青ケシの育て方 


=今年の予定=
◎昨年の春株分けしずじまいになっていた一番大きな株(φ40cm位)の株分け。
現在1m以上の積雪の下なので無事春に芽だししてくれればの話だけど。
◎青ケシの実生。
去年の秋に発芽して本葉がでないまま冬になった分は越冬できていないだろうから播種のしなおし。今年は去年より半月遅らせて3月中旬の予定。
◎発芽した実生苗の生育
去年の生き残りの実生苗が少なかったので用土、置場所、肥料の検討しなおし。
※いままでのピートモスはPH調整がされていたのであまり使っていなかったが昨年、北海道産のピートモスでPH未調整というのを発見。もともとピートモスが好きな青ケシにとっては朗報なので使用方法を検討する。
◎地植え分の植替え、用土入替え。
これも上記のピートモス入手が出来るようになったので、長年植えっぱなしになって土が固くなってきた株たちの用土入替えやら植替え。特に強い雨が降り続くと土が固くなりやすいし、跳ね返りが黒点病を招いてしまうので覆土にも使用予定。
以上のことなどを予定に入れてやっていくつもり。今年の夏は青ケシや高山植物にとっていい年なのか、野菜達にとっていい年なのか・・・
両方いい年が存在しないのがなんとも歯がゆいけれど、一方は良くてもう一方もそこそこを目指して頑張ろう。


実生苗の記録


 平成18年2月25日播種した青ケシ。
 写真は3月18日現在のもの。
 用土は赤玉土1、パーライト1、黒土3、ピートモス2 位の割合。
 覆土はしないでそのまま水やりし、時々霧吹きで湿らす。
 日当たりのいい窓際に置いている。
 温度は8℃〜20℃くらいの間で暖房していない部屋で管理。



 右上4つのアップ写真です。映像をクリックするとおおきい映像になります。
 上2つが一晩水に漬けてから播いた物でただそのまま播いたものよりも発芽率がよく、揃って発芽している。
 1986年物とグランディス、ホリデュラはまだ発芽確認できない。



H18.3.21現在、大勢の青ケシたちの芽

H18.4.8現在。もう鉢一杯が芽で埋め尽くされている。

4月9日に植替えした。1つの鉢を10に分けて植える。右側は、そのまま一回り大きいポットに
植替えたもの。(そのほかの鉢はまだそのまま)
今まで春先に外で蒔いたものより根が短かった。室内の日中、結構乾くので水を切らさないよ
う気をつけていたので、根が伸びなかったのかもしれない。
半分は朝日が入る暖房のない部屋で管理することにした。


4月23日現在。
先週末は雨降りだったので、今日植替えを全部終了した。
こうして上の写真と比べると、大きくなっているのが解る。防寒着を着ながら植替えをしていたが
吐く息は白く3時過ぎにはすっかり体が凍えてしまった。
植替えした苗は日中屋外に出していたが明日の朝の気温が零下になりそうなので夕方玄関に
入れる。全部で100ぽっと位かな?


4月23日現在、全員集合写真。白いタグが付いたポットは青ケシアルバ。
今現在、土手の草はまだ枯れ草のままでほとんど新芽が出ていない。ようやくフキノトウが出揃ったところ。
最高気温が6℃、最低気温が2〜3℃位。
クロッカスが咲き始めている。


5月3日現在  前日は朝、零下で雨水に薄氷が張ってた…


5月7日現在
唯一、昨年の実生苗を地植えしてひん死の
状態のまま越冬した苗です。(写真がピンボ
ケですが)
3号鉢をかぶせていたから苗を確認できたが
そのままだったら気付かずに起していたと思
われる。
上の苗で2cmくらいの幅があるのでいかに
小さいか・・・
根の状態さえ良ければかなり小さい苗でも
越冬できている。
7月2日現在
2ヶ月近く経ってかなり大きくなってきた。
この苗は豪雨の中でもそのままで元気。


5月13日現在
最初の本葉はひ弱だったが、屋外で出た葉は厚みがあり色も濃く、たくましい感じがしてい
るが、まだ長雨には会わせていない。
最近は根が伸びてきたのと、最高気温が15度前後あり順調に成長していると思われる。

この頃から、薄い水肥を潅水のたび与えている。最低気温はまだ5℃前後。


6月4日現在
上の写真と比べてあまり大きくなっていないようだが、葉の入れ替えで以前の葉はほとん
どだめになってしまい、硬くて丈夫な葉に換わってきた。


6月11日現在
本当は自然淘汰されると思い数株の塊に
分けたのだが、なかなかどうしてどれもこ
れも揃って大きくなってきた。
結局このままだとまずいので株(芽)分け
しなくてはならないことに・・・
6月20日現在
青ケシ実生苗の全員集合。でもまだ株分け
しなくてはならない鉢がある・・・



6月20日現在 ひしめき合っている! 6月20日現在 結局株分けした。


7月13日現在 個体差が出てきている。本日25℃以上あり、帰宅してからみたら数株暑さ
でやられていた。地面に鉢のまま埋めたものは変化なし。日があまり当たらないのも日中
温度が上がるのを抑えられたのかもしれない。


7月30日現在 鉢ごと土に中に埋めていたら、根が2cm以上鉢底から出てしまい結局地
することにした。左の写真は鉢から抜いたところ。
右の写真は鉢植えのもの。成長の差が出てきたが枯れるのもかなり出てきた。


8月19日現在
右の写真の左側にあるポットが今までの10.5cmポット。左側写真の左端は15cmポット。
大きくても溶けるものもあれば、小さくても元気なものがあり個体差なのかと様子を見ている
状態。


9月3日現在
置き場所が日なたと日陰で写り具合が違うが同じ日の青ケシ。今日現在、助かっているのは
45株前後で地植えした苗でも10株足らず。9月に入って急に朝の気温が下がって今朝6時
は13.3℃とのこと。
息も絶え絶えの状態だが中心から出ている新葉が元気なので越冬までの2ヶ月間で大きく
なってくれるのを期待している。 右の写真は大きくなります。


9月25日現在 (左の写真は大きくなります)
外葉はうどん粉病にかかっているが中心部から新葉がでている。なんとか夏を乗り切った
苗たち。
9月25日現在 (左の写真は大きくなります)
左側の株は今年の春株分けした苗でほとんどが株立ちになっている。右側のは夏の初めに
実生苗を定植したもの。葉がやられて、何とか新葉が出てきたものの越冬できるのか・・


10月15日現在 
今年の越冬組。丁度20鉢。今月末か11月はじめには冬囲い予定。生き残りがあってよかった・・

11月3日現在
発泡スチロールのりんご箱に入った青ケシ達。建物の北側の日が当たらないところに蓋をして
積み上げる。このまま来年の4月下旬まで冬眠。
ここ最近は最低気温0〜6℃、最高気温9〜13℃。







地植え苗の記録

 
  ためしに、かぶせていた鉢を取ってみた。
 もう芽が動き始めているが、畑はまだ半分
 は雪に覆われている。
  今年の青ケシは結構やられている感じ。
 昨年の秋に地植えした苗(1年物)は、ほと
 んど越冬できていない。
  やはり、双葉では越冬は無理のようだ。
 まだ朝の気温が-6℃とかの日もあるので
 また鉢をかぶせた。
  来週(16日)位だと大丈夫かな・・・


5月3日現在 4月30日の豪雨があってからようやく芽が伸びてきた。


5月24日現在
雨が降ったわけではなくて、朝から霧がかか
っていただけだが、ひげ1本1本が水滴を捕ら
えているのを見ると、ヒマラヤでもこうやって
水分を吸収しているんだと感心してしまった。
6月4日現在
この株の花首はそろそろ上がりそうな気配。
植替えしなかったのと、一番好きな環境の
所に植えている株なので大きくなっても元
気。



6月20日現在
今朝気付いたらなんと花首がいっぱい上  
がっていた。
考えたら、もう咲く時期になっていたんだ・・
去年があまり咲かなかったので、今年の
花数は多いかもしれない。



7月2日開花
昨年、一昨年と咲かなかったので3年ぶり
の開花。白い花が好きな私にとっては青色
に負けないくらい好き。
7月1日開花
開花間近になって気温の高い日が続いたた
めか
一部にややピンクがさしている。
7月13日現在。同じ気温の中、花の色に変化。左はもう10年位そのまま植えているものだ
が右の株は今年の春に一度掘って用土にピートモス(ph4)、エゾ砂(酸性)を混ぜて植え直
したもの。株自体は植え替えた為小ぶりだが花の色は明らかに違う。条件としては右側のほ
うが日照時間も多い。
ただ、左側の青ケシも1つ目の開花は青で途中から紫がかってきたので温度も影響している
と思われる。


クリックすると大きくなります。
7月30日現在 今年は気温が低めなのと、雨が少ないせいか、長期間に渡って開花し
続けているが、この花がほとんど最後。右の株には種がいっぱい出来ている。


5月17日現在

8月19日現在
水仙のところを整理して青ケシ畑を少し広げ
る。(クリックすると大きくなります。)



11月4日現在

南側の畑の青ケシ達。
ここの場所で生き残ったのは7株だけ。



青ケシの育て方 

2005年11月4日に播種したポット。
2006年5月17日現在。普通に冬囲いしてその
まま春になったもの。室内で春に播種したもの
より、かなり遅いが雨に打たれても、まったく
平気。
2006年5月27日現在。
がんがん日が当たる場所に置きっぱなしで
相変わらず元気。



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