Last Update 2002.11.02

2002
ここでは秋田の高校野球関連のニュースを紹介します。


2002.11.2

《あっという間に秋ですね》

大宮に長期出張してからはや5ヶ月目。私もかなり仕事が忙しかったし、アパートでのインターネットをやる環境が整っていなかったのでなかなか更新できなかったんですが、その間に夏の予選や甲子園、秋季大会と開催されあっという間にオフシーズンになってしまいました。
私がこの時点で知っている、秋田県関係の野球情報を簡単に紹介します。
ヤクルト石川 セ・リーグ新人王!
 ヤクルトの新人、石川雅規(秋田北中−秋田商業−青山学院大)が今年のセ・リーグの新人王に輝いた。秋田県出身者のプロ野球新人王は初の快挙だ。 今年の石川投手は、開幕から唯一、ヤクルトのローテーションを守りきり、29試合に登板して12勝9敗0Sで防御率3.33という成績も申し分ない。シーズン終盤まで横浜の2年目吉見と新人王を争ったが、最終に勝ち星と防御率も吉見を越したことで新人王は確実視されていた。石川投手は、この賞に甘んじることなく早くも来シーズンのために、12月中旬からアメリカへ渡り、石井・五十嵐亮・坂本らと自主トレを行うらしく、来年はさらなる飛躍を期待したい。
 実は管理人も中学2年まで秋田北中にいたんですけど、石川投手とはすれ違いで(中学3年の時1年生だったので…)見たことはなかったのですが、小学校が同じという私の友達曰く「やっぱり、小学校の時から背が小さかったけど、球は小学生のレベルにしては速かった記憶があるよ。」と言っていたし、私が大学時代のバイト先で石川投手と仲が良かったという女の子とも話しをしていろいろとエピソードを聞いたことがあります。
小野仁 近鉄にトレード
 ジャイアンツがチーム史上初の4連勝で日本一になった翌日。左の本格派として高校時代から期待されていた小野仁(泉中−経法大附−日本石油)がV奪回を目指す近鉄に永池と2人で交換トレードされることになった。近鉄からは、昨年のウエスタン・リーグ首位打者の中浜裕之外野手と、今季の同リーグ本塁打王・吉川元浩外野手という期待の若手野手コンビとなった。
 小野は96年ドラフト2位で巨人に入団。97年にプロ初登板を果たし1年目は1勝を挙げた。しかし、巨人独特の補強によりなかなか1軍でのチャンスが巡ってこなく、チャンスをもらっても生かせないことが多かった。今年は1軍での登板がない。ここまでの1軍での成績は36試合3勝8敗0S防御率5.77だった。
 昔から巨人にいて実力があってもなかなか出場機会が少ない選手はこんな風に他球団へトレードされるが、特に近鉄には多い。今の吉岡や大森、勝呂など近鉄にいって開花した選手も中にはいる。私よりも1つ上で高校時代は秋田県の高校野球奪三振記録を達成した試合を生で見ていたし、プロではもっとみたい選手だったので非常に良いトレードだと思う。近鉄も左不足だし絶対来年は登板が増えると思う。新天地に期待である。
高校球児 進路情報
 昨年の夏に甲子園に出場した金足農業の柳原崇人外野手と春のセンバツに出場した経法大附の松田幸樹捕手が横浜商大のスポーツ推薦入試に合格した。
横浜商大は神奈川大学リーグに所属。今秋のリーグ戦では3位に入っている。
 その他の秋田の高校球児の進路情報についてはこちらの「秋田の高校球児進路情報」にお書き下さい。


2002.6.6

《応急処置》

今年度に入っての暴力事件などの不祥事が発覚した、能代商金足農の秋田県2校と、北海道の北照、北海道文教大明清、大阪府の飛翔館、大院大高、大分県の大分東の7校は、5日に開かれた日本高校野球連盟は、定例の常任理事会の中で、今年の夏の予選大会には応急処置としての参加を認めることを決めた。
しかし、複数の部内暴力を起こした飛翔館は、日本学生野球協会審査室で正式処分が決まるまで、対外試合が禁止された。

 今回の応急処置によって、金足農・能代商の両校とも夏の予選に参加ができた。たった1つの事件で3年間の努力がムダにならないて良かったと思う。この処置に感謝し、夏の大会ではフェアーなプレーを心掛け甲子園出場を目指して欲しい。


2002.6.4

《農水産野球大会の結果》

先週末に行われた、農水産野球大会の結果を紹介します。優勝は、金足農でした。
(2日)増 田 8−0 海洋技術(7回)
    大曲農 7−2 能代西
    矢 島 13−4 海洋技術(7回)
(3日)西 目 5−1 鷹巣農林(延10回)
    金足農 12−5 増田(8回)
    金足農 4x−3 西目(9回サヨナラ)
    
※スコアの横の回数はコールド・延長を表しています。
※なお、先日紹介しました春季中学野球の結果も更新しております。


2002.5.31

《能代選抜高校野球大会の組み合わせ決まる》

 以前、繁左右衛門コラムVOL.33で取り上げた、注目する大会の1つ、第46回全県選抜高校招待野球大会(通称・能代選抜 秋田県高野連主催、能代市野球協会主管)の組み合わせが29日決まった。
 大会は、6月14日から3日間の日程で能代市の能代球場で行われる。
 今年、参加する高校は、能代能代工能代商の地元3校に、春季東北大会県代表の秋田商本荘秋田中央の3校、さらに中央・県南地区大会で上位だった金足農横手工の8校。
 春季県大会で決勝に進んだ秋田商本荘に地元・能代勢が挑む構図。能代は、県北地区大会優勝校。能代工は、速球派の幸坂を擁する。能代商は県大会1回戦で優勝した秋田商に中盤まで互角の戦いをした。
 暴力事件が発覚した金足農も今大会の組み合わせに入っているが、高野連の処分次第では参加できない可能性もある。
 ※詳しい組み合わせ・結果についてはこちらをご覧下さい。


2002.5.31

《未来の甲子園のヒーローになるかもしれない卵達の大会》

 管理人的に、高校野球の注目選手の話題に余り付いて行ってないと思い(泣)、中学野球にも着目した方が良いと思いはじめたので今回は中学野球の話題を1つ。

 秋田県中体連は、29日第17回秋田県中学春季野球大会(5月31日から6月3日 能代球場・琴丘スカルパ球場)の組み合わせを発表した。
この大会は、既に行われた各地区大会での優勝、または上位の12校(開催地の能代・山本地区と秋田市からは各2校)が出場する。
県中体連は、この大会の成績を基に、8月に山形で開かれる東北少年軟式選手権の県代表を決める。
 また、7月の全日本少年野球大会東北Bブロック予選に向けた県選抜チーム編成の参考材料とする。
 ※組み合わせ・結果についてはこちらをご覧下さい。
2002.5.29

《金足農業・暴力事件 処分次第では夏は…?》

 先日、行われた春季全県大会で、3位決定戦で秋田中央に惜しくもやぶれ、東北大会出場を逃した、金足農(木村養市校長)で、5月8日、野球部の1年生1人が3年生に殴られ、ろっ骨に1カ月のけがをしていたことが29日分かった。同校は高野連に21日に報告したという。
 学校側によると8日午後7時半ごろ、3年生が「日ごろのあいさつが悪い」と1年生を部室近くに呼び出し、腹部を数回殴った。殴られた1年生は翌日病院に行き、ろっ骨にひびが入っていると診断された。骨折が診断された当初、1年生は練習中のケガと説明したが、21日に3年生が「自分が殴った」と打ち明け発覚した。三浦栄光教頭は「あってはならないこと。再発防止に向け、職員に指導を徹底したい」と話した。
 8日というと、地区大会が始まる直前。この事件が発覚したときは21日。これも、全県大会の直前。非常に残念です。この時期の不祥事ということで、高野連の処分次第では今年の夏の予選の出場も危うくなってきた。

2002.5.21

《能代商業・警告処分》

 過去に1度、甲子園に出場経験がある県北の強豪校・能代商が、日本高校野球連盟から警告処分を受けた。
 今年の4月中旬に、部活中に3年野球部員が2年生部員2名に対し、「1年生への指導が悪い」と数回ほうに平手打ちをした。幸い2年生部員にはケガがなかったが、野球連盟としては警告処分を下した。
 尚、同校は明後日から行われる全県大会には出場する。
 監督や指導者の暴力行為はいけないことだと思うが、このような部員同士の場合はいくら指導者が気を付けてもなかなか分かりづらいところだろう。全県大会では気持ち新たに頑張って欲しい。


2002.4.27

《今年度の高校野球日程決まる!》

 つい先日のコラムにも書いたんですが、予想通り25日、秋田市の「ニューたけや」で行われた秋田県高校野球連盟平成14年度評議員会・理事会で、今年度の高校野球公式戦の日程が決定した。(日程は下に記載)
 注目なのは、新県立球場新築工事が行われるため、夏の選手権大会秋田県予選で使用される球場が八橋弁天水林サンスポーツランド協和が使用される。しかも、日程表では八橋の次にかかれているので、県立球場と同様に第2シードの球場となりそうだ。同球場は、全県大会などでは使用されたこともあったが、夏の予選で協和球場が使われるのは初めてだと思う。

 また、任期満了になった役員改選では、木村養市会長(金足農校長)を再任。新理事長には同校の佐藤茂教諭を新任した。議事の中で、木村会長は「前年度、本件で16件の不祥事が報告された。フェアプレー精神にのっとり、モラルを重んじた指導をしてほしい。特に指導者の体罰や、部全体の体質を問われるような不祥事をなくそう」と呼びかけた。

【平成14年度 秋田県高校野球連盟 事業計画】
開催期間 大会名称 開催場所(球場)
5月23日〜27日 第50回春季県大会 八橋・協和
6月7日〜10日 第49回春季東北地区大会 福島市
6月14日〜16日 第46回全県選抜高校招待野球大会 能代市
7月6日・7日 第47回全国高校軟式野球選手権秋田大会 八橋
7月13日〜21日 第84回全国高校野球選手権秋田大会 八橋・協和・水林・弁天
7月27日〜29日 第47回全国高校軟式野球選手権東北大会 八戸市
8月18日 第9回県高校選抜交流試合 八橋
9月13日〜15日 秋季高校軟式野球大会 能代市
9月19日〜23日 第54回秋季県大会 横手・平鹿
10月10日〜14日 第55回秋季東北地区大会 仙台市
10月19日〜21日 第14回東北高校軟式野球大会 盛岡市
10月中旬 少年野球育成事業 県内3カ所で



2002.3.13

《出発間近! センバツ出場・経法大附》

 今月25日から始まる第74回選抜高校野球大会(甲子園球場)に2年ぶり5度目の出場をする経法大附の開会式までの日程が明らかになった。

 今日、13日から福島県いわき市で合宿を開始する。そして18日にいったん秋田に戻り、20日午後4時からJR秋田駅前の買い物広場にて壮行会に臨んだあとに、空路で大阪入りをする。組み合わせ抽選会は15日で甲子園練習は21日午前11時から1時間の予定。

 大会期間中の宿舎は「ホテルエアポートふじ」(住所:大阪府豊中市蛍ケ池西町1−24−1 電話:06−6843−8811)になる。
 経法大附の過去の選抜出場は4度。通算成績は2勝4敗で最高成績は初出場した昭和56(1981)年のベスト8。それ以来経法大附は選抜では勝ちがないし、県勢としても昭和61年の秋田高以来勝ちがない。是非、経法大附は16年ぶりの県勢選抜勝利をして欲しいところだ。

経法大附・センバツでの成績
年度 回戦 結果 対戦校 最終結果
1981(昭56) 53 1 回 戦 3−0 丸 亀 商(香 川) ベスト8
2 回 戦 4−0 星  稜(石 川)
準々決勝 7−4 印  旛(千 葉)
1990(平2) 62 1 回 戦 4−5 鹿児島実(鹿児島) 1回戦敗退
1993(平5) 65 1 回 戦 4−9 鳥 取 西(鳥 取) 1回戦敗退
2000(平12) 72 1 回 戦 1−4 東洋大姫路(兵 庫) 1回戦敗退
2002(平14) 74 1 回 戦 ?−? ???? ????
戦績  6試合 2勝 4敗.333


2002.2.25

《金属バット使用禁止!※社会人野球の話です…

 日本野球連盟は、平成14年度の社会人野球大会での金属バットの使用を禁止した。(記事の詳細はこちら)これは、世界大会での国際標準に合わせた格好になる。
 これに伴い、昨日行われた、秋田県野球協会(岩見茂会長)の平成14年度定時評議員会(総会)でも、改めて金属バットの使用は認めずに、木製バットを使用することを確認した。
 この日の総会では、約40人が出席し、役員改選では岩見会長、佐藤伸一、牧野元彦副会長ら23人を再任。大会運営の強化のため増員した記録、放送担当の理事7人を含む12人は新任。任期は2年。
 尚、来年度の主な県大会及び日程は下記の通りである。

<平成14年度・秋田県社会人野球主な日程>
大会名 開催期間 球場
第55回春季大会 5月3日〜5日 八橋
第73回都市対抗1次予選 6月7日〜9日 八橋
第27回クラブ対抗県予選 6月29日・30日 八橋
第29回日本選手権県大会 8月2日〜4日 協和


2002.2.14

《秋田商業、厳しい処分》

 13日、日本学生野球協会は、審査室会議で高校の不祥事16件を審議した。その中で、部内で暴力をふるった秋田商を昨年11月28日から2月27日までの3ヶ月間の対外試合禁止処分とした。個人的には、少々厳しい処分という感じもしたが、処分期間が冬だったのがせめてもの救いか。
 その他、秋田県関係としては、西仙北が高木大部長が半年間、小杉山誠監督が1年間の謹慎処分。大曲工は警告処分となった。秋田県関係の詳しい内容は下記の通り。

【秋田県関係の高校の処分】
処分 高校名 期間 備考
対外試合禁止 秋田商 平成13年11月28日〜平成14月2月27日 野球部員の部内暴力
謹慎 西仙北 平成13年12月3日〜平成14年6月2日(部長)
平成13年12月3日〜平成14年12月2日(監督)
監督の部内暴力
警告 大曲工 処分期間はなし 部員内でのいじめ


2002.1.11

《金足農業、不祥事!》

 昨年の夏の甲子園で秋田県代表として出場した、金足農業(校長・木村養市)の、3年生の野球部員が秋田市内で乗用車を無免許で運転し、物損事故を起こしていたことが10日に分かった。そして、その事故を高野連に報告しなかったという。
 同校によると、この部員は、先月上旬夜、同市の公道で友人の親の乗用車を運手、対向してきた乗用車に衝突した。友人は助手席に乗っており、けが人は無かった。
 同校は、3年生部員は11月いっぱいで日本高野連の登録が抹消されるため、この時点(12月上旬)では野球部員ではないと判断し、同連盟に届けず、事故を起こした野球部員を1ヶ月の停学処分にした。
 日本高野連では「連盟登録が抹消された3年生でも、卒業までは野球部員であるというのが常識的な解釈。報告義務はある」としている。これに対し、県高野連理事長で同校野球部の浅利吉晴部長は「日本高野連の部員登録規定に基づいて対処したつもり。対応を再検討する」としている。
 秋田県では、センバツ出場候補の経法大附の喫煙や古豪・秋田商の暴力事件など、最近は高校球児の不祥事が相次いでいた。