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 arrow_63.gif   「童話の世界へ!」  

2007-03-14
「お手紙レッスン」 サリー・グリンドリー 
 




■ さまざまな困難をかかえるマックスを、からりと書いている。日本人が書くと、こういうテーマはジメジメしがち。

■ 非常にたくみな筆力。

■ 学校などの悩みを、両親ではない、第三者に話せるというのは、とてもいいこと。

■ 読みやすい。最近の児童書は、イラストがふんだんに使われる傾向がある。



「ちいさなスプーンおばさん」 アルフ・プリョイセン  




■ プリョイセンは、ノルウェーの出身。貧しい農家の生まれで、満足な教育を受けられなかった。
  しかし、そのことが独創的な作品を生み出す素地になることもある。
  学校教育を受けていないため、枠にとらわれない書き方をする。ふしぎな感覚を失っていない。

■ おばさんの、たくましい、したたかな生き方がおもしろい。

■ うまくいきすぎているところはたくさんあるが、小さい頃は、そういうことは気にしない。
  ストーリーを、あるがまま受け入れられる。小さくなるのは、一種のあこがれ。
  食べ物がふんだんに出てくるところも、想像力をかきたてられる。