「海辺の王国」 ロバート・ウェストール 訳:坂崎 麻子
(アマゾンに書影なし)
■ ウェストールの作品には、「霊」の世界など、ふしぎな話が多い。シビアでリアル。幻想のなかのリアルさ。
■ 「海辺の王国」は、ラストが衝撃的。救いのない現実でも、「心に王国があれば生きていける」
■ キャサリン・パターソン「ガラスの家」も、似たような状況を描いている。(里親と実親の問題など)
■ 戦前のイギリスは、階級制度がきっちりしている。当時のこととして、差別が描かれることが多い。(「フランバース屋敷の人々」)
■ ウェストール作品の共通テーマは、「人生ってこういうもんだ」、「それでも人は生きないといけない」ということ。
「ぼくらの七日間戦争」 宗田 理
(アマゾンに書影なし)
■ (生徒の意見)主人公がコロコロ変わるので、感情移入しにくい
■ 誰に向けて書いているのか
■ 「ズッコケ」シリーズと違い、大人がよく登場する。子どもメインではない。
作品を書く際…
■ 書き出しは単純に。するっと話に入れないと、読者は読む気をなくす。
■ 時が行ったり来たりしすぎると、話がわかりにくくなる。ストーリーは、なるべく時系列にそって。
■ 想像力をもって想像しきれないところは、説明で補う。
■ 最初と最後、途中のエピソードをいくつかという風に、ブロックごとに分けて書いてみるといい。エピソードは、順番を入れ替えたりしてみる。
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