NEWスキンケアライン 大捜査
強力な新作ラインが続々登場・ どのラインでキレイを確立する?

大作揃いの03年 Autumn &Winter 。 実際に試しました、各社の強力・力作スキンケア。
迷っているかたも、まだ知らないあなたも、是非ご参考に。 地方ライター佐藤、31歳の肌にムチ打って、
口元のニキビの発生にもめげず(いや、実際はめげましたが)、各社の新作を厳しく?公平にリサーチさせていただきました。では、ご覧ください。

クリスチャン・ディオール

ローションと美容液。 日本人女性のために処方されたということで、興味津々。 この2アイテムの共通点は、とにかく浸透力がすごいこと!肌上に一切残らず、一瞬で浸透して、そのテクスチャーにまず驚きます。香りがやや強め。ローションのほうのいわゆる「残り香」が若干強いように私は思いました。 でも、この高級な香りにハマるかたもいるのでしょう、
そして輝く(!)美容液。こちらもとても浸透は自然で、どんどん吸収されていく。まさにエネルギーの注入。キラキラ輝くエッセンスが本当に見た目にも美しい。
 購入のとき、店頭でいきなり、肌の水分量を測定していただきました。あ、これはTVでみたことのある、まるで電子体温計のような・・・と思っている間に測定終了。予想通り、私は潤いが38%未満で、乾き気味。 水分補給が基礎であって、輝きも、弾力も全て、根本は水分にあり、と改めて思いつつ、約2週間使用。そういえば、ほほの下、口元の糸ミミズ状の血管が、見えなくなったような・・・。
 そう、私、血色悪いですから。白いから血管が見えるといいうのもあるけど、実際、赤紫っぽく見える血管は、嫌なものです。といことで、水分を注ぎ込みつつ、どうにか、冬場はマッサージもして、血行の良い肌を目指そう! ということを再度決心した私でした。是非、最低でも2週間使用して、「くすみ」の根源を自分で自覚して、この2品プラスαで(この美容液を使うときになんらかのアイテムでマッサージ効果を得るなどして)血色のいい、冬を吹き飛ばす強い女顔に!

コスメデコルテ
ライトムーヴ
バイタルサイエンス

華麗なるデビュー。そんな雰囲気の、先行発売されたトライアルのキット、「メタボリックプログラム」。こちらは、ライン各商品の中のクレンジング、乳液、化粧液、クリームをたっぷり試せるのに5000円、というお得なキットで8月に発売されました。 隣の画像が、特製のポーチつきのそのキット。

ライトムーヴ ローション(200ml) ライトムーヴ エッセンス(30ml)

まず、<ピュア クレンジングクリーム>。
香りが全アイテム共通で、素晴らしいリラックス効果があると思います。こちら、クリームなので、マッサージを兼ねてクレンジングできるところが個人的に好きです。適度なしっとり感、でも後をひきずらないほど、さっぱりもしている。
 同様に、<ピュア ウォッシングクリーム>も、しっとりとさっぱりが共存できている洗顔料です。とにかく、リラックスできる。メーク落としからこんなにリラックスできるなんて、贅沢という感じがします!言葉で表現しきれないなめらかさです。

そして乳液、その名も<レボリューション>。「改革」ですよ。
 これも、乳液派じゃないかたにも絶対に抵抗なく使っていただけるはずです。「乳液が細かい」(?)なんて表現はおかしいのですが、これはさすが、改革という名に負けないテクスチャーです。
 この新ラインの特徴として、ゴマ発芽エキスという保湿成分を配合しているということなのですが、「いかにも保湿重視」というテクスチャーではないのです。気持ちべたついたり、もしくはそこまでいかなくても、「このテカリっぽいところが、保湿成分ならではなのかなぁ・・・」といういことの多い保湿重視ものとは明らかに違います。その気持ち気持ちよい、アイテムたちの「後味」を考えると、コストパフォーマンスもなかなかのものなのかもしれません。

ピュア クレンジングクリーム

そして圧巻なのが、この化粧液。化粧水のようにさらりとしたテクスチャー
だけれど、ものすごい繊細さと強さを感じられます。 これでもう、かなり
メロメロになってしまいます。 というのも、本当にうっとりする香り。 その
様子は、至福のひとことに尽きます。
  日本人に支持され、愛されるであろう香り。ずっとこの香りで満たされ
ていたい・・・。そんな気持ちにさせてくれます。
 正直、こういった香りに戻ってくるのが、私が日本人たる所以かしら、
などと考えてしまいました。美容液を兼ね備えた、まさに逸品。

「ナイトクリーム V」 こちらが仕上げのクリームです。          
最初に言うことでしたが、このラインの特徴、分かり易くいいますと、肌が生まれ変わる28日周期を待たずして肌を生まれ変わらせる、というもの。
 ここまで使用してみて、そのことばに納得できます。 疲れている肌、ダメージを自覚してしまっている肌に無理なく浸透していき、明らかにお手入れ前より状態を改善させてくれる。 まるで、精神的に参ってしまった一日の疲れを、ひとつひとつのアイテムで一歩づつ確実に解消していってくれる、そんなライン。そのラストを飾る、高保湿クリーム。でも、べたつきはなし。むしろそのさっぱりした香りに驚いてしまうほどです。ヒアルロン酸がこのライン(ファンデーション等も含めて)にはふんだんに使用されていますが、続けられる保湿というのも、ここまできたという印象です。

少量でもつけたそばから 肌が生き返る、ナイトクリームV
ビューティーボルテージ
資生堂
画像はサンプル品になります
久々の20代向けブランドは意識改革?!

10月21日デビューの「ビューティーボルテージ」は5アイテム。
メーク落とし、洗顔料、ローション、そしてクリームが2種類。
 既にサンプルで使用感を試しましたので、資生堂販売店出身(?)の私としては、久々のスキンケアアイテムに本当に興味と期待が大きいです
 というのも、若い世代の肌のストレスやダメージは著しく、アンチエイジングものがかなり充実してきている中、20代女性が将来の肌、勿論今現在の肌のために何ができるか、何をしなければならないかを考えたとき、やはり資生堂には期待せずにはいられません。この不況下、コストパフォーマンスも結局は重要になってきます。

私たちの時代は、オプチューンでした。私も実家の店の都合
で、朝用、夜用、そして肌のタイプに合わせたローションが揃
っていて、フルラインとはいかなくても、それなりに、(トラブル
も特に感じずに)使用していました。そのころはコットンも使用
していなかったし、乳液はほとんど減らなかったのを覚えてい
ます。若いときの肌の再生力とはすごかったなと今更ながら
懐かしむ今日このごろ・・・。でも、時代は変わりました。それも
「ストレス」や、「外気の影響」など、あらゆるものに。

商品はというと、まず「水あめ」テクスチャーのメーク落とし。この
目的は、「保湿」と見た!実際、若い層はメーク落としといったら、
オイル使用者が大半のはず。べたりとしたこのテクスチャー、肌
の上で、軽くならない。オイルなら、肌の上でなじませているうち
に指先がふっと軽くなり、落ちたことがわかる。でもこのアイテム
は、ずっと重いまま。いいかげん時間的に大丈夫だろうと思って
すすぐと、なるほど、汚れの落ちるのが目で見える!これはオイル
では味わえないこと。(オイルといっても色々ありますけど)こちら
も泡になるわけではないけれど、手の上でメークが落ちたこと、
そしてすすいだ後のしっとり感を実感してほしい。なるほど、だから
「水あめ」なのか、と納得!
 そして洗顔料。こちらはゆるゆるの乳液のよう。少なめの水分で
泡立てると、コシの強い泡になっています!泡自体が固いのでは
なくて、コシです、コシ。とろとろだったのに、こんな泡に!という
感想を持つはず。

このクリームを愛用して、絶対乾かない、 キメのある体力肌をつくっていこう!

 「とろみローション」ときいていたので、かなりそのとろみを期待したのですが、実際はそんなに固いとろみでは
ありませんでした。コットンの上では確かにエッセンスのような固さに見えるけれど、肌ではすぐに水分になって
浸透。浸透力もかなり優秀と見ました。 ここで、リラックスして、ハーブのような独特の香りを楽しみましょう。これまでになかった、控えめだけれど「効く!」と感じる香りですよ。
 そして、私が感心したのがクリーム乳液!特に、クリームをつかったことがないという皆さん、是非。この「リチャージ」という、寒天クリームは、これまでのクリームというイメージを払拭するはず。 肌の上で、ぷちぷちと音を
たててなじんでいく。そのさっぱりしたテクスチャーに感動! 「ミルク」のほうは比較的ゆるくて、乳液に近いけれど、やっぱり乳液とは違う、これまでにない感触。きっと、これなら使い続けることができるはず!これまでの
クリームに対するイメージを捨て、肌にフタをすることの大切さを知って、習慣づけていっていただきたい!

寒天クリームは圧巻! クセになる使用感。きっと クリームが好きになる!
くすみの原因・血行を改善すべく、 工夫して使いこなしたい!
エクシア AL
アルビオン

 スキンケアからベースメークのアイテムまでが、満を持してデビュー。
8月25日の発売日前に、1品以上予約するといただけた、「フォーモスト
コレクション」が、隣の映像。メーク落としからクリームまでをお試しできる
キット。 私は、キットには入っていない「クリーミィ クレンジングクリー
ム」を予約して、キットをいただき、試しました。

クリーミィクレンジングクリーム

 まず、クリームのメーク落とし。通常だと、どうしてもこってりしがちなイメージのあるクレンジングクリームですが、その名のとおり、クリーミィです。食べられそうな
(?)おいしそうな白いクリーム。さすがに考えつくされていると感じました。ちょうどいい固さなのです。そのテクスチャーは、洗練された柔らかさ。オイルやミルクでは味わえない、クリームによる効果というものを改めて感じさせてくれます。実際、オイル全盛の昨今ではありますが、冬場を迎えるにあたって、これからはクリームでマッサージしようという気になってしまいました、私です。
 そして、オイルタイプの「メルトクレンジングオイル」なのですが、実はこちら、実際はジェルです。オイル、といわれても納得できないほど、ジェルです。というわけで、私としては<ジェルオイル>とさせていただきたいと思います。使用感は、 自分の肌の凹凸(ざらつきやまつげ、眉毛の感触さえも)を指先で感じなくなるほどに、するすると肌上で自分の指先が踊る! すべる!

 なんとも贅沢な洗顔を終えたら、なんといってもアルビオンさんの専門分野!そうです、乳液タイムです。
 こちらはオイリー〜ノーマルスキン用の「モイスチュアライジンブミルク T」。(私は本当はドライよりのノーマルなのですが)既存商品、エクサージュホワイトのミルクと比べたとき、更にしっとり度が高く、肌内部に瞬時に届き、とどまり、肌の外側には全くもどらない。ひびかない。「これほどやわらかいの?」というほどのやさしさ。首にもそのまま使いましたが、残りでなじませただけとは思えないほど、とにかくしっとりとして、スキの無い肌になりました。

そして化粧水。使ったのは、その名もすごいのですが、「リフティングローション」!肌が持ち上がるんですよ、ローションで。弾力がすぐに感じられるのです。乳液のあとということもあって、もっちり!の肌に。テクスチャーはかなりさっぱりしています。でもこれまでの段階で柔らかかった肌が、イッキに、まさにリフトアップ!!一度ゆるませて、いっきにハリを与えられる、その工程に驚きっぱなしでした。

 セット内容の最後、「リカバリィクリーム」。真っ白なそのクリームは、高密度と軽さが完全に共存した、究極のテクスチャー。
 だから、まずべたつきというものは全くありえないのです。つけたそばからとにかくハリを瞬時に実感。すごいハリです。完全に肌内部に押し込まれて、外に何も出てこない、残らない。毛穴さえも見えなくなっていました。完全に肌がシールドされたという感じ。まるで、時間が経つほどにどんどん顔が小さくなっているかのような錯覚さえ覚えました。もう、感無量。

そして洗い上がりも究極。スッキリと、しかも本当に素早く洗い流せるし、当然、スッキリとしっとりを両立しています。

シュウ ウエムラ
お肌が筋肉質になる?

 こちら、お試しのミニサイズとして先行発売された2500円のセット。日数的には多く使えるわけではないけれど、テクスチャーといい、使用した効果も分かりやすかったです!
 というのも、ジェル状のローションをはじめとして、どれもかなりかためのテクスチャー。 個人的には、正直、大好きなんです、こういったべたつきが全くないものって。
 まず、「コスメティックウォーター」。このラインのウリである
βーグルカンを配合、このあと使用するアイテムの浸透も助けるという、かなり固い(!)ローションです。というか、美容液のほうがさらっとしています。

 そしてメインの美容液。「ベータジー レインフォーシング ブースター」!これ、フリーズドライで固めてありまして、一緒についてきた水(勿論付属のものです)で溶いて使用するというもの。βーグルカンをナノ化したという高技術!使用感ですが、見た目のさらさらっぽさはなく、実際はけっこうしっとり系。一気にしっとりになってしまいます。少量でもかなり潤いました。
 次が「エマルジョン」。乳液状の美容液ということですが、これがナイスです、じわじわ、ぷちぷちと音をたてて肌に浸透。固めでクリームに近いので、浸透の様子が分かりやすい一品です。しみこみがわかるって、実際使っていて気持ちがいいものです。
 最後は「レイン フォーミング ジェルクリーム」。なぜかこれだけ、香りがするのです。クリームだけあって、それなりの固さがあります。一品一品をゆっくり使用すると、テクスチャーの、本当に微妙な違いも分かるのですが、それにしてもトータル使用で感じるのは、肌がかるで筋肉質になったかのようなハリ。弾力が出る、出る!
 で、やはりテクスチャーの固さ、さっぱりさもさることながら、肌が立て直されたということを実感。使ったそばから感じられるし、美容液だけの単独での使用でもこの効果がえられるということらしいので、ゆるゆるの肌が気になって・・・というかた、久しぶりに自分の肌のハリを実感するために、思い出すために、いかが?

ベータ ジー レインフォーシング ブースター
ハイドロエナジスト
ボーテ ド コーセー
メーク落としから早くも保湿している!

 当然、秋冬は保湿。その爽やかなパッケージデザインからは想像でき
ない位に保湿が徹底しています。
 最初に試したのがメーク落としクリーム、「クレンジングクリーム」。なんと、
繊維入りなのです。試したところ、重い!というのも、その繊維(マイクロファ
イバー)ならではのことなのです。BAさんも、私に使用感を訊いてきて、私
は本当に初めても面白い使用感に、長々と感想を述べてしまいました。

 いつまでなじませても、指先が軽くならないのです!
それで、ついつい3分間以上もなじませていました。
 でも、当然ながら、そんなに長いことなじませる必要
はないそうです。洗い流してびっくり、クレンジングした
あとの保湿感も、これほど実現できるの?というほど
それはそれはしっとり。しっとりを通り越した感さえあり
ました。重さは気にせず、普通の時間で普通にマッサ
ージして、メークをオフしてください。

続いて、「ウォッシングリキッド」。洗顔料です。こちら
のテクスチャーは、軽いジェル。特に洗顔ネットで泡
立てなくても、みるみる、なじませるほど泡が細かく
なっていきます。クレンジングのほうに見られた重さ
は一切なし。香りも実に爽やか。豊かな泡を洗い流
すと、肌の上を指先がするりと滑らないほどにしっと
りしている! もう、しっとりを越えているという感じ。
既に保湿成分が肌内部に存在している・・・。

さて、いよいよ化粧水です。「ハイドロエナジストローション」は、コストパフォーマンスを誉めてさしあげたい!200mlで3500円は良心的だと思います。ヒアルロン
酸を含み、それが角質層奥深くで引き込まれる。肌に角質が厚く残っていると、
ちょっと肌表面に残った感じがあるけど、その場合は手のひらでプレス。(私は慌てて、翌日角質ケアをしました。)角質がちゃんとケアされていれば、もう使用感
は文句なしです。

 お次は乳液。この乳液、乳液の本来の役割、いわゆるフタをするという仕事にとどまらず、つまり、そのフタの内部にもはたらきかける、というもの。フタの内と外、両方から潤わせる。

美容液、「ハイドロエナジストセラム」。このテクスチャーは、やめられない。というのも、これで本当に潤うの?というくらい、さっぱりしずぎだから。手にとると、本当にさらりとして、淡白なジェル。それが肌の上で、あっさりとリキッドに変化します。そして、これは感じることはできないけれど、更に肌内部で再びジェルに変わるのだそうです。それにしても、本当に軽いジェルです。

 仕上げは、クリーム「ハイドロエナジストクリーム」。これがまた、テクスチャーを誉めたい!クリームじゃないでしょ、これ、ジェルでしょ、と言いたくなるほどのみずみずしさ。でも商品名には、「保湿油性クリーム」とあるんです。
 それにしても、やっぱりジェルでしょう。クリームというには軽い。でも、保湿の効果は抜群!当然、使用し続けることができるんです。
 これだけ爽やかなテクスチャーにしていただいたからには、使うしかない!
どんなにべたべたが嫌いなひとも、続けることができる。そう言いきれるお見事な使用感のライン。価格と使用感、こんなに若い世代にとっつきやすいものにしていただいたんですから。

ハイドロエナジストセラム
ハイドロエナジストクリーム
ハイドロエナジストセラムを 購入していただいたキット。 クリームはついていません。
乳液「レボリューション」
化粧液「メタボレーション」
ハイドロエナジストローション