8:30のJAL3251ジャンボでまず那覇へ向かいます。
 機内にはなぜかキャバ嬢みたいなのがたくさんいました。

 ひとつジェットに キャバ嬢も乗りたり 萩と月

 那覇からはANA1767に乗り継ぎ、八重山の首都・石垣へやって来ました。
 南の島の夏の陽射しは強く、空気も湿度たっぷりでサウナのようです。
 空港からはぜいたくにもタクシーで港へ移動します(節前さんはお金持ちです)。 すると、去年工事中だった旅客船ターミナルが完成していて冷房が快適です。
 ここからまずは節前さんの大好きな竹富島へ向かいます。


節前さん(38) 西桟橋で


 独身で海外での生活が長い節前さんにとって、テレビドラマや日本映画は大事な友達です。
 私にはよくわかりませんが、ここもなんかのドラマのロケ地だそうです。
 というわけで、沖縄そばをすすってから、レンタサイクルをこいで、去年も来た桟橋に再びやって来ました。
 去年デジカメが壊れて写真が撮れなかったので、節前さんは狂ったように撮りまくっています。
 「ホンマは、この桟橋の先に郵便ポストがあって…」と、去年と同じことを親切にもまた教えてくれました。
 やがて満足すると、今度は星砂で有名なコンドイ浜へ向かいます。


サム・ペキンパー ギャルを見つめて
宅八スタイルで ご満悦


 沖縄のビーチはビキニギャルが多くていいなあ、ということもなく、掘りたてのサツマイモみたいな赤黒いオヤジが多くて正直キモイんですが、 節前さんはめげずに入水していきました。
 ちょうど引き潮で水深も10センチくらいしかありませんが、ぺちゃぺちゃ水を叩いて満足されたようです。
 今日はこの後、鳩間島で泊まる予定なのであまり時間もありません。レンタサイクル屋に戻ります。


石垣港 鳩間島上陸点の風景
安倍ちゃん来る! ハイビスカス


 というわけで、一旦石垣に戻り、船を乗り継いで鳩間島に向かいます。
 ここは去年まで数日に1本のフェリーかチャーター船でしか来ることが出来ない超秘境だったのですが、 今年から西表行きの高速艇が1日数本立ち寄るようになり、とても訪問しやすくなりました。


鳩間郵便局跡 何を撮るのか節前さん
東シナ海 海を見つめて
撮ります撮ります うまく取れたかな?
海の風景 海と節前さん
気根がキショいよ 亜熱帯ジャングル
ジャングルの小径 撮る節前さん
微笑む節前さん 道路中心
ちょっと疲れてきた節前さん 西表の島影
草食動物のような節前さん 絵になる男・節前さん
読む節前さん 眺める節前さん
パトゥマ・ナカモリ 虹を見つけた節前さん


 とりあえず宿の夕飯まで時間があり、西南海上の島は日没も遅いので節前さんと島一周徒歩の旅に出ます。
 島の南岸を港から東に向かうと学校があります。
 ここもなんかのドラマの舞台らしく、節前さんは「コニタンが〜」とか口走って息を荒くしています。
 しかし、それにしてもわてが浪花の小西だすでハァハァとは、節前さんのあまりの変態っぷりに正直怖くなってきました。
 学校を過ぎるともうジャングルしかありません。草陰のけもの径を逆時計回りに歩いていきます。
 いくつか小さなビーチがあり、直前の台風でたくさんのゴミが打ち上げられていました。


 名も知らぬ遠き島より
 流れ寄るペットボトルようけ


寝起きの節前さん 曇りガラスの向こうは…
煙る節前さん 桟橋に佇む節前さん
節前スマイル 朝の海
鳩間簡易郵便局 寝る節前さん
海と節前さん 鳩間港のすべて
風になびかせて 愛をさけぶ
さらば鳩間島 何度もさけぶ
別れはさみしい 地元んちゅ


 去年直火請福を飲んだくれて斃死したので今年は自重し、さわやかな朝です。
 宿の部屋にはエアコンが強烈にかかっていて、外に出るとカメラと節前さんのメガネが曇ります。
 円鏡の「メガネすっかり曇りなし 料理すっかり食うものなし」というくだらないCMを思い出します。
 今日は簡易局で貯金後、次の旅のためにとっとと石垣へ戻る予定です。
 昨日降り立った鳩間島の港ですが、これがまったく何にもありません。切符売り場はおろか、建築物は一切皆無で、ただの原野です。
 南には西表の島影がけっこう大きく見えています。
 島の風に吹かれて、節前さん38歳独身は何を思うのでしょうか。


 と、いうわけで、この先は 黒島・与那国島編でお楽しみください。