青ケシの育て方 

 今年ほど雪が少ない冬もなかったような気がする。道東地方では3月でも雪が降ることが珍しくないのでその心構えはしていたのだが、一向に降る気配がないままどんどん暖かくなってきて、まさか・・と思いながら南側に植えている青ケシに被せていた鉢を取ったらな〜んと青々とした芽が出ていた!
 東側に植えているのは、土自体がカチカチに凍っているのでまだ芽は確認出来ないがそれでも特に日が差すところの小さめの苗は芽が出ていた。
 


 H20.3.23現在
 南側に植えている青ケシ写真(TOP)の大株アップと2年生苗の地植え。株が小さい方が
 伸びが早い。本当はこの状態なら完全に越冬終了だが、今朝も霜柱が5cmくらい伸びて
 いたので、写真撮影後、又鉢を被せた。例年より1ヶ月は早い状態。う〜ん悩む…


 H20.4.23現在
 昨年の実生苗を6月に地植えしたもの。昨年秋に手前に植えていた数株、嫁入りしたが残りが
 元気に越冬できた。しばらく雨が降っていないが一雨降ったら急激に大きくなるはず…


同じ日の青ケシ達。でも随分成長に差が見られる。
 H20.5.6現在
 東側の青ケシ (玄関左)
 H20.5.6現在
 東側の青ケシ(玄関右)一番古い株。
 H20.5.6現在
 
南側の青ケシ(ベランダ側)やっぱり成長が
 早い。蕾がそろそろ見えるような気がする。
 H20.5.6現在
 西側の青ケシ。昨年の実生苗を地植えしたも
 の。一番


 H20.5.17現在 今年の青ケシ、地植え株に不思議な現象が現れている。
 原因として推測すると、5月連休の頃、まだ根が動いていない時期に、この地方では考えられ
 ない、20以上の気温となりその後も、暖かさが数日続いた為、地上部だけが温度に反応して
 葉を伸ばしたようで、水分が追いつかず、丸まって縮れてしまった。(雨も降らなかったし・・)
 その後に伸ばした葉はいつもの伸び伸びとした葉を広げているので病気ではないと思われる。
 異常気象が北国にもひたひたと・・・


 H20.6.5現在 昨日くらいから少し暖かく
 なってきたら、蕾も伸びてきた。
 H20.6.5現在先日ショックなことが・・・
 地植えしていたグランディスが強風で根元
 から折れた。根のほとんどはちぎれたが
 少しの根が付いていたので只今入院中。


 H20.6.22現在 今年は気温が低い日が続いているせいか、開花まで1日以上かかったが、
 TOPの青ケシを含め、今年の花は青い!


 H20.7.1現在 6/5に紹介したグランディスはやはりだめになってしまった。がっかりしていたら
 春先、かろうじて小さい葉が1枚だけ出ていた(昨年の実生苗を地植えしていた)株が少しずつ
 大きくなってきている。
 大きなベトニキフォリアの間でひっそりと葉を伸ばしているグランディス。



H20.7.12現在
H19年と20年の実生苗を地植えしたもの。


 H20.7.6現在の青ケシ。南側の場所だが、今年は気温が低めなのでブルーがきれい。



 H20.8.2現在
 7月12日の地植え苗写真と見比べると
 かなり大きくなってきている。
 南側と東側に植えてある地植え苗には
 気温差が大きいためか、うどん粉病が
 出始めている。
 ここのは、寒冷紗をかけているのと、
 西日が少し当たるだけなので元気に
 育っている。
 突き当たりには人参が見えている・・


 
 H20.10.14現在
 
このグループが一番元気。北側、南側の
 地植え株は、うどん粉病にやられ、現在
 では葉がほとんど無い状態。

 幸い、うどん粉病は新しい葉にはあまり
 感染しないようなので、この時期になっ
 ても、多くの葉を残している。



 H20.11.12現在

 今年は遅めの冬囲いだったが、地植えの苗は
 すべて夏越ししたので、被せた鉢の数を数え
 たら42株あった。
 この株を来春どうにかしないと、もう置き場所も
 無いので、来春は久しぶりに播種を休もうか
 と思っている。




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