1stDay 自宅−千歳空港−仁川空港−グアム空港−ホテル
 14時15分のフライトなので、AIAIとKARINを学校へ迎えに行き、そのまま千歳へ向かった。いつものサン駐車場へ車を預けて国際線ターミナルまで送ってもらう。千歳空港国際線のターミナルまではサン駐車場から10分ほどなので、国際線のターミナルへ着いたのは12時15分頃だった。
 国際線の出発フロアはゴールデンウィークなのに想像していたよりも閑散としていた。
 まずは出発フロアのトラベレックスにて両替をした。「トラべレックスは制限エリアに入ってからもあったような」と思いながらもこちらで両替をする。(制限エリアのトラベレックスは営業していなかったのでここで両替をしてよかった)
 両替手数料を入れると1ドルが102円とついに100円を超えてしまった。日本経済全体を見るとどちらがよいのかわからないけれど、海外旅行には円高の方がよいのに。
 今回は大韓航空のプレステージクラスを予約しているのでプライオリティレーンにてチェックインをすることができた。航空券は大韓航空のWebにてクレジットカード払いしているので、チェックイン時にはWebで入力した同じクレジットカードと印刷したeチケットの1枚目と6枚目が全員分必要だった。
 千歳空港は成田、関西、中部、福岡のような国際線のメジャー空港ではなく国際線の便数が少ないので、常時セキュリティゲートが開いているわけではなく、チェックインを終えてからゲートが開くまで5分ほど待つ。最近は、マイレージサービスの上級会員やF・Cクラス用の優先ゲートがある空港も増えているらしいが、千歳空港は国際線の出発便が重なることがほとんどないので優先ゲートは設けられていない。
 制限エリアで免税店を少し見てから出発ゲートを確認してラウンジへ。このラウンジは入り口を入るとまずは受付があり、向かって右側がカード会社のラウンジ、左側が各航空会社の共用のラウンジとなっている。久しぶりのラウンジ。もちろん千歳空港では初めての利用となるので、わくわく・どきどきでラウンジに入る。 
 ラウンジ利用に慣れている人は「こんなものか」と思われるかもしれない。でもTAKEFamilyはうれしくてたまらない。先客は一人のみでガラガラ。おにぎりとチキンラーメンを食べて生ビールを飲みながら株価をチェック。
 食べ物は和洋中韓?なのか「おにぎり」「デニッシュパン」「ラーメン」「粥」のラインナップ。この生ビールサーバーはなかなかのすぐれもので、おいしい生ビールを注いでくれる。
 新聞やいろいろなジャンルの雑誌もあり、ラウンジに1日いても飽きないような感じがした。この時間は大韓航空のソウル便のみなので、リラックスルーム(と勝手に呼んじゃおう)、喫煙ルームには誰もいなかった。
 搭乗の時間になったので出発ゲートに向かう。国内線では先に優先搭乗の呼びかけがあって、その時間が終わると後はみんな同じという感じなので、国際線もそんな感じなのかと思っていたところ、ゲートの一つがプライオリティ専用レーンとなっており、並ばずに搭乗することができた。
 飛行機に搭乗する前の地上サービスもビジネスクラスならではのサービスで大満足。そして飛行機に搭乗してこれまたびっくり。何でこんなに広いの?と思うほどゆとりのシートが目の前にあった。席に座るとウェルカムドリンクが運ばれてくる。「オレンジジュース、水、シャンパーン」から選択。さらに、パーサーが一人一人「TAKEFamilyさま。この度は大韓航空にご搭乗いただきありがとうございます。ゆっくりとおくつろぎください」と挨拶までしてくれる。シートとシートの間には窓が5個もあり、足を伸ばしても前のシートには全然届かない。興奮しているうちに飛行機が動き出して、シャンパンのグラスが回収される。では機内誌でも見ようと思ったところ「あれっ、前の座席のマガジンラックまで手が届かない」。
 それにしても快適、快適。
 千歳空港を離陸してから30分ほどで昼食の時間となった。食事は、ビビンバまたは和風ハンバーグステーキから選択する。どちらにするのかは離陸前にCAさんがわざわざ聞きにきてくれる。
 洋食のみサラダとパンのサービスがある。千歳から仁川までの飛行時間は2時間55分。そのうち食事を終えるまでが離陸から約1時間ほどなので、早く映画を見なくては。もちろん離陸する前から映画を見ることもできたのだが、機内アナウンスが頻繁で集中できない。第1作目は「ハイドパークオブハドソン」。
映画はAIAIとKARINも「シュガーラッシュ見よう」などととても楽しみにしていたのに、日本語の吹き替えがない映画も多数あり、ちょっとストレスだった。
 仁川では2時間ほどの乗継時間があり全く急いでいないものの降機も優先。乗り継ぎのフロアに行くと到着便が多い時間なのか、意外と混雑していた。それにしても中国系の顔なのか、もしくは雰囲気があるのか、旅行に行くとよく中国語でまじめに話しかけられる。今回もパスポートを見せられ「中国語」で何かを聞かれているようだが、申し訳ないながら全くわからなかった。 
 仁川は巨大な空港だ。もちろんトランジットにも便利な作りとなっている。それにしても国土の面積が日本より小さい韓国やシンガポールが巨大な空港を作りハブ空港としての役割を十分に果たしているのと異なり、日本は中途半端な規模の空港を分散して作ってしまっているのはいただけない。
 インチョンのプレステージクラスのラウンジを利用するのは2005年以来2回目となるので、「慣れているんだよね〜」とすたすたとラウンジに向かったつもりだった。しかしながら雰囲気がちょっと違う。「おっここはファーストクラスのラウンジか」と結局、かなり遠回りして何とかラウンジに到着した。ラウンジに入ると「あれっ座るところないわ」と4人でうろうろ。この時間は、たまたま出発便が多いからなのかはわからないけれど、みなさんどっしりとくつろいでいる感じで席が空く気配は全くない。
 ようやくソファーではなくて、食事用のテーブル席を相席ながら見つけて座ることができた。ラウンジと言えば楽しみは食事。ハイアットホテルの料理だと聞いていたのでなおさら楽しみだった。とは言え千歳のラウンジでおにぎりとラーメン、生ビール、そして3時間ほどのフライトでたっぷり機内食、シャンパン、ビール、梅酒といただきお腹はすでに「ぱんぱん」となっていた。それでも見れば好物の「辛ラーメン」が山積みされている。周りの人もみんなおいしそうに食べているのでついついまた辛ラーメンを食べてしまった。そんなわけで2時間ほどのトランジットを食べまくりで快適に過ごすことができた。
 グアム便の搭乗ゲートまでは動く歩道を利用して5分ほど。ゲートに到着すると、プライオリティレーンがあり並ぶことなくスムーズに機内へと思ったら、米国路線なので、機内に入る前に手荷物検査が待っていた。ラウンジから水を3パックほどバッグに入れてきたのを忘れていた。恥ずかしながらここで没収となった。 
 この区間の航空機は千歳からの便と大きさはほとんど同じだがエアバスA330−300となっている。でもシートは同じスリーパーシートで180度リクライニングするシートになっている。回りを見ると何と満席。小さな子供も数人いるようで、グアム到着までずっと走り回ったりして騒いでいた。赤ちゃんじゃないのだから自宅から出たら親はもっとしっかりと人に迷惑をかけないというしつけや管理ができないものだろうか。
 千歳から仁川までは飛行時間の関係かはたまた昼食と夕食かの違いかもしれないが、サラダとワンプレートの食事だった。グアムまでは夕食時になるので、前菜、サラダ、スープ、メイン、デザートと何回にも分けて配膳されてくる。
 メインは「ビビンバ」「チキンカレー」「ステーキ」「シーフード」から選択が可能。 
 ちなみにTAKEFamilyは「ステーキ」「チキンカレー」を選択した。
 それにしても今回の旅行で一番大変だったのは、食事後に書いたグアム入国書類の記入だった。グアム入国では、2つの書類を書くことによってESTAは必須ではない。前回は無料で取得したESTAが全員分あったので、とても楽だった。今回は無料で取得したESTAは期限切れ、そして、MAMAだけが幻のハワイ旅行の際にパスポートを新しくしているので、ESTAを持っていた。
それでも家族でどちらかを選択するのかと考えてMAMAの分も含めて4人分入国書類(合計8枚+税関申告書)を書いた。時間にして30分はかかった。入国書類の配布はちょうど食事が終わり機内が暗くなってからなので、老眼の目にはとても厳しかった。
 そして、入国書類を書いてから映画の第2作目となる「ペアレンタルガイダンス」を鑑賞した。 
(ちなみにグアムのイミグレーションで「MAMAはESTAを持っているのでこの書類はいらないです。」と言われ、せっかく書いた書類は不要だった。)
 グアムの到着時も優先降機になるので、なんだかわからないうちに入国審査に向かう先頭を歩いていた。定刻より30分ほど早く到着した上に一番で入国審査を受けたので、NIKKOホテルの人はまだ出口にはいなかった。そこで最初に同じ到着ロビーのカウンターでWiFiを借りてから出口に戻ると、NIKKOホテルの方がTAKEFamilyのプレートを持って立っており、無事に合流することができた。ホテルの送迎車に乗って街並みを見ると2年4ヶ月ぶりのグアムなのに雰囲気はあまり変わっていないように思えた。
 NIKKOホテルはタモンでも一番はずれに位置しているので、空港から車で15分ほどの時間がかかる。ホテルは楽天トラベルで予約した。今回のプランは送迎付きではないので、ホテルに直接送迎をお願いした。4名以上の料金は片道45ドルなので少し高いような気もしたが、深夜到着なのでタクシーが空港にいるのかわからない上に、タクシー代もそれなりの値段(30ドルは超えると予想)になって、さらにチップも必要かなと考えた結果、ホテルの送迎サービスを利用することにした。
 それにしてもチップの支払いの基準は本当に難しい。ホテルの送迎サービスにはサービス料も含まれているのかもしれない。でも車からのスーツケースを積卸ししてもらうので、こういうケースではスーツケース1個に付き1ドルのチップをお支払いするようにしている。
 ホテルに到着してすぐにチェックイン。NIKKOホテルのWebなどを見ると日本語で対応可能となっているのに、チェックインの会話は全部英語だった。(もちろん、英語でスムーズに会話が成立しているわけではない。)部屋は15階。エレベータに乗って気がつくと何と、15階は最上階になっている。またまたテンションが上がってしまう。部屋はガンビーチ側なのでタモンの夜景は見えないものの充分に満足なプールビューとなっていた。

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