燻製って何だろう 

友人が作ってくれたニジマスの燻製 スーパーで見つけた手ずくりベーコン。  

                              

それが市販であれ手作りであれ燻製はそれを口にした私を虜にしてしまった不思議な魅力を持っていました。今までに食べてきた料理と違う、独特の香り、風味、自然の味、あるいは田舎の味とも感じるナチュラルでワイルドな味わい、これが自分で作れたらどんなに素晴らしいことだろう。

                                   

燻製は、いったんはまってしまうと、これほどいろいろな楽しみ方がある料理法はないのでしょうか。素材を吟味する、スモーカーに凝る、燻煙材を考える、スパイスに凝る、それぞれが趣味の世界であり、一朝一夕には極めることのできない深みを持っているのではないでしょうか?私はまず、釣りとスモーカーに凝ってしまいました。

                               

いったん凝り始まると、よりおいしい燻製を目指したくなるのが人情というものです。始めたころはビギナーズ・ラックもあって上手にできた燻製が、凝れば凝るほど、工夫を試せば試すほど、失敗と失望の連続になることもあります。

                                     

燻製は手間をかけること、苦労すること、すべてにこだわること、そうした行いが燻製をより魅力的なものにしていくのではないでしょうか。出来上がりの満足度は、味そのものよりも労力に比例するとも言われます。だからだれにでも楽しめるし、何年も続けられて飽きないのではないのでしょうか。