「建築」「武道」 何の関連性も持たないように思われる二つの事柄ですが、
実は非常に共通点があることをご存知ですか?
フィンランドで「建築と武道の共通点について」の質問をされたことがありました。
それまで考えたことも無い質問で、その場凌ぎの回答で何とか済ませましたが、その後、私なりに考えてみると、色々な共通点のあることが分かりました。
特に「徒手」と呼ばれる柔術系の武道にその共通点が見られます。
学術的に研究した訳では有りませんので、異論もあるかと思いますが
幾つかをご紹介し「建築と武道」を少しでも理解して頂けたらと思います。
1)どちらも身を守るためのものであると言うことです。
建築は、雨・風や外敵(?)などから身を守り、
武道は、危険回避をするべく身を守ります。
2)どちらも日常生活の動きがその基本にあると言うことです。
建築は、日常生活の動きがPlanを左右します。
柔術の技も日常生活の動作の延長上にあります。
歩く動作・ワインを飲む動作・ダイヤルを廻す動作などです。
3)どちらも心理学を最大限に活用し皮膚神経に刺激を与えると言うことです。
4)どちらも力の流れが重要になります。
建築は、力の流れを解析し強度を高め、
柔術は、力の流れを感じ、力を最大限に利用します。
5)どちらもストレスを与え力を保持します。
建築では、プレストレスコンクリートであり、
柔術では、動作のコントロールに必要です。
6)どちらも美しさを求めていると言うことです。
世界には多くの格闘技がありますが日本の武道ほど美しいものはありません。
そして、「美」を追求しているのも日本の武道だけでは無いでしょうか。
皆さんの周りにも全く関係が無いと思われる事柄で、意外と共通点のあるものが見つかるはずです。
考えてみると結構面白いと思います。