剣魔竜神  -第九章- 月と星
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■「よく出てこれたな。」
△「はい・・・。階級の高い上官は全て刺客です。」
どうやらあの国民の大半は、有象無象の集まりと化したようだ。
その中を掻き分け亡命してくるとはたいしたやつだ。

■「ん?その武器はどうした?」
△「国費稼ぎながら必死に生成しました。偶然の産物ですけどね。」
■「ほう・・・。」
相槌を打ちながらも引っかかることがあった。こやつも裏切り者ではあるまいな・・・
洗脳されたか・・・いまさら気を使ってもしょうがない。率直に聞いた。

■「俺を斬るためか?」
△「まさか。」
□「おい。いくらなんでも、それはひどすぎじゃないのか?」

■「・・・いつからそこに・・」
△「そうですよ。もっと言ってくださいよ。・・大帝の為ならいつでも死ねます!」
□「はは。そんなこと言わなくても目を見ればわかる。で、聞きたいことがあるのだが・・」

すっかり蚊帳の外だ。やはり戦略のことになると頭の回転が速い。私の出番は無しか。
△「正直、今のこの国との軍事力には差がありすぎると思います。」
□「守護竜まで成長しきったか・・・。まずは、神を5〜6人召喚し壁を作るか。」
■「ん?それで大丈夫な・・」
□「大丈夫なわけない。ちょっと気が進まぬが、あいつも召喚する。腕は確かだ。」

まだ完全な闇ではなかった。弱っている私を助けてくれる仲間がいるのだ。
月も星も希望もある。今日の夜空はそう言っているかのようだった。

 
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