このサイトをご覧いただくにあたって

初めまして。私は美容ライター、佐藤 亜岐子と申します。
このホームページは、私が02年にひょんなことから美容おと健康に目覚めたことから製作を始めたものです。そのいきさつは下記のようなことだったんです・・・。

 私が、自慢のつるつるタマゴ肌だったのは結婚直後まででした。 というのも、大学生時代も、就職して茨城で事務員をしていた数年間も、二言目には「色、白いねぇ。」と言われて、得意満面。まさに、若さにかまけて「私って色白だし、肌もじょうぶでトラブル知らずだしぃー。」と大きな声で言えた私でした。
 結婚式の写真だって、それはそれは色白の美しい肌・・・。ドレスが映えるうっとりスキン。それが私だったはずなのでした。02年の暮れまでは・・・。
 そんな私が、ある日気がついたのです。
「あれ、私ってこんなに浅黒かったっけ?!]なんだか、自慢の白肌が、白くなくなってる・・・?)でも、日焼けしたわけでもないし、何もトラブルがあったわけではないし。そんなバカな!・・・でも、鏡の中の私の肌は確かに、以前のそれとは違っていたのです。これって、なんなの?これが、お肌の曲がり角なの?
だって、鼻のアタマがテカるっていう私の悩みは、25歳のときに出て、コスメによってちゃんと解決しているし。でも私ももうすぐ30歳。これ、第二次お肌の曲がり角とでも言うのかしら・・・。
 そう、一体なんなのか、原因も分からないこの肌の黒ずみが、もしかして大人の女性になった証拠なのかもしれない。そう思ったものです。
 そんな私のまず最初の「目からウロコ」体験。それは、私が主人と遊びに行った仙台の三越百貨店の化粧品カウンターでのことでした。
 その日は、資生堂の「スキンビジオム」という機械を使っての、肌診断の強化週間だったもよう。この機械は私が現在でも定期的に肌診断をしてスキンケアの指南としている超・ハイテクな機械なのです。のちのちも私のスキンケアのお話に出てきますので、この「スキンビジオム」という機械の名称を少し、アタマの隅に留めておいてください。
 このスキンビジオムとは、肌の<ハリ・透明度・水分・脂分・ターンオーバー(角質など)>というあらゆる角度からの点数づけをしてくれるのです。そして「A」を最高の肌状態として、B、C、D、E、Fと格付けしていくのです。
 私がこの機械を三越百貨店で目にしたのは初めて。そもそも、地元の百貨店にはこの時点では常時置いているわけではなかったので、まだ珍しかったのです。勿論、私は自信満々でチェックを受けることに。そしたらなんと!水分は足りないし、何といっても「角質」という、余分な古いモノが多く蓄積されている、ということが分かったのです。
 私が角質との戦いに目覚めたのは、今にして思えばこれが最初でした。今でこそ「角質」ということばは私にとって、逆に得意な分野となりましたが、これが最初この段愛では非常にやっかいな、取りたくても取れない不思議なモノだったのです。 
 この角質が、私の最大にして最初の「敵」になりました。
 角質除去のために地元の百貨店で購入したのは資生堂の最高峰ブランド、「クレ・ド・ポーボーテ」の角質除去をできる美容液「セラムエクラ」という商品。これを購入するのには非常に勇気が要りました。だって、75mlで一万円なのです。高い買い物ですよね。でも私はこれに賭けてみようと思い立ったのでした。
 しばらくして、この美容液を使用して2本目。2本目の中間くらいでした。明らかに肌が明るく、というか白さを取り戻している。地元百貨店のBCさん(資生堂のビューティークリエイターさんのことを今後BCさんと略していきます。)にも、「肌、明るくなりましたね!」と声を掛けてもらったのがこの頃。まさに、角質除去が成功している証拠でした。角質というのは、(別ページ・「角質のおはなし」でも詳しく解説しています)いわば循環させるもの。本来の若く、新陳代謝が盛んな体のように、要らなくなったものが自然と離れていって、下から新しい新鮮な状態のものが押し出されるように、いい回転をしているのが普通。これが、年齢を重ねると鈍ってくるため、角質がどんどん重なって黄色がかったくすみになります。わたしのように重層化していた場合、白いはずの肌色が黒っぽくなって見えることも!そして、古い角質は水分を抱え込むことはできません。だって、「カス」なのですから。このカスを優しく、定期的に取り去ることが、美しい肌への第一歩となるんです。
 ちょっと熱が入ってしまいましたが、こうして私は、ちょっと高くついたものの、角質除去の方法を取得し、今日も角質を溜め込まない肌になりました!でも、ひとことで角質といっても、ニキビとの関係や、めったにないことではありますが取り去りすぎることなど、気をつけなければならない点は多くあります。他のページでは私の最大のテーマ、ニキビにも多く触れていきますが、角質問題はニキビ問題でもあるんです、というわけで、次にきたのが「大人のニキビ」。今度の私は、婦人科の問題まで巻き込む災難に・・・。ちなみにこの年は、前厄でしたが・・・。
はじまりは、角質だった。
「角質のおはなし」のページへ
にきびなのに婦人科に行く?!

 今度は、大人の女性の多くが悩む「ニキビ」が大きな分岐点に。
 私がいつのまにか口元の大量のニキビに悩み始めたのは、02年の夏ころでした。せっかく仲良くなった資生堂のBCさんにも相談して、ニキビケアもしているのに、一向に改善しない・・・。どうして?!こんな状態では、ニキビ自体がストレスの原因になってもいるはず。でも、とにかく良くならない。いいかげんに、近所の皮膚科に通院することに。そこで処方されたのは、「ミノマイシン」という、脂分の分泌を抑える効果のある抗生物質、そして漢方薬。それからアクアチムローションという、メジャーな外用薬。ニキビが普通のものなら、これで結構キレイに治るわよ、なんて調剤薬局のかたにも言われたほどなんです。
 が、3ヶ月という期間を、年末年始を含めて過ごしたけれど効果はほとんどなし。食事だって、注意しているのに・・・。はっきりいってこのあたりは、毎日ストレスであり、半泣き状態。どうして、と絶望する一方で、私はこんなトラブル、これまで起こしたことがないのにと疑問の日々。年が明けて、約2ヶ月。地元盛岡のフリーペーパーで、排泄美容のエステティックの広告を目にしました。数千円が、2千円で施術を受けられるとあって、早速予約して行ってみることに。
 そこは、なんだか予想していたのとは違う雰囲気。いきなり、年齢をきかれて不妊治療的な話をされるし、ついには夫婦生活のことまで。正直、憤慨もしました。(勿論顔には出しませんが・・・。)でも、初めて言われたこのひとことが、私のニキビ肌の運命を変えることに!
「口の周りのニキビってねえ、婦人科の病気と関係がある場合があるのよ。」
 これは、初耳。だって、口の周りって、どっちかというと胃腸の病気と関係があるのでは?!そういう一般的な知識でいつのまにか自分の考えが固まっていた・・・。
 非常に複雑な気持ちで、私はエステを後にしました。そして、たまたまではありますが、間もなく、某有名エステサロン(というよりは化粧品と一緒に施術技術を売りにしている企業さん)にも、お試しで行くことに。そこのかたにも、口元のニキビの婦人科の病気との関係があるということを指摘されたのです。
 私の決意が固まりました。
 すぐに私は、皮膚科の先生に「○○医院(市内でも有名な、近所にある産科・婦人科)に紹介状を書いてくれませんか。」とお願いしました。そして翌日、婦人科へ。

「卵巣が10センチに腫れているよ。」

 婦人科の先生が言った言葉に、私は絶句しました。「はぁ」と答えるのが精一杯。そうなんです。私の片方の卵巣が、本来ならアーモンド大くらいの卵巣はが、10センチほどに腫れているというのです。
 これは、このときちょうど、歌手の宇多田ヒカルさんも同じ手術を受けたということで話題になっていた、「卵巣のう腫」という、良性の腫瘍。確か彼女はこのあと二十歳で結婚をされましたが、手術、治療(ホルモンを注入する治療で、私ものちにやってみましたが正直辛い治療です。)を経て、精神的に痛手となったであろうということは容易に想像がつき、早い結婚もそんな事情がすこしはあったのでは、と個人的に感じました。
 緊急を要するものではありませんので、手術は約2ヶ月後に決定しました。でも、これからの私は、ニキビが徐々に軽い症状になっていきました。
 入院は、10日間たらず。しかも、手術前は片方の卵巣をとるという予定でしたが、実際はとることなく、卵巣はどちらも残せました。悪いところが大きく腫れていたので、その部分のみを切断。でも、下腹部をヨコに切って開けたので、キズは残りました。10センチという大きさからいくと、切ることは避けられなかったのです。手術じたいも初めてだし、ある程度の長期の入院も初めて。私にとってはほんとうに貴重な体験となりました。そして、退院をするころには、私の口元のニキビは完全にひいて、入院ちゅうの熱心なスキンケアも功を奏してか、見違えるほどにきれいな白い肌が戻りました。
 でも、ニキビと卵巣のう腫との関係は、婦人科の先生には否定されました。確かに、のちのちにホルモンバランスをみるために測った基礎体温などからいっても、直接の関係はなさそう、という結論に。でも、ニキビに関しては、本当に奥が深くて、私自身も他人にアドバイスをすることじたいに疑問を感じるほど。はっきりいって、「これがニキビの原因だ」なんて、図々しく指摘することはできないのです。私が現在も通う皮膚科の先生も、「40年、ニキビの治療に携わっていても、これが原因だと決定することはまずできない。」とおっしゃいます。
 そんなわけで、だからこそといいますか、私は美容ライターとしてこれからもニキビと戦いつつ、より掘り下げて研究していこうと考えています。
 ニキビに悩むかた、問題はニキビなどではないのかもしれません。本当の敵は、もっと違ったものなのかもしれませんよ。私自身も、ほぼ完治した状態とはいえ、今でも定期的ににきびには悩んでいるのが現状であり、事実です。さぁ、みんなでニキビを撲滅すべく、勉強していきましょう!

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