千貫櫓(奥)と多聞櫓(手前)
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重要文化財 千貫櫓
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大阪城の大手口を守る重要な隅櫓の一つで、元和6年(1620年)に創建されたもので、昭和36年(1961年)の解体修理の際、土台の木材から「元和六年九月十三日御柱立つ」の墨書が見つかり、この建物の棟上げ式の日がはっきりした。
現存の城内古建築物の中で乾櫓とともに最も古いものである。
名称の由来については織田信長軍の石山本願寺攻めの時、一つの隅櫓からの横矢に悩まされ、あの櫓さえ落とせるなら銭千貫文与えても惜しくはないと話し合ったというエピソードが伝えられている。
■構造形式/二重二階本瓦葺
■面積/一階 199m2 二階 143.32m2 延 342.32m2
■昭和36年解体修理
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