みつやAOZORA新聞 1号 

長くは続かないだろう

  最初、私たちはそう思いながら運営をしていました。
結成当時メンバーは、わずか十一名。最年 長者は中学三年生で、協力者は数人の保護者達だけでした。もちろん、会員全てが行事に参加をしてくれたわけではなく、
いつも少人数で活動をしていました。 いつ崩れてもおかしくない砂上の楼閣だったAOZORA。それが今では結成5周年を向かえました。
夏祭り・秋祭りでの出店の参加や、太鼓部の結成、さらには老人会の方を招いての食事会など、様々な行事を行い、また沢山の大人の方が協力してくださいました。

 これだけの活動ができ、また成功してきたのは、AOZORAを応援し、見守ってくださった皆さまのお   

かげです。本当にありがとうございます。

AOZORAは何故できたのか?

  最初、AOZORAという会は小学生から中学生に上がり、子供会を卒業して祭りなどに
来づらくなった子達のためみんなで自主的に作った会でした。

 祭の中に居やすいように子供会の隣で一緒にチャレンジランキングなどの遊びのスペースを設け、
そこで子供達とふれあいながら祭を楽しんでいましたが、段々と「もっと人のためになることをしたい」という気持ちが強くなり、
福井豪雨のボランティア参加や義援品集め、秋祭りに行ったバザーの収益の寄付、老人会との交流や書き損じ葉書を集めてタイの子供達を学校に行かせてあげたりと様々な活動をしてきました。
この様な会は他の地区にはなく、みんなで相談しながら手探りで築いてました

青少年健全育成春江町民会議

育成指導団体の部表彰

 平成17116日、AOZORAは春江町民運動推進協議会 青少年健全育成春江町民会議で表彰をされました。
育成指導者の大ベテランの方々が居並ぶ中で、まだ歴史の浅かったAOZORAが表彰されたことにその時はとても驚きました。

 しかし、話を聞くとAOZORAのような中高生が運営するという団体は全国でもとても珍しいのだと言われました。
中学生・高校生という難しい年代の中で、人のために尽くそう、人が喜ぶことをしようと思うことがとてもすばらしいと言われました。その当時、
私たちは自分達のしていることがすごいことなのだとは思ってもみなかったので、このように高い評価を受け、これからもがんばってくださいと言われて恥ずかしかった反面、
とても嬉しく誇らしい気持ちになりました。

 

同じ時を共に過ごした

     仲間だからこそ…

 同じ地区で育ち、遊んだ仲間はかけがえのないものです。

老人会の方々との交流会でたいこの披露をしました

 
 ある男の子が、ある日「やっぱり

一緒に遊んだ仲間と手作り料理でおもてなし

 
小さい頃から一緒に遊んだAOZORAのメンバーと遊ぶのが一番楽しい」
と言ってくれたことがありました。学校や部活の友達ではなく、幼い頃から一緒にいる、
良い所も悪い所もみんな知っているAOZORAのメンバーだから、楽しいし落ち着くと言っていました。
この言葉を聞いたとき、とても嬉しくなりました。中学、高校に入学して、だんだんと近所の子たちと疎遠になってしまう。
それを防ぐために結成されたのがAOZORAでした。

一緒にいるのが一番楽しいと言われ、「この会を作って本当によかった」とみんなで思いました。

19・8