Photo Gallery
ここは楽園 T's Island



健康法


”腸は脳よりかしこい”


腸をダメにする習慣、鍛える習慣 ~腸内細菌を育てて免疫力を上げる30の方法~ (ワニブックスPLUS新書)

腸をダメにする習慣、鍛える習慣 ~腸内細菌を育てて免疫力を上げる30の方法~ (ワニブックスPLUS新書)


(略)腸を鍛え、そこに棲む細菌たちを元気にしてあげれば、宿主である人間も元気になれるのです。
(略)腸内細菌は、病原菌を排除し、食物を消化しビタミンを合成しています。人が幸福感を覚えるとき、脳内はドーパミンやセロトニンといった「幸せ物質」が分泌されます。その前駆物質を合成して脳に送っているのも、腸内細菌です。また、人が病気にならないために、体内では免疫が常に機能していますが、免疫の働きは、およそ70パーセントを腸内細菌が築いています。(略)(「はじめに」より)
(略)地球上に最初の生命が生まれたのは、今から約40億年も前のことです。生物が最初に持った臓器は腸でした。脳ができたのは、約5億年前だと推定されています。 生物は、歴史上8〜9割もの期間を、脳を持たずに生きてきたのです。
(略)腸は人類が人間に進化する以前の古い歴史を知っているので「人間の体はこうなっている」と熟知していますが、大脳皮質は人類の進化とともに発達してきた臓器なので、人間の体を熟知できていません。 人間もまた、歴史の浅い脳をうまく使いこなせていないのです。だからこそ、私たちは脳に簡単にだまされ、脳をだましてしまうのでしょう(略)(本文より)

東洋医学の「体の中心は臍下丹田」という考えや、最近の体幹を重視するトレーニングにも共通するものがあるように思います。




”夜船閑話”


夜船閑話・薮柑子 (禅の古典 (10))

夜船閑話・薮柑子 (禅の古典 (10))


この本は白隠禅師の夜船閑話を現代語訳したものです。
夜船閑話は、白隠が禅僧たちの厳しい修行の中で起きる禅病を克服し、修行を成就させるため、病気恢復・健康法をわかりやすく物語にして説明したものです。
その方法が「内観の秘法」です。 作家で禅僧の玄侑宗久氏も五木寛之氏との対談「息の発見」の中で、これに助けられたと語っています。
西洋医学の投薬や切る対症療法でなく、やはり東洋医学の気とか息の考え方は未病につながるのだと思います。
以下「内観の秘法」抜粋
まずぐっすりと一眠りして目を覚ますがよい。
まだ眠りにつかず、まぶたの合わない前に、長く両脚をのばし、強く踏みそろえ、身中の元気をへその下の下腹、腰と足、土踏まずに充実させ、次のように観念しなさい。
1、我がこの気海丹田、腰脚足心はすべて自分の先天の本性である。この先天の本性にどうして鼻孔があろうか。
2、我がこの気海丹田はすべて自分の本来の故郷である。この本来の故郷に消息たよりなどあるべきはずがない。
3、我がこの気海丹田はすべて自分の心であり、その心は即ち浄土である。我が心をはなれて別に浄土の荘厳はない。
4、我がこの気海丹田はすべて自分の身の中にある弥陀である。我が弥陀である以上、別に自分以外の弥陀が法を説くはずがない。
このように繰り返して観念してみよ。観念の効果が積もれば、身全体の元気が知らない間に脚、腰、土踏まずの間に充足して、臍下丹田がひさごのように張って力が満ちあふれ、篠打ちしない鞠のように固く張りつめるであろう。
このように専一に観想しつづけて、五日、七日ないし二、三週間も経過すると、今までの五臓六腑の気の病がすっかり治るであろう。
もし病が治らなかったらこの自分の頭を切り取ってもよいぞ。


トップへ戻る

Copyright (c) T's Island Ltd.