「かにむかし」 「夕鶴」 木下 順二
■ 墨絵の挿絵が美しい。
■ 木下順二の話法
→ 同じ言葉の繰り返しを少しずつ変えている。例:「かなわんと思うて」「かなわんと思うたんじゃろう」「かなわんと思うたにちがいない」
■ 七・五調は、必ずしもリズムがいいとは限らない。
■ 夕鶴は、封印をとく話。おかしてはいけないタブーが含まれている。
他のタブー話:「青髭」(ペロー童話集)、「浦島太郎」
■ タブーを破らなければ、人生が変わらないということもある。そのことによって、その後がまったく違う展開になる。
試練を乗り越えなければ、人生は向上しない。
助詞の使い方など
■ とりたてて用いるときは、「が」ではなく、「は」(強調される)
しかし、現代は、「が」が使われる傾向が強い。
■ 「」表記の体裁
→「」の改行は、一字下げず、たいていそのまま(表示では半角下がる)。
「」の前には、必ず句読点を打つ。
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