インストールの形について
カーオーディオでは様々な形のインストールがあります。
1:ストック(ヒドゥン)インストール
機材を隠して一見ノーマルに見せるインストールです。あまり大げさにしたくないとか荷物を積むスペースを犠牲にしたくない場合のインストールです。
ストックインストレーションは左の写真のように荷物も積めるし見た目も大げさではなくカーゴとしての機能を殺さないインストールと言えます。ワゴンやSUVに多くみられる手法です。
一見するとノーマルに見えますが パネルを外すと・・・!

2:音質指向(ピュアオーディオ)インストール
一切の妥協無く徹底的に音質に拘った場合、どうしても音質のためには譲れないことは沢山あり、妥協無く探求していくとある程度のインストールの形が出来上がってきます。これは車の機能としての形ではなく音質のための形です。
左の写真はミュゼ3台を使ったデジアナシステムのベンツのトランクルームです。1つ1つのパーツの位置や向きにはそれぞれ意味と理由があり、決して見た目を重視したのではありません。アンプの奥にはサブウーファーが左右二発インストールされていますが、音質を探求した場合はそれを見せる必要はありません。
このような形になるまでに3年を費やしていますが、一発勝負で組み上げて出てきた音にこう狙ったと後からコメントするのは簡単ですが、そうではなく最初から音の方向性を狙う結果の積み重ねがこのような形になります。従ってこの形もさらなる進化のため後日形が変化していきます。
電源系と信号系の配線のセオリーをご存じの方ならこの形を理解してもらえるはずです。

3:シアターシステム
カーオーディオのシアターシステムの場合、フロントスピーカーは通常のカーオーディオのフロントステージを作るインストールをし、リアスピーカーは可能であれば室内のやや高い位置にインストールします。フロントセンタースピーカーはダッシュボードに乗せることが多くなるのでセンタースピーカーの機種選びとインストール手法に工夫が必要です。
ダッシュ上のセンタースピーカーと左チャンネル。 箱で鳴らすリアフィル。

4:シアターとピュアオーディオのダブルシステム
一昔前はダブルシステムと言えば音質指向と音圧指向の両者を両立したシステムを指していましたが、アルパインF#1ステータスの登場でシアターとピュアオーディオの両者を兼ね備えたシステムをダブルシステムと言うことが多くなってきました。
シアター時はセンタースピーカーも鳴らしモニターをスクリーンにして音が前後左右に飛び交う車内空間を演出し、ピュアオーディオモードでは通常のカーオーディオと同じくフロントの左右2チャンネルとSWで鳴らします。
ダッシュ上のセンタースピーカーと3wayのフロント左チャンネル。エアコンパネル等はグローブボックスに移植しセンターパネルにモニターをインストール。 機能的に配置されたユニット群とヒドゥンインストール。

5:ナビシアター・ナビオーディオ
ナビシアター・ナビオーディオというのは当店の造語ですが、DVDナビの登場によってナビ本体をソースとしてフロントステージのお手軽オーディオやお手軽シアターが可能になりました。
DVDナビとモニターの機能を利用してパターンにとらわれないインストールが可能となります。参考例はこちら

6:音圧仕様
近年コンサートの時に使うPA機器を用いた外向き音圧仕様で音質の良いシステムも出てきました。屋外コンサートの時に会場に設置されるスピーカー群と同じ機能のスピーカーを用いた音圧仕様です。
左の写真もPA用スピーカーを用いた外向き音圧仕様ですが、ただズンズンいうだけでなくきちんと音質が確保されています。

7:ドレスアップ系
車を自分の好みにドレスアップするのはとても楽しいです。オリジナルのアイディアでセンスの良いドレスアップは人目を引きます。ドレスアップには車の基本性能を引き上げるチューンナップからショーカー的に見せる要素を重視したスタイルまで様々です。
ショーカー的要素としてカーオーディオ・カーシアターのインストールはすでに定番化されています。

カーオーディオのインストールにはこのようにそれぞれ特徴のある様々な形があります。車の活用方法にも個人差があり車を道具として何も気にせず使う人、複数台所有してTPOや季節で使い分ける人、ガレージでぴかぴかに磨き上げる人、ドレスアップを楽しむ人など十人十色です。つまり、車に求める機能はワンパターンではありません。
カーオーディオの楽しみ方も人それぞれで、その人によってカーオーディオに「何を」「どこまで」求めるかが異なるので、多様な嗜好に対応出来る力量がショップには必要だと思います。
また、カーオーディオの場合は最初は誰でも初心者ですが、深みにはまっていくと考え方や嗜好がどんどん変化していくのが普通で、言い換えれば当初良いと思っていた音やインストールに不満な部分が出てきて現状では満足出来なくなることが多いです。そのような場合、様々な車を試聴してもらい十分相談してその後のシステムアップの方向を探り、その結果が最終的にインストールの形となって現れると考えています。従って当店のインストール例には多種多様のユニットやインストール方法があるのです。