column
コラム
第 2 話
エスティー・ローダーのおことば

<Look for a sweet person . Forget rich.>   「優しい人を探しなさい。金持ちは除外することです。」    これは、かのエスティー・ローダーが、
「配偶者の選び方をアドバイスして」言ったおことばである。           私が大学時代、マスコミの授業を選択して、その先生(マスコミ関係者)がご自分の著書をテキストとして使った。その本をときどき思い出して読み返すのですが、そういった、あとあとまでとっておきたい本がみなさんにもあると思います。 私の場合これがその1冊。 英語と、その訳が書いてあるので、英語での表現の勉強にもなるので、ずっとお気に入り。 話は戻りますが、最近ペラペラとめくっていて、出てきたのがこれでした。 私は、今の自分の立場からいくと、大いにこのおことばに賛成だし、正解だと感じるのです。既婚者のかた、独身のかた、それぞれ、どうお感じになるでしょうか.    よく、ワイドショーで、子供を連れたお母さんがインタビューを受けて、「やっぱり現実には、お金がないと・・・」と言っている。確か、その時期に流行っていたドラマ(何だか忘れてしまったけど)の主人公の女性が2人の男性に翻弄される、とかいう内容だったと思うんですが、愛とお金どちらですか、というような極端な質問だったと思います。
甲斐性無しでも持つ限りの全てをかけて尽くしてくれる男性と、お金はあるけど力のない男性?  番組のまとめとしては、やっぱり既婚者はお金がないとね、という人が多くて、独身組は前者のほう、と。 これは、結婚生活現実を表しているともいえるでしょうが、これを見た時期の私としては、勿論一理あるというか、偏った言い方をすれば、その通り!ということだと思うのです。いわゆる、「恋愛と結婚は別」というのを具体的にしたといいますか・・。  
  いずれにせよ、エスティー・ローダーのことばに興味があるのですが、何歳のときのおことばなんだろう、やっぱりある程度のことを経験した、酸いも甘いも味わった熟年のころかしら、と思うわけです。そして、日本語にするにあたって、<sweet person>が、表現の難しいところ。勿論、優しいという表現が第一候補だと思いますが、単純に、愛しい、可愛らしい、という意味に置き換えるとどうなるでしょう?
それは、自分にとっての好みの風貌、とも解釈できます。女性においては、可愛らしいという表現に、 sweeet をよく使います。私が同時期くらいに読んだ本に、柴門 ふみさんの「恋愛論」があります。当時かなり売れた本なのですが、そのなかで、当時でもやたら納得できたフレーズがあったのです。 それは「毎日目にするものだから顔で妥協してはいけない」ということなのです。 人はだいたい、自分に無いものを求める傾向がありますよね。 ちなみに、私もそうで、昔から好きになるひとは、童顔というか、眼がどんぐりまなこの男の子ばかりでした。そして、私が知るある同級生の男の子は、あまりの自らの童顔さのせいか、好きなタイプはモデルのりょうなど、シャープな眼が印象的なひとばかり。そうそう、私は中学生のときから、少年隊の錦織さんをはじめ、金城 武さん、とにかく自分がついつい魅かれてしまうのは、たれ目で優しい顔の俳優さんばかり。目の前で笑われたら、グラっときてしまうような、いわゆる甘ーいマスクっていいますか。
唯一の例外が、映画やドラマを観てからの織田 裕二さんだけ。「踊る〜」で、内容にハマッてしまった私は、織田さんの役柄に惚れてしまい、本人が好きになってしまって、今年、映画が公開と聞いたときから、(2月だったと思いますが)本当に7月まで楽しみに生活してきました。ホワイトアウトもT・R・Yも観たけれど、やっぱり役柄から感情移入したので、多分好みの顔ではないんだろうなー、などと思いつつ、気が付けば超タレ目の主人と結婚していました。 ちなみに、自慢とかではなくて、主人は本当に、形容詞が「優しそうな人」しかない人で、実際怒ることもまずないんですが、自分は意識して結婚相手を探したのではなくて、気が付けばそういう人を選んでいたわけですよね。主人は、英語で形容するなら、やはり<sweet>なタイプだと思っています。
 根本的に自分の好み、理想には遠くても、少なくとも何年後かにあんまり顔も見たくない、というような顔の人を選んではいけない、というのが柴門さんの見解だと思うし、自分も同意見なのです。既婚者のかた、いかがですか?
ちなみに私は、恥ずかしながら、どう考えてもタイプじゃない人とお付き合いしたことがありました。実はそれは東京に上京して、初めてお付き合いしたひと。東京生まれの東京育ちの、生粋の東京人でした。細長のさっぱり顔で、今となっては、どう考えても好みじゃない。つまり私は東京という場所で、まさに舞い上がっていたんですねぇ。 そうそう、そのひとが、あろうことか昨年の秋ころ、あのクイズ ミリオネアに出場していたんです!もうびっくりして、東京の友達にも電話しまくったんですが、ちゃっかり100万円をもらっていってました。今や彼は、(私より1歳上なだけで)3児の父でした。 こんなことって、ありません? 

関係ないけど、自分のブライダル フェアの時の記念写真?花嫁が いっぱいでした
意外とこういった画像は 撮影を許可されない場合 が多いので、こうして残 せて結構思い出です
主人が今年3月に出席 した、会社の同僚の式。 ドレスが彼女にとても 似合っていました
新婚旅行の映像を振り返っていたら 出てきました、おもしろ写真。 ヘビをえりまきにできた瞬間。 司会者が「Good−bye! Japanese!」と大声で・・・。 感触は、ひんやりしてました。