「シャーロットのおくりもの」 E.B.ホワイト 訳さくまゆみこ
■ リアルな面とファンタジー部分が割れているのが特徴的。(部分的ファンタジー)
■ メインキャラが変わるのがユニーク(ファーン→ウィルバー→シャーロットなど)
■ 旧訳と新訳の比較(シャーロットがつむいだ文字):"Terrific"→旧「すごい」新「すばらしい」 "Radiant"→旧「かがやかしい」新「ぴかぴか」
"Humble"→旧「けんそんなる」新「つつましい」
■ さくまゆみこさんの言葉
「(宮沢賢治の作品をうけて)賢治の、隅から隅までわかったとはいえない作品が、いつまでも心に残ったことを考えると、
何のひっかかりもなくつるつると頭に入ってくる文章ならいいというものでもないと思うのです」
(2006年8月28日産経新聞より抜粋)
「うそつき大ちゃん」 阿部夏丸
■ ゆっくりとしたテンポのおおらかなストーリー。テーマの割に、暗く重くなりすぎない。
■ 作者が説明しすぎの部分もある。説教がましい?大ちゃんのセリフなどに、くどくど説明を入れなくても、子どもはわかるのでは!?
■ 女の子の描き方がステレオタイプ。小学5,6年生でよく登場する、男の子みたいな女の子。
気が強くてワガママな性格。「トムボーイ」と呼ばれる。
■ 最近の子どもの傾向→副詞、つなぎの言葉で大人びた単語を使う。例:ちなみに。
しかし、名詞のボキャブラリーが貧困なので、内容が伴っていない。
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