6th・7thDay

 天気予報のとおり、これまたすごい雨が降っている。現地の新聞を読めば、いや見れば、どうやらハワイでは、例年になく雨が多く洪水などがおきているようだ。「ハワイは晴れていて当たり前」と思っていた認識を新たにした旅行だった。
 朝食後にホテルをチェックアウトし、バレットパーキングにて車をホテルの前まで持ってきてもらう。考えてみれば、このバレットパーキングも今回の旅行で初めて知ったシステムだった。

やっぱり雨 ロビーで朝食を食べてからチェックアウト 道路が冠水するほどの雨が降り続いている この交差点を曲がるとアラモの営業所 レンタカーのチェックイン終了

 ワイキキから空港までは、H−1を利用するのが一般的ではないかと思うが、アラモの営業所は空港の手前、ニミッツハイウェー沿いにあるのでニミッツハイウェーを利用することにした。これまで車の流れをウォッチした結果、ワイキキからダウンタウン方面は混んでいないだろうと推測したとおり、途中までは順調だった。ところが、なぜかダウンタウンをすぎてから渋滞してきた。それでも、少しずつ進んでいるのと、あらかじめレンタカー会社の場所を確認しているのであせりはしなかった。渋滞の中を進むと、途中に道路が冠水しているところがあり、そこから渋滞が始まっているようだった。そのポイントをすぎると渋滞もなくなり、すぐにアラモの営業所へ到着した。
 車を返却したところ、外観を少し見た程度で、中は何もチェックしないで「OK」だった。ビーチに行くことが多かったので、昨日、ホテルで砂をきれいに掃除したがそのままで返却しても問題はないのだろうか?
 営業所からはアラモのバスで空港まで送ってもらう。乗車時間はわずか5分ほど。 

車をチェックした方が空港まで送ってくれる 空港へ到着 はやる気持ちをおさえてプレステージクラスのカウンターへ フライトを確認してセキュリティチェック ここからビジネスラウンジにむかう

 さあ、ここから、今回の旅行最後の楽しみであるビジネスクラスの旅が始まる。大韓航空のビジネスクラスの「プレステージクラス」のカウンターに行くと、すでに先客があった。すぐだろうと待っていたがなかなか終わらない。隣のエコノミークラスは、なぜかすいていて、次々と手続きが終了している。「あせる」。
 しかしながら、せっかくなので、ビジネスクラスのカウンターでチックインを完了した。セキュリティチェックに行くと、この時間は出発便があまりないのか、誰も並んでいなかった。そのおかげですぐにセキュリティチェックを通過することができた。
 さて、次の楽しみはラウンジ。カウンターで聞いたとおりに進む。エレベータでまずは1階へと移動し、中国庭園の横をラウンジにむかう。場所は、デルタ航空のラウンジのよう。出発時間によって各社で利用しているようであった。
 想像していたラウンジとは少し異なり、古さを感じるラウンジだった。雑誌、新聞は当たり前と言えば当たり前だが、英語と韓国語のものしか置かれてはいなかった。
 とは言え、飲み物は飲み放題なので、コロナビールを飲みながらメキシコを思い出す。このラウンジでは、無線LANが有料で利用できる。しかし、わずかの時間に10ドルを支払うほどの用件もないので、まったりとすごす。

中華庭園の1階 クラブANAのラウンジを通過して そして ここがビジネスラウンジ デルタ航空のラウンジを時間でシュアしているよう 少し古い感じがするが

 ここでは日本語は全く通じず、カウンターのお姉さんは、「時間になったら迎えにくるからゆっくりしていてね。(英語)」と言っていたように聞こえた。しかし、時間とともに周りの人がいなくなるので少々不安になる。もう一度聞いてみたところ「大丈夫むかえにきますよ。(英語)」とのことだったので、そのまま待っていたところ、ちゃんと迎えがきた。
 一緒にゲートに向かったのは、TAKEFamilyと飛行機でも通路を挟んで隣だったいかにもリッチと言う感じのジェントルマンであった。ゲートに行くと優先搭乗で、ゲート前で待つことなくそのまま機内へ。

もちろんビールは飲み放題 時間になるとわざわざ迎えに来てくれて 空港職員の方の案内で優先搭乗 専用のボーディングブリッジから ビジネスクラスの座席に到着

 機内では、座席に座るやいなや、いきなりウェルカムウォータ。
 国際線で翼より前に搭乗したのはとても久しぶりのような気がする。
 水平飛行に移ると、まず飲み物サービスが始まった。CAさんはワインを持っているようだ。「ビア プリーズ」というとわざわざキャビンに戻り持ってきてくれた。ビジネスクラスでは、この場面はビールではなくワインなのかと少し悩む。 

ウェルカムウォータを飲んでいるうちに出発 上空では、まずはビールとおつまみ AIAIはまったりと映画鑑賞 時間的にはそろそろ昼食か チャイルドミール

 ビジネスクラスの楽しみの一つ機内食の時間である。食前にワインサービスがあったので、今度はワインをいただく。5種類ぐらいあり、ワインの銘柄はよくわからないので「カルフォルニアワイン」をオーダーする。いやあ、これがなかなかおいしい。
 機内食はというと、数種類の中からまたまたビビンバを注文する。これまたとてもおいしい。食後には、アイスクリームをいただき、コーヒーを飲んで至福の時をすごす。

そしてこちらは前菜 メインのビビンバ チャイルドミールのメインはスパゲッティ デザートにはハーゲンダッツのアイスクリーム そしてコーヒー

 食後に時間を見れば、ハワイ時間では夕方、ソウル時間では午前中。でも機内は夜モード。AIAIは自宅から持参したDVDを見ていたので、ゆっくり映画をみることができた。この夜モードには、リフレッシュ何とかというメニューがあり、インスタントラーメンのようなものが希望者に出されていた。TAKEFamilyはMAMA&PAPAも起きていたのだが、聞かれなかったので食べることはできななかった。MAMAによると、とてもおいしそうに見えたとのことなので、食べておきたい一品であった。

日付変更線も超えてまもなく日本 お昼寝タイムにはクッキー そして 時間的には夕食? まずはチャイルドミールのピザ そしてパン フルーツ ジュースなど これはエコノミークラスと同じか?

 日本上空というところで、ディナー?の時間となった。メニューからPAPAは「ワンタン麺」、MAMAは「bulgabi」を選んだ。MAMA曰く、ワンタン麺の方がよかったとのこと。

PAPAはワンタン麺 ママはbulgabi デザートは同じ そしてコーヒー まもなく仁川

 ホノルルから日本までの直行便で帰国した場合の所要時間は8時間30分ほど。しかし、今回のソウル経由では一度日本を通過するので、ソウルまでは約11時間の飛行時間。さすがに長かったがビジネスクラスのおかげであまり疲れることもなくソウル仁川国際空港へ到着することができた。
 空港では、ビジネスクラスと言うことで、少しだけ先に出ることができたので、入国審査の列に並ばなくてもと思ったその時、目の前にチャングムとヨン様が・・・。「お〜こんなところに」とMAMAと話していると、「チャイニーズ?」などと言いながらパンフレットを持って目の前に美しい女性2名が現れた。「ジャパニーズ」と言うと、韓国の日本語パンフレットや伝統的なお菓子などをたくさんくれた上に写真も撮ってくれるという。
 
 その間にだんだん、入国の列は長くなり、結局、後方に並ぶこととなった。宿泊先のホテルスカイは、電話一本で空港まで迎えに来てくれるということなので、電話したところ、「3階の7番出口で待っていてね」と言われたので、そこでずっと待っていた。なかなか来てくれないので、もう一度電話したところ、あれっ、到着は2階だということで、3階に行き無事に合流。もう一人、ワゴン車に同乗した。偶然にも札幌の出身でこれからイギリスに建築の勉強をしに行くところとのことで、少しだけ「札幌ネタ」で盛り上がった。 

11時間 やはり長い 天気もよさそう 入国審査の前で ヨン様とチャングムが出迎え そして7番出口?入り口?で迎えの車を待つ 2階と3階を間違えていたが何とか合流

 10分ほどでホテルに到着した。ビジネスホテルのような感じながら部屋はなかなか広くてきれいなホテル。しかも各部屋にLANケーブルがありインターネットの接続は無料だった。
 ここ、韓国での楽しみは、おいしい韓国料理を食べること。とは言ってもどこがよいのかわからないので、ホテルのフロントに聞きに行くと、「6:30にフロントに来てくれ俺が案内するから」と言われたので、時間どおりにフロントに行って見た。しかし、フロントの担当者は変わっていて、他には誰もいない。「夕食の場所を案内してくれると言うので待っているのだが」と言うと「日本語はわかりません。(英語)」ということだったので、つたない英語で事情を説明することに。「10分待ってほしい。(英語)」とのことだったので待っていたところ「ここがよいので行ってみて(英語)」ということで、夕食の場所はホテル近くの「名品館」に決定した。
 ちなみに、ここもそうだったが日本語のホームページに「日本語対応可」と書かれているホテルで、日本語がベラベラ通じた経験はない。
 
 この「名品館」。外観を見て「あっ」と、わかった人はすごい。そう、HISのツアーで出発前に立ち寄るおみやげ物ショップのビルの2階にあるのだ。ここでも英語しか通じなかったが、目的の石焼きビビンバ、冷麺、ちじみを食べて大満足。ちなみに料金はとてもリーズナブル。ビール2本飲んで、30,000Wぐらいだった。

なかなか立派なホテル 一画だけが街という感じ 夕食は近くの名品館で キムチはやはりおいしい 石焼きビビンバ

 ホテルは朝食付きのプランではないので明日の朝食を購入するためにコンビニを探したところ、すぐ近くに見つけることができた。が、そこにはパン類がなにもないため、他の店を探すことにした。この季節の夜の仁川はとても寒く、ハワイ帰りの軽装で歩いていては風邪を引きそうなので、すぐ近くに見つけたスーパーマーケットに入る。
 ここには、パンを含めビールやジュースもたくさんあったので、ここで朝食と夜ビールを購入してホテルに帰った。ホテルの部屋は、ベッドなのだが、実は床暖房(オンドル)でとても暖かい。
 明日は千歳、札幌に帰る日だ。「またくるぞ。」一人ビールを飲みながらそうつぶやいた。

冷麺 そしてちじみ 大満足 明日の朝食を購入しようとコンビニへ行くがパンがない 近くのスーパーで ビールだけではなく明日の朝食を購入

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