AOZORA<ワークアイ 20年活動報告> 

 

月  日

活動内容

場  所

目  的

3月29

   

老人施設お手伝い(仕事)

 ショッピングセンター (消費)

老人介護施設

ミショッピングセンター

仕事をして報酬を貰い消費する

就労SSTとして専門家より評価を受ける

4月26

  

ボーリング

ボーリング場

仕事に就いてのお付き合い準備

応援のタイミング

お付き合い体験   

5月10

 

農業体験

個人農家 畑

農業労働-----

苗植え 収穫 鶏卵集め

野菜を料理して食べました 嫌いな物も美味しかった様です 

512

 〜19

建築関係体験

建築会社 建築現場

職業選択 体験

自分の職種適応を考え始めました

5月18

 

ペットショップ取材

ペットショップ

動物の好きな子の為に企画

就労体験出来ない子を取材という形で企画

524

 

ドッグトレーニング見学

ドッグトレーニング

5/18の発展活動

動物好き職業選択

不登校の子の希望で企画

68

 

水族館見学

水族館

職業選択 見学

熱帯魚の好きな子の職業選択

628

 

ゴーカート体験

卓球

体育館

車免許取得準備

仲間作り

スピード体験

スポーツ交流

7月19

料 理

公民館

プランニング

指図書による作業

カレー・プリン

ティラミス・シソジュース

85

交流会

大型プール施設

交流

プール

乗り物

1012日

BBQ

バーベキュー施設

定型発達・異世代世代交流

団体の中での行動観察・手伝い(計らう心)

 

 

 

 

 

 

20329

@       老人介護施設

参 

 中学2年 2人 (A君・B君) 

 中学3年 1人 (C君)   

大 人  3人  (支援スキル勉強)

目  的

就労SST【労働--賃金--消費】

 

 

 

時系列  ガーデンハイツ    1時30分集合

           担当者より説明

     レクレーション手伝い(労働)  2時〜3時

     ショッピングセンター (消費)   3時〜4時

 

 

-------------就労体験 IN 老人介護施設-------------

 

労  働  老人介護施設でのレクレーション(ゲーム)の手伝い

      テーブルのポケットにボールを入れて得点を競うゲーム

        役割:白板に得点記入係--A

得点計算・ボール運び係--B

得点伝え係--C

 

     役割を決めてゲームスタート

      B君は得点を暗算でしていましたが、人数が多く計算も少しややこしく、大変でした。 するとC君が白板の空いているところに筆算を始めました。しばらくB君は暗算C君は筆算とダブルで計算していましたが、B君は計算を君にまかせ、ボール運びとお年よりの応援をして 盛り上げだしました。 

暗黙のうちに仕事をカバーし 仕事を渡した方は新たに仕事を見つけていました。このような暗黙のやり取りは苦手なはずですが 3人の阿吽の呼吸でスムーズに進行していました。

   仕事を終え 3人とも老人の方に喜んで頂き 仕事もがんばってこなし充実感を味わいました。初対面での就労体験でしたが「来て良かった」「楽しかった」「うれしかった」等の声がありました。

賃  金  親同士で相談して一人500円とする

      封筒にそれぞれの名前を書いて、今回の労働賃金として渡す

 

      仕事を終え、子ども達の心に充実感があったので このまま立派なボランティアとして終わった方がよいのではと感じ、賃金を渡すのはやめようかと思いました。しかし、始めに【労働--賃金--消費】を、目的としていたので初志貫徹でお金を渡しました。

消  費  近くのショッピングセンターへ行きました。

      まず、ジュースを飲んで休憩してから、好きなところへ行く事にしました。

      偶然3人とも本屋をへ行きました。

      A君は「テーマパーク」の本

      B君は「仮面ライダー」の本

      C君は「こわい話し」の本 を購入しました。

     とってもうれしそうでした。 うまく500円を使っていました。

 

      A君、B君二人は 自分の好きなものを恥ずかしがっていました。二人とも年の割りに幼い嗜好という自覚があるからです。  

      C君は 怖い話やUFO、不思議な事、霊感等が大好きです。話し出すと止まりません。 それぞれ自分を出せてよかったと思います。     

 

終  了  帰りに 今度何がしたいかを聞くとC君が「ボーリングがしたい」と言ってくれました。 今回の満足感が 次回への期待となったのだと思います。

 今回の成功を感じました。次回のボーリングを約束して帰路につきました。 大成功!!

後  記 ・ 始めは あまり乗り気でなく 親に言われて来た感じでした

  子ども達は、知らないところで未知の体験にとまどっていました

  環境が整えば、苦手な社会性、創造性、コミニケーションも円滑にこなせました。その環境は理解ある人、責めない人のいる環境でした。

  C君は小学校の頃ボランティアの経験有り

     一生懸命体験を話してくれました

     「いい思い出」という充実感が伝わってきました

     経験がある事は大切だと思いました

追  記  一年後に「子供時代をやり直す」働きかけを思いつくヒントになりました。

          幼い嗜好を恥ずかしいと自覚している事  

      社会性コミニケーション想像性のが苦手とされていますが

ふさわしい環境を用意すれば問題ないように思いました

          暗黙のうちに仕事をカバーし仕事を渡した事、新たに仕事を見つけ出した事

      社会性コミニケーション想像性のが苦手は ふさわしい環境を用意すれば問題ない事は

       AOZORAの支援の軸となる考え方になりました

 

      服装 年齢に見合った髪・服 ファッションに無頓着なので回りが気をつける

         小学時代の小さくなった服を着ていた 違和感があった

^――同年代の子は着るのを嫌がる服装を子供が嫌がらないからと着せない

      髪型 親の散髪――おかしい髪型(同級生にも言われていた)違和感有

                子供が嫌がらなくてもプロに頼む

 

     結果――― 服装、髪型を同年代の子に近い感覚にした

           親がせずに散髪に行った 

           服装も 兄のお下がりや 姉のアドバイスのものを着る

 

      本人におしゃれの意識が出てきた。服を着る時も「これでいい?」と、TPOも含め考え始めた。 かっこいいのがうれしく 外へ出る時も自信ありげになった。

 

 

 

 

 

 

20426

 A ボーリング場

参 

 中学2年 1人 (A君)

 中学3年 1人 (B君)  

大 人  2人 (支援スキル勉強)

目  的

  仕事に就いてのお付き合い準備

     (応援のタイミング等 体験)

いろんな場面での応援のタイミングが分からないと言う声有り

 

 

 

-------------お付き合い体験 IN WEB40-------------

 

ボーリング  手続き:カウンター申し込み、貸し靴

応 援:タイミング、ハイタッチ等  

       ゲーム:自分のスコアが悪くても顔に出さない

 

活 動   A君:ボーリング経験浅い

  あまりボーリングの経験が無く ほとんどガーター

  一投のスコアが悪いと あからさまに落ち込む

  ハイッタチの順番でも無視する

 

      B君:ボーリング経験あり 

・地区の子供会で何度もボーリングがあり、参加する為に父と何度も練習経験有 始めはうまくなく落ち込んだがだんだん楽しく出来るようになったそうです 

  子供会では全体から見たら上手い方ではなかった

  一投のスコアが悪くても気にせず 他の人のスコアがいいと喜んで盛り上る(拍手、ハイタッチ等)

 

後 記   ・下手でも経験は心にも影響がある(自信) 

      ・定型発達の子との活動の中では 上手い方では無くとも 経験する事は後の人生の楽しみとなる事を感じました  

      ・体育の成績が悪く先生にお聞きすると マラソン大会などで応援をしていなかった事を言われた方があり 応援も経験と思い企画しました。

 

 

 

 

 

 

20年5月10

 B 個人農家 畑

参 

 中学2年 2人 (A君・B君)

大 人  2人 (支援スキル勉強) 

目  的

 農業労働-----苗の植え替え・鶏の卵集め・ニラ・エンドウ豆を収穫

 

1時30分 雨天

雨天の為 苗の植え替え作業

(晴天の場合 里芋の堀上の予定でした)

服 装

  長靴、軍手、帽子、合羽、タオル、お茶等

 

労  働

作 業1(苗の植え替え作業)

1.苗カップに土を入る

2.芽出しした苗をスプーンで植え替える

3.水をたっぷりあげる

4.300苗位 植え替える

作 業2(鶏の卵集め)

  放し飼いしてある鶏の卵集め

  バケツに卵を入れる

  バケツ2個分収穫

作 業3(ニラ・エンドウ豆を収穫)

  ニラ収穫 鎌で刈り取る

  エンドウ豆は3種類あり 食べごろを収穫

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作業後

加藤有機のオーナーがご馳走してくださいました

刈ってきたニラと、集めた卵で ニラ玉

エンドウ豆は茹でて 

 エンドウ豆は食べられなのに「美味しい」と言って食べていました。

 自分で収穫した物での料理は 特別美味しかったようです。 

後  記

  卵を集める鶏舎は放し飼いなので糞が厚い層になっていて匂いもきつく その上を歩きます

  子供たちは糞と分かっていても嫌がることなく卵を集めていました。

  初めてのことで作業環境はキツイでしたが 受け入れる心の環境が整っているとがんばりもきくと感じました。受け入れる心の環境が大切なことが分かりました。

 

 

 

 

 

 

 

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 C ビル用サッシ取り付け会社 建築現場 6日間体験 賃金有り

 

 

参 

 高校1年 1人   

大 人  1人(支援スキル勉強)

 

 

目  的

 就労体験 職業選択  (建築現場体験)

 

 

 

 

就労SST IN  建築現場       

 

 

 

中学で不登校  高校入学したが行きたくない様子

勉強より実技に向いている傾向(見ただけで覚えてしまう 職人向き)

自分の職種適応を考え始めました

じっとしているのが苦手、機転が利くなどから 適正を見て 現場作業の体験を企画

勤労意欲があるため 賃金のある体験としました

本人感想

現場仕事はむていると感じました

現場が変わるのはいやだと感じました。そのことから、同じ場所で、同じような事をする仕事が自分に向いているとおもいました。

料理が好きなので 調理のほうもいいかも と思います。工場もいいとおもいました。

人と話す仕事はいやだと思いました。

現場でいろんな人が話をしてくれました。体験談、高校は行った方がいいこと、我が子の話等

正社員になりたいと思いました

職安へ行って---中卒では求人がない、普通免許が必要、中卒の資格のないものは仕事がない

       職安の人が傍に来て「中卒で普通免許がないのでは行くところがない」とわざわざ意地悪を言いにきました。他の職員にそのことを言うとあやまって、職を探してくれました。会社にはあんなひどい人ばかりがいると思ってしまうところでした。こどもでもあんな子はいません。

後 記

 漠然とした仕事感が 体験を通してより具体的になり 自分の適性を確認し始める きっかけとなったようです   理屈で無く 体験していくことは 重要だと思いました

 追 記

彼は一年後自分が判断した適正(ひとつの場所で出来る現場仕事)と正社員の希望の会社に入りました。その会社は学歴は関係なく(中卒も大卒も給料同じ)実力を優先する会社で 見ただけで覚えてしまう彼は入社数か月で「将来の会社のホープ」として期待され 先輩から可愛がられ、

中学校時代、教師から受けた傷も消え 資格試験にチャレンジしています。

 

 

 

 

 

 

20年5月18

D ペットショップ 

参 

 中学2年 2人

 中学3年 1人 

 小学生  1人 

高校生  1人

大 人  2人

目  的

 就労体験出来ない子を取材という形で体験活動を企画

 ペットショップ取材

 

動物の好きな子の為に企画

 

お母さんが、農業体験に行かせたかったが、不登校ぎみで あまり外にも出ない状態の高校生の為に企画しました

 

 就労体験でなく 取材と言う形で外に引っ張り出そうと計画

 ドッグサロンポーでは興味深く お話を聞いたり 実技を見たりしました

 

 偶然かもしれませんが、ぺットショップの見学が決まった 次の日 学校へ登校しました。母親も驚いていました。

 

 後日、犬の訓練施設見学、水族館見学をしました。

 

好きなものというのは 大きな心の力を引き出すのだと思いました。 

 

 

 

 

 

 

 

20524

 E ドッグトレーニング

 

 

参 

 高校1年 1人 

大 人  1人

 

 

目  的

D5/18のペットショップ見学取材の発展活動 

動物好き職業選択活動

 

 

 

 

 

 

   518日のペットショップ見学取材の発展活動

   本人の要望で母親と見学

 

  「好き」と言う 力は 行動力をアップさせてくれる  

 

 

 

 

 

 

 

2068

 F 水族館

 

 

参 

 小学4年 1人 

 中学3年 1人 

 高校1年 1人  

大 人  2人

 

 

目  的

熱帯魚の好きな子の職業見学

 

 

 

 

 

 

 

    5月18日ぺットショップ見学取材の発展活動

 

    熱帯魚が好きな子への対応企画

 

    好きな事から職業、社会への興味へと繋がるのは大切な事と感じました。

 

    興味、好きって大事だと思いました

 

 

 

 

 

 

20628

 G アミューズメント施設・ 体育館(卓球)

参 

 中学2年 2人  (A君、B君)

大 人  2

目  的

 車免許取得準備 (ゴーカート体験 アミューズメント施設

仲間作り (スポーツ交流 卓球 体育館)

 

  

アミューズメント施設

  チケット購入  チケット内で遊ぶ

  心の柔らかいうちに スピード体験(怖がりな部分があるため)

 ゴーカート体験

  初回は親が同乗、おそろしくてなかなか進めず 周りに当たりまくり体制を整えるが難しく一層進まず 二人とも閉口ぎみ  (この体験失敗、どころか免許を取るのをいやがるのではと不安になる)後半慣れてきてスムーズに回れるようになる。 

 2回目、二人とも自分だけで乗ると言いました。一人でそれぞれガンガン運転していました。

もっとやりたかったようです。車免許取得準備のスピードに慣れるのは 成功したようです。

卓 球 帰りに体育館で卓球をしました。

    運動は苦手なはずの彼らが 揃って上手くておどろきました。

    そういえば ローラースケートやローラーブレード、スキーが上手い子も多いです。

    バランスがいい、大きく動かない運動はOKかなと思いました。

    これからの支援の参考になりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

20年7月19

 H 料理体験 公民館

 

参 

 中学2年 2人 (A君・B君)

 中学3年 1人 (C君)  

大 人  3

 

目  的

指図書による作業 プランニング能力(方略−手順−作業)

 

 

 

 

 

 

  メニュー

個々の作りたい物 プリンティラミス

協力して作る物  カレーライスシソジュース

 

準 備

 作りたいものを考える各家で考える

 料理シートに必要なものを書き込む---材料、道具 家にあるもの、買うもの等

 

当 日

 買い物― スーパーで購入

 作 業 道具、材料用意

      切る、煮る等

 

会 食

    カレーライスを食べ、デザートにプリンとティラミス

    シソジュースとカレーはおみやげに持って帰りました。

 

  みんな、おいしくてお替りをしました。

 

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C君は中学3年で進学の事などで疲れていて 来たくありませんでした。

買い物も、作るのも無理しないようにいいましたが、買い物は一緒に回りました。

調理は手伝いませんでしたが、テーブルを拭いたり 調理の様子を見に着たり、料理を運んだり 心を向けていました。

 

A君は用事遅くなりで 食事時に来ました。喜んで食べてくれました。おかわりもしました。

かたずけをしてくれました。

 

B君は一人で作る事になってしまいました。

カレーの出来上がりに間に合うように 先にお米をかしいて炊きました。

ジャガイモ、にんじんを切りました。玉ねぎは 大人が切りました。

材料をいれて煮てカレーを作りました。

ティラミスは スポンジにコーヒーを染み込ませ、生クリームとマスカルポーネをまぜ 

スポンジに詰めて ココアを降り出来上がり。

他のお母さんに、作り方を教えてと言われ 嬉しそうでした。

 

 

みんな、それぞれのかかわり方をしましたが たのしかったようです。

「来てよかったと」言っていたそうです。

 

食事の時、話をしながら食べました。

C君は、自分の興味のある話ばかりします。生返事だと名指しで怒ります。

「僕は話たいんだ、人に話したい」と、自分を分かっています。

C君のお母さんに、学校でライフパートナーさんをお願いするといいかもとお薦めしました。

学校によって対応が違うかもしれませんが 家族でない人に聞いてもらう事は 自分を受け入れてもらっているようで 心が安定するようです。

 

B君は 週1回、1年間位 ライフパートナーさんの対応をしていただいた来ました。

C君と同じように 自分の興味のある話ばかりして だれも相手にしてもらえなかったのですが ライフパートナーさんに聞いていただいたりして 心が落ち着き 人との話し方も 相手を考えるように変わって来ました。

 B君も話し出すと止まらないのですが、今回C君の様子を見て 自分に重ね話し出すと止まらない事を反省していました。 それ以来、自分の興味の話ばかりするのを抑えていました。

 相手を見る事が出来るようになり 友達が来てくれるようになりました。 

 

 

 

 

 

 

20年8月5日

 I アミューズメントパーク (大型プール、乗り物等)

参 

 中学2年 2人    

大 人  2

目  的

 楽しい時を共有する  

 

 

8時出発  集合(駐車場が混雑するので早めにスタート)

8:30  開 園

11:30 昼 食

15時   現 地 解 散

 

活  動  

   アミューズメントパーク  プール 乗り物  別々に行動

 

感  想

  ・会員の要望で企画しました。

・別々に行動していました。やりたい事が違ったからです。広すぎでした。

  ・食事の時間だけ一緒でした。

  ・この活動は意味があったのか疑問に思いました。

  ・同伴のお母さんが、「アミューズメントパークが大好きなので来れてよかった」と

言われました。ほっ

  小学校では子供会でアミューズメントパークへいきますが、中学校になると機会がないので 子供は喜んでいました。

 

後  記

  今回は企画倒れでした。交流どころか バラバラの行動でした。

  まあ、楽しんでくれていたので良しとします。

  改善点―――もっと小さな会場にするべきでした。

 

 

  次回小ぶりなプールで企画しました。バラバラでもどこかで会うのでまだよかったです。