鉢に播種したのは数年ぶりで、うまくいくかちょっと心配でした。平成14年度の種子を播いたのでその記録と、すでに植えてある青ケシたちの記録を載せていこうと思っています。
5月下旬位になったら、外に直接種を播いてそのまま越冬させた分もどのくらい発芽するか楽しみです。
2月26日播種。暖房のない室内で日が当る部屋に置く。(日中10度、朝方2〜5℃くらい)
用土はかぼちゃの種を播こうと思って秋に堆肥と発酵馬糞を入れて置いたものを使用。(土がカチカチに凍っていたので数日室内において溶かした)
写真は3月20日現在でようやく種が割れて根らしきものがのぞき始めている。 低い気温と種が古いせいもあるのか、随分時間がかかってしまった。
3月19〜21日まで仕事が休みだったので午前中3、4時間直射日光にあててやる。(晴れて気温も4〜7℃くらいはあったので)
日中の置き場所は雪がまだ積もっている畑の上しかなく、植替えができるくらいに大きくなるまでは、徒長に気をつけようと思い置き場所を玄関に移動。
午前中は日が差込むが温度は5〜14、5℃くらい。
そのまま様子を見ようと思う。
3月26日現在。丁度1ヶ月経過でようやく発芽確認。
写真をクリックすると大きくなります。
今の時期としては、このくらいのゆっくりしたペースでいいのかもしれない。
いずれにしてもまだまだ外に出せる環境ではないし・・・
昨日降った雪が一度顔をだした畑をまた覆ってしまった。
依然として玄関で管理。
4月9日現在。上の写真から丁度2週間経っていますがほとんど変化は無く、ようやく双葉が開いたところです。
まだ根が出たばかりのものもあります。
5月〜6月時期の成長スピードに比べたらなんとゆっくりなのか・・・
芽の頃は外気温に合わせてゆっくり成長し、春になったら一気に成長し冬までに株を作る。
ヒマラヤの環境に育つ草花ならではの知恵なのかと思ってしまいます。
4月16日現在。ここ1週間は、日照が多かったのと気温が7〜12℃位あったので、双葉が大きくなったような気がする。
よく見ると本葉が出かかっています
4月30日現在。双葉が何とか出てきたが、その後さっぱりせいちょうしてくれないので1本づつ7.5cmのポット植えにする。
この時期は日中一気に温度が上がることがあり温度調節が厄介。
下の一列(本当は5株有)が上の写真で生き残ったもの。
他の芽は、親株の周りに取り蒔きしていたものが発芽してそれをポットにあげた。
今現在で40〜50株あるが、2月に蒔いた分が5株しか助からなかったので5月2日に再度蒔いたものも発芽し始めていて、全部そろうと100株以上になりそう・・・
用土は黒土4、キノックス1、ピートモス1、馬糞1位の割合。植え付けた後にジョウロで水をやるが瞬時に吸い込まれる。
7月1日現在。ポットを7.5から9.0に植替えした。
春一番に播種した実生苗、結局5本生き残り。それが他の苗よりやや大きめ。最近朝から気温が高い日があり日照調節に悩んでいる。
4月30日にポット上げした芽が少なかったので5月4日に再度播種。
今回はもう暖かくなっていたので播種してからず〜っと外に置きっぱなしにした。
発芽まで丁度1ヶ月かかり、6月5日発芽。写真は6月15日現在。雨に数度当ったため幾分鉢の周りに芽が集まっているが割りと均一に発芽してくれた。もうすぐ本葉が出そうだが全部で何本あるのか・・・^_^;
7月1日現在の実生苗。あまりにも鉢の周りに芽が偏っていたので、そのまま一回り大きい鉢に移し替えた。
本当はもうポット上げしてもいいのだけれど、実生苗がすでに40ぽっと位あるのでもう少しこのまま様子を見てから植え替えようと思う。
7月17日現在。
やっぱり鉢の周りにあった芽が大きくなっている。
本日ポットに植替えた。数えたら約130株!
炎天下の中、さすがに疲れた〜 小さいわりには根が5cm以上の長さがあり、切らない様に慎重に根をほぐして植えたので日射が強い割にはしなびもせず元気。
7月18日現在。植えの鉢から1本1本根をほぐしてポット植えする。
どのくらいの率で育ってくれるのか解らないが、とりあえずここまで来ると一安心。
8月17日現在の実生苗(5月下旬に播種)。気温の高い日が続いているので日陰に置いていたせいかあまり成長していない。
ようやく最高気温が25℃以下になってきたので午前中日が当る場所に移動。
9月10日現在の実生苗。今年の青ケシは気温が高くてちょっと辛そう・・ 130株くらいあった株が40株くらい溶けてしまった。
越冬させる時期になるまでどのくらい残るのか不安。
9月25日現在の実生苗。
フラッシュでちょっと見ずらいがほとんど瀕死の状態。
ここ1週間くらい気温が下がってきたのはいいが、日中と朝方との気温差でうどん粉病がすすんでいる。
古株は同じ病気にかかっても平気だが、株がまだ出来上がっていない幼苗には酷かもしれない。
仕方なく、この状態で少しでも残っている苗を数本地植えしてみたがどうだか・・・
枯れた苗のポット、用土がもったいないので25ポット位に青ケシの種を蒔く。多分発芽しないまま越冬時期になると思うので覆土しないでジョウロで水をやりそのまま日陰に移動。
10月4日現在。最後に残った20数株を地植えした。
考えたら、あと1ヶ月くらい前に地植えしていれば、100株近くは助かっていたのかもしれない。
今年の暑さは高山植物にとっては厳しかった。
このまま越冬してどのくらい生き延びるのかわからないが、あとは個々の力に任せるしかない。
蒔いた日は記録していなかったが10月の初めだったような気がする。
この写真は10月16日現在。
本当は春蒔きの苗がほとんどだめになってしまい、植替えした用土とポットがもったいないのでそのまま播種して冬越させて春に発芽すればいいと思っていたが水分と気温が丁度よかったのか発芽してしまった。
このまま11月まで置いておき越冬させようとおもう。
果たして双葉で越冬できるのかわからないがこれもやってみるチャンス。
気温は低めなのでほっといているがなんか元気!
10月22日現在。
春から夏にかけて、あんなに気をもませたのに今時期の青ケシはかなりご機嫌の様子。
これだけ鉢の周りに偏っているので、小雨の中(今年の秋は週末いつも雨ふり!)一回り大きいポットに植替えしてやった。
と言いつつこの状態で越冬できる保証はないのだけれど・・・
どうせだめもとで半分くらいのポットの分は地植えしてしまった。
だめ元ついでに、越冬直前にも実生試してみようかな・・・
24ポットに播種して発芽したうち、直接地面に植えたもの。
まだ零下にはなっていないので、凍ったらどうなるのか分からないが11月3日には鉢をかぶせて冬眠させようと思う。
せめて本葉が出てくれていれば、越冬の可能性もあるのだけれど・・
4月16日現在の地植え株。かぶせていた鉢を取ったところ。
去年の葉が枯れてそのままかぶっているが、よく見ると枯葉の中に芽が伸びていた。
4月17日現在。昨日鉢を取った株の枯葉を整理したところです。
昨年随分花首がたくさん上がったので、株の中央が枯れて穴があいていた。
今日は風が強かったがあたたかったせいか、1日で随分伸びたような気がする・・・
4月23日現在の実生3年苗。
去年花を付けなかったため、親株(中央)も死なないで、親株の回りに子株がたくさん発生している。
中央の親株は今年花を付けると、そのまま秋には上の写真のように枯れて、子株が来年以降の株となる。
4月30日現在の我が家で一番大きい青ケシの株です。
10年以上前からの株でどんどん脇芽が外側に出てくるのでいつしか株の位置が移動してしまっている。
全部で20本近い芽があるがこのくらい芽の数が増えてしまうと夏に蒸れてしまいそうなので、株分けするかも知れない・・・
上の写真の株で5月22日現在の青ケシ。
ようやく少しづつ葉がのびてきた。
今時期は野菜の種蒔きや苗作り、山野草の植替えなどで忙しくてHPの更新がサボリぎみなぁ〜・・・
ただそれでも大して成長していないのではあるけど・・
3週間経ってこれしか成長していないし。
ここ数日の気温がようやく10度以上になってきたので少し続いてほしい。
実生苗は結局5株だけ助かったが、まだ小さな本葉の状態で成長がストップしている。
6月5日現在の青ケシ。
植替えしないままもうすぐ蕾が上がりそうな気配。結局今年もこのまま行くのか・・・
7月2日現在の青ケシ。
今年の花首の本数は少ない。去年あまりに多かったので株が疲れたのかも知れない。
8月17日現在の地植え苗。前の斜めに上がっている茎が開花部分で
その部分は茶色に変色している。その左側と右側の小さな苗は開花後から出てきたもの。来年の株になる。
この株は今年1本しか花首が上がらなかったため、子株が数多く出ている。
9月10日現在の地植え苗。
ここ数日、日中22℃以上明け方15℃以下の温度で一部にうどん粉病が発生している。どんどん新しい葉が出てきているのでそのまま様子をみている。
花首が枯れて春先の葉も枯れてきている。
上の写真と同じ株。枯れ枝と枯葉を取り除くと夏以降に出てきた葉が結構出ている。
11月19日現在。
青ケシたちは現在冬眠中です。ここはベランダのところで一番日が当るところです。
ここ2週間は日が出ている日中でも7℃前後と寒く、休みの日は昼でもストーブつけっぱなし。
霜も何回も降りているし、実生の分は多分だめだろうけど、他の株が助かってくれていることを祈るしかない。