東人の出戻り生活/巷で見つけた変なもの/巷で見つけた変なもの(2)
島根県にある石見銀山の大森という地域には、江戸時代の街並みが保存されている。
家々には「虫籠窓」といわれる格子窓が造られている。
そんな江戸時代の街並みの中にあったのが、この自動販売機。
普通の自動販売機であるが、街並みの景観に合わせて、このような装いで置かれていた。
岡山駅の新幹線連絡改札口の近くで、ハルウララ関連グッズを売る店ができていた。
ハルウララとは、高知競馬場で連敗記録を更新中の競走馬として話題になっているが、四国の入り口の岡山駅で、高知のハルウララ関連グッズを売るとは、商魂の逞しさを感じる。
また、この場所には、2003年には「宮本武蔵」の店なるものがあったが、NHKの大河ドラマが終了した後には、その店も無くなっていた。
そのころ売られていた、愛情弁当「お通の気持」や「剣豪 武蔵弁当」も見かけなくなった。
飲食店の前にこんな看板があった。
「おやじが創るおふくろの味」
どのような「おやじ」が作っているのか知りたくなる。
割烹着を着て調理しているのだろうか?。
この店の家族にとっての「おふくろの味」は「おやじの味」なのだろうか?。
これも逆さ看板。
東京の日本橋付近の飲食店前でこんな看板を見つけた。
「肉焼いしいお」
ここの焼肉は美味しくないのだろうか?
店の名前も「時代遅れ」と書いてあった。
ここの建物はやや古い風格のある建築物であったが、それが時代遅れなのだろうか?。
近所の本屋の看板では「本」という字が逆さまになっていた。
この本屋は古本屋で、本の買い取りもしている。
売るだけでなく、買い取りもしているという意味で逆さまになっているのだろうか?。
JRの駅にある売店はキオスクといわれているが、この語源はロシア語の小店という意味の言葉からきている。
最近は、駅のキオスクもコンビニエンスストアのような NEW DAYS というものに変わりつつあるが、東京駅にはGIOSKなるものがあった。
読売ジャイアンツのグッズを売る店のようでもあるが、普通の新聞、雑誌や飲み物なども売られている。
ジャイアンツファンは引きつけるが、この店には近づきたくもない人も居るだろう。
熱狂的な巨人ファンであるかどうかを見極める「踏絵ショップ」とも言えるかも知れない。
このGIOSKの全国展開は難しいだろう。特に大阪方面では・・・。
東京の上野駅近くを歩いていて、こんな看板を見かけた。
土産物に「ゴリラの鼻くそ」なるものが売られていた。
中身は黒豆薄甘納豆らしい。
奈良公園の土産物屋では「鹿のふん」という豆菓子が売られていた。
「ゴリラの鼻くそ」と「鹿のふん」、どちらが美味しそうな名前だろうか?。
【注】ゴリラの鼻くそホームページによると、製造/販売元は島根県の店で、全国の動物園やテーマパークで売られているそうだ。
奈良には他にも「大仏さまの鼻くそ」なるお菓子があるそうだ。
2002年に商標登録していたものであるが、東大寺の異議申し立てで商標取り消しとなったとのこと。
米菓子を固めて黒砂糖で包んだ、直径7cmの球形のお菓子で、販売は続いているという。