上海・蘇州・無錫

 2002年は、夏にホノルルにも行くことができ、旅行はまた来年かなあと思っていたのですが、休みを取ることができたので、早速、じゃらんを購入し、「安くて・暖かいところ」を念頭に検討をはじめました。
 今回は4日間ということで、この「暖かい」条件に当てはまるのは「グアム」なのです。しかし、予想はしていたものの、冬のグアムへの北海道発のツアーは希望どおり(1人50000円以内)の安いツアーはありませんでした。安いツアーがあっても成田22時発とか関空発も同じような感じで、3泊4日でも実際には実際のグアム滞在日数が2日しかありません。そこで今回は上海蟹につられて中国に行ってきました。

 中国に行くためにはビザが必要(現在(2004.12)は条件にもよるらしいですが必要ないらしい)なので、出発前は、その手続きで結構忙しかったです。

旅行代理店 HIS 


11月28日

 今回は、往路が羽田経由なので、千歳から羽田に行き、リムジンバスに乗り換え成田に行きました。成田では、到着後すぐにチェックインし、免税店でいつもどおり「たばこ」を購入してから出発までは「キッズコーナー」でのんびりしていました。
定刻に成田を出発し、わずか3時間で上海到着です。

 ガイドブックによると上海空港内の写真撮影は禁止ということだったので、記念撮影もできず、まっすぐに入国審査にむかいました。初めての共産主義国入国なので結構緊張しました。が、何と言うことなく無事中国入国です。空港内は、節電でもしているのか、一部を除き電気が消灯されていました。

 ここで、ガイドさんを探したのですが全然見つからずHISの看板を持っている方に聞いて見ても「私のツアーじゃない」と言うことで、30分ぐらい待っていました。結局、目の前で全く違う旅行会社の看板を持っている方がツアーコンダクターでした。

 そんなこんなでしたが、無事に我がツアー総勢14名がそろい、想像よりは少しよいマイクロバスで蘇州に向けて出発しました。

 この時点で、すでに22時をすぎていたので、蘇州到着は0時ぐらいになるとのこと。外は、街灯ももまばらでほとんど何も見えない状況でしたが、高速道路は妙に立派でした。が、ほとんど車は走っていないような感じでした。

 高速道路を1時間ぐらい走り蘇州の街に到着です。

 街の中は、ほとんど人も歩いていないし、車も走っていないような感じでした。予定どおり0時少し前にホテルへ到着しました。新しいホテルのようでしたが、すでにロビーは照明も暗くなっており、ホテル内を散策するという雰囲気でもありませんでした。
 また、パスポートをフロントに預けたりといった手続きがありました。でも、それほど時間もかからず部屋へ入ることができました。翌朝は、早くからの観光ということで、シャワーを浴びてすぐに寝たかったのですが、AIAIは全く寝る気配もなく、しばらく泣いておりました。

「初日から寝不足です」


11月29日

 翌朝目覚めて、ようやく中国らしい風景をみることができました。ホテル内の食堂で、ブッフェスタイルの朝食を食べた
のですが、香辛料が原因なのかどうかはわかりませんが、味覚が全く合わない感じでした。
 中華料理というと、世界中どこでもおいしく食べられると思っていましたが、日本で食べる中華料理は、かなり日本的な味付けにアレンジされているのでしょうか。


ホテルを出発して、初めに「寒山寺」に向かいます。
蘇州は、東洋のベニスと言われているらしい(誰が言っているんだろう)のですが、ベニスに行ったこともないので、ベニスはこのような雰囲気なのかなあと感じてきたところです。(ベニスへ行ったことのあるMAMAは、全然違うと言っていました。)

「寒山寺」を見学して、次は虎丘です。

 こちらも観光地として非常に整備されているのですが、おみやげ物を売っている店が本当たくさんありました。
 ここは、ずっと丘を登る(有料で籠に乗ることもできる)のですが、AIAIを抱っこしてここは歩きました。

 この後、団体ツアーお決まりの土産物屋観光で、刺繍工場・販売店の見学です。工場内では、実に見事な職人技を見て満足したのですが、やはり販売コーナーではおみやげの刺繍を買ってしまいました。

 ツアー客は「我々ツアー」しかいないし、何か買わないとという雰囲気もあるし、本当は、こういうのは好きではないのですが、安いツアー料金で行くには・・・これも仕方がないかなというところでしょうか。

 さあ、食事後、これで無錫と思っていたのですが、さらにもう1件今度は「シルク工場直販店」にご案内ということになりました。
「町中だと店の外でも見学できるのに郊外の工場なので、外は何にもない。」昼食は、ようやく上海蟹にありつくことができました。でも期待していたものとはほど遠く、かなりがっかりしてしまいました。

「どう考えても毛蟹の方がおいしいと覆う思うのですが、上海蟹にもいろんな種類があるのか、はたまた私の味覚がおかしいのか」

 昼食後は、拙政園などを見学しました。これだけ庭園を見学すると、どこも中国庭園というしか記憶になく、あまり記憶に残っていないです。この後、本日の宿泊先である無錫へ移動しました。

 無錫では、錫恵公園に立ち寄りましたが、何度か中国庭園を鑑賞していると、どこも同じように見えてきまして、こんなもんかなあと思いながら園内を散策しました。
 公園近くの商店街付近で30分ほど自由行動がありましたが、ここは泥人形が有名とのことでした。観光地以外の市街地を見学できる貴重な時間となりました。

 ホテルは、太湖のほとりです。しかし、到着時間がすでに19時を回っていたので、周辺の雰囲気は全くわかりません。ツアー料金的には、このクラスのホテルが妥当なのでしょう。実に質素な田舎ホテルでして、のんびりした雰囲気でした。


11月30日

 朝から味覚が合わないブッフェスタイルの朝食を食べ、本日は太湖遊覧からのスタートです。

 残念ながら、太湖は深い霧の中でして、全く景色を楽しむことはできませんでした。結局、船に乗っていただけの時間になってしまいました。

 それから、真珠工場直販店に立ち寄りました。またまた買い物の時間です。日本でも真珠を見に行ったこともなく、品質と値段の比較も全くできません。そのようなわけで、Take familyは長い休憩時間とさせていただきました。
 

 その後は、またまた高速道路で移動です。霧が深くもしかすると高速道路の通行ができないかもとのことでしたが大丈夫でした。

 上海には昼に到着。さすがに上海。ニューヨークの摩天楼のように(行ったことはない)ビルが建設されていました。

 昼食後は、豫園見学です。ここも中国庭園です。楽しみは豫園商場でして、実に活気にあふれよい雰囲気でした。
 夜は、オプショナルで上海雑伎団もあったのですが、AIAIが退屈するかなということでこの旅行初の自由行動南京路で夜の上海を見て歩きました。特に買いたい物もなく、にぎやかな雰囲気だけをみてきました。

「ほとんど信号がなく、ストローラーで道路を渡るのは非常に大変?(危険)でした。」

 自由行動のメインは、東方明珠テレビ塔です。実に素晴らしいタワーで上海のシンボルに相応しいものでありました。近くまで地下鉄もあるのですが、ガイドさん曰く「タクシーで行きなさい」とのこと。治安も悪そうには見えなかったのですが、1000円ぐらいで行けることを考えればタクシーでよかったです。


12月1日

 ホテルは、上海駅の近くだったのですが、窓からみる景色は新しいビルと庶民的な生活風景が対照的でした。中国では、少なくとも上海のような都市部では、資本主義経済が浸透しているようでした。もちろん実際に見たわけではないですが、一言で言うと、日本の高度経済成長の時期に似ているんでしょうか。

 旅行中は、ほとんどバスに乗っていたような気もしますが、TAKEFamilyとしては、これまで行ったことのない中国に行くことができました。すばらしい景色に感動し、そしてとても楽しんできました。
 ただし、子連れで遊ぶところがない(聞いたことがない)ので、再訪はしばらく先となりそうです。
(上海動物園でパンダが見たかった。)

 成田に到着したところ、楽しみにしていた成田−千歳のフェアリンク便が欠航となっていました。
 羽田経由か日本航空への振り替えとのことで、さすがに羽田まで行く元気もないので日本航空へ振り替えて無事千歳に戻ってきました。


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