東人の出戻り浜生活/関東の四国/関東の四国(1)
関東の四国(1)
新橋駅南口、蔵前工業会館1階にある香川・愛媛のアンテナショップ。
香川・愛媛の物産展などが開催されている。
2階には「かおりひめ」(香川の「香」と愛媛の「媛」で「香媛」)というレストランがあり、瀬戸内の名物料理がメニューに並んでいる。
【関連URL】
香川・愛媛せとうち旬彩館
愛媛県に居た頃は至るところに伊予銀行の支店があり、便利な銀行であった。
小学校の費用の引き落としも伊予銀行が指定銀行になっていたため、口座を開いた。
その他、携帯電話料金などの引き落とし口座などになっているため、引っ越しても伊予銀行の口座は持ち続けている。
住所変更の手続きのため、伊予銀行の東京支店に出かけた。
東京の日本橋の交差点角に懐かしいマークの伊予銀行があった。
銀行の中には、伊予銀行らしく「愛媛温故紀行」(平成15年 財団法人えひめ地域政策研究センター編)という本が待ち時間での閲覧用に置かれていた。
東京には他には新宿に支店があるようだが、この2店舗が関東にある伊予銀行の全支店となる。
「讃岐うどん」の看板を掲げたうどん屋は全国にあるが、本場の讃岐うどんの雰囲気を再現したうどん屋は見たことが無い。
どこも、きれいな店であり、価格も高めに設定してある。これが讃岐うどんと思われては困るような店ばかりである。
本場の讃岐で、行列ができるような店は・・・・
(1)意外な場所にある。
(2)製麺所を兼ねている店が多く、お世辞にも立派な店とは言えない。
(3)価格が安い。
(4)セルフ方式の店が多い。
セルフ方式とは、うどんの種類と量を注文し、天ぷらなどは自分で選び、最後に会計する方式の店である。うどんの注文の仕方も、熱熱(あつあつ)、冷や熱(ひやあつ) などと、うどんの温かさとだし汁の温かさを指定する。また、だし汁を自分で注ぐ店もある。薬味のネギが無くなると、客が裏の畑からネギを採ってきて刻んで使う店もある。
そのような意外性の発見も讃岐うどんの醍醐味の一つになっている。
そんな讃岐うどんを再現した店は他県では見たことがない。
東人の新居浜生活讃岐うどん参照
四国にも、セルフ方式のチェーン店がいくつかある。味は落ちるが、讃岐まで行かなくても安いうどんが食べられるのではやっていた。
セルフのチェーン店で全国展開している店があり、行ってみた。
行ったのは浅草店で、東武浅草駅の前のケンタッキーフライトチキンの地下にあった。
昼時であり、行列ができていた。行列の原因は、作る側の手際の悪さ、客のセルフ方式への不慣れな点にあると感じた。
店はやや狭く感じた。
うどんは、讃岐うどんのコシがあり、懐かしく感じたが、天ぷらなどのトッピングは小さく、トッピングなどを含めるとやや高めになるように設定されていた。
このような店ではあったが、「讃岐うどん」の看板を掲げた高級うどん店に比べれば、讃岐うどんに近いうどん店である。
【関連URL】
はなまるうどん ホームページ
電車の車内広告の中で、JRの観光PRもよく見かける。
ペーパーラジオと言われる車内広告にて四国観光のPRがあり、見入ってしまった。
2003年10月1日〜12月31日までの期間、「四国デスティネーションキャンペーン」を開催しているとのことで、四国各県の秋祭りを紹介していた。
金比羅宮例大祭
美馬町の獅子舞
土佐の神楽
西条祭り
四国の中でもあまり知られていない祭りもあるが、このような祭りがあったこと、また、愛媛県では新居浜の隣の西条祭りが挙がっていることで興味を惹かれた。
【関連URL】
デスティネーションキャンペーン
通勤で利用している駅の改札出口にて、こんなシールが貼られているのを見かけた。
改札を通り過ぎる一瞬の間であるが、目に留まった。
改札を出てからも、金比羅さんの何がスゴイのか、疑問に思いながら歩いていた。
他の人も同様に感じているだろう。
正直な話、四国に住んでいながら、金刀比羅宮の近くまで行っても、石段を上がってお参りをしたことは無かった。
金刀比羅宮に続く石段の長さがスゴイのだろうか?。
スゴイものを見ずに関東に戻ってしまったのだろうか?。
何がスゴイのかの答は金刀比羅宮に行ってみて見つけ出すものだろうが、何かと気になるキャッチコピーである。
2004年の9月に、通勤で利用している駅の改札出口に、こんなシールが貼られているのを見かけた。
しあわせさん。 こんぴらさん。
一年ほど前には「とにかく スゴイ こんぴらさん」のシールが貼られたことがあったが、1年に一度、金比羅さんの広告を出すのだろうか?。
幸せな人に金刀比羅宮に来ることを呼びかけているのだろうか?
金刀比羅宮に行けば、幸せになれるということだろうか?。
あるいは、多くの人が来てくれると、金刀比羅宮が幸せということだろうか?。
山の木々をバックに、やわらかい平仮名が並び、都会の喧噪の中での清涼剤となっていた。
駅の改札口のシールは、約1週間で別のものに変わっていた。
2004年12月1日より、羽田空港の第二ターミナルビルがオープンし、全日空の便は第二ターミナルから発着するようになった。
全日空の飛行機で出張することになり、出発を待つ間にターミナルビルを見て回っていると、50番台のゲートに通じる通路で「しあわせさん。 こんぴらさん。」の電飾板を見かけた。
この辺りから、四国行きの便が出るのだろう。
羽田空港の第二ターミナルビル内で、
「しあわせさん。こんぴらさん。」
の電飾板と並んで、
「時速10kmの世界に おいでんかなもし
坊ちゃん列車の走る城下町」
という松山の観光案内が設置されていた。
さらに、
「ようこそ 観光 ・ 健康 ・ 信仰 の讃岐路へ」
と書かれた 讃岐うどん のカトキチの広告も並んでいた。
ここは、もう四国の入口となっていた。
その後の2005年6月に羽田空港に行くと、「こんぴらさん」の電飾板は、
見どころ
いっぱい。
こんぴらさん。
となっていた。
2005年の9月にも、東京都内のJR改札口に金刀比羅宮の宣伝シールが貼られていた。
今回は、野鳥の写真をバックにして、
「見どころいっぱい。 こんぴらさん。」
2003年は「とにかく スゴイ こんぴらさん」
2004年は「しあわせさん。 こんぴらさん。」
毎年、9月に金刀比羅宮が東京に宣伝を出している。
金刀比羅宮は文化財の宝庫と言われている。
「見どころいっぱい。 こんぴらさん。」の意味はこれまでのものよりわかり易い。
野鳥をバックにしているのは、文化財だけではなく、自然環境も見どころであると強調したいのだろうか。
「見どころいっぱい。 こんぴらさん。」のキャッチッコピーは、少し前から羽田空港の電飾板でも見かけていた。