手作り石鹸(オイル石鹸)

基本レシピを元に、いろいろな素材を使って石鹸を作ってみました
 
キャスティール石鹸  ソープジェル  グレープシードオイル石鹸ペパーミント石鹸 
緑茶石鹸  カレンデュラ石鹸 1.2  廃油でターメリック石鹸  カモミール&ローズ石鹸 
太白胡麻油石鹸 1.2  廃油でカモミール石鹸  パプリカ・ローズウッド石鹸  ニキビ肌用洗顔石鹸 
モザイク石鹸  スギナ石鹸 1.2  ネトル石鹸  紅花石鹸 

*キャスティール石鹸*
基本レシピで紹介しましたオリーブオイルの石鹸です
オリーブオイルだけで作った石鹸をキャスティール石鹸と言います
軟らかく溶け崩れやすいですが、とてもしっとりする上質の石鹸になります
石鹸作りをはじめる時、必ず最初に作る基本の石鹸です

*材料*
・オリーブオイル   500g
・苛性ソーダ      68g
・精製水        175cc

500gバッチ 鹸化率100%
トレース時間 2時間30分
熟成期間 6〜8週間(オリーブオイルのみの石鹸は熟成期間が長くなります)

オリーブオイル石鹸は溶け崩れやすいので、硬くなり石鹸の泡立ち洗浄力を良くするココナッツオイルと石鹸を硬くするパームオイルを混ぜる事も出来ます
割合は、オリーブオイル7:ココナッツオイル2:パームオイル1
(他のオイルが混ざった石鹸は、熟成期間が4週間ほどです)

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*ソープジェル*
キャスティール石鹸は溶け崩れやすいのでジェル状の石鹸に作り変えてみました
使う用途に合わせてオプションをアレンジできるので、固形石鹸とは違った使い心地を楽しむ事が出来ます
ラベンダー蒸留水を使い、オプションに蜂蜜を入れて洗顔ソープにしてみました

*材料*
・キャスティール石鹸  100g
・ラベンダー蒸留水   100cc
・蜂蜜         小さじ1
*レシピ*
@石鹸を細かく刻む
A耐熱容器に@と沸かしたラベンダー蒸留水とオプションの蜂蜜を入れて石鹸を溶かす
B冷まして一晩くらいそのままにする
石鹸はキャスティール石鹸に限らず、使い残しの石鹸、香りの飛んでしまった石鹸などでも
今回はラベンダー蒸留水を使いましたが、沸かしたお湯やハーブティーを使ってもいいです
粗熱が取れたときにエッセンシャルオイルを加える事も出来ます
出来るだけ早く使い切ります

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*グレープシードオイル石鹸*
濃い緑色のグレープシードオイルを使って、ペールグリーンの石鹸に挑戦
グレープシードオイルはくせが無くさっぱりしたオイルなので、ベタつかず肌に馴染みやすいです
ペールグリーンにあった爽やかな香りのペパーミントの精油と抗炎症、殺菌効果のあるラベンダーの精油をオプションで入れました

*材料*
・グレープシードオイル  400g
・ココナッツオイル    100g
・苛性ソーダ       65g(10%ディスカウント)
・精製水          175cc
*オプション
 ・ラベンダーの精油   50滴
 ・ペパーミントの精油  30滴

石鹸作りの過程で、始めのうちは黄色やクリーム色の石鹸生地の色は熟成中に白くなりますが、グレープシードオイルの色を生かした爽やかな色の石鹸に出来上がりました
柔らかくねっとりとした使い心地の石鹸です
500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 3時間30分
熟成期間 4〜6週間
オプションはトレースしてから入れる

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*ペパーミント石鹸*
トレース時間が早い米油を使い爽やかなペパーミントの香りの石鹸に挑戦
米油は、ビタミンEやミネラルを多く含み、しっとり保湿効果がある石鹸になります

*材料*
・米油          300g
・オリーブオイル     100g
・ココナッツオイル    100g
・苛性ソーダ       65g(10%ディスカウント)
・精製水         175cc
*オプション
 ・ペパーミント(ドライ)適宜
 ・ラベンダーの精油   50滴
 ・ペパーミントの精油  30滴

オプションでドライのペパーミントを細かく揉んで入れましたが、苛性ソーダのアルカリの作用で茶色く変色してしまいました
使い心地には影響が無いので爽やかミントの香りの石鹸が出来ました
500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 2時間

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*緑茶石鹸*
緑茶インヒューズオイルを使った石鹸です
緑茶にはビタミンCが豊富に含まれ肌の老化防止、美白効果があります
オプションの抹茶でマーブリングしました

*材料*
・オリーブオイル(緑茶インヒューズ) 350g
・ココナッツオイル          100g
・パームオイル             50g
・苛性ソーダ     66g(10%ディスカウント)
・精製水         175cc
*オプション
・抹茶        大さじ1

トレースがでたら石鹸の生地を少量取り分け抹茶を入れてよく混ぜ、石鹸の生地に戻してさっくり混ぜ込みマーブル模様を出しました

500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 2時間30分
熟成期間 4週間

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*カレンデュラ石鹸1*

わが家で収獲したカレンデュラのインヒューズオイルを使った石鹸です カレンデュラは薬効が高く肌荒れ防止効果があるので、手洗い、洗顔等、何にでも使えます
オプションにもカレンデュラの花びらを入れました

*材料*
・オリーブオイル(カレンデュラ インヒューズ) 350g
・ココナッツオイル              100g
・パームオイル                50g
・苛性ソーダ      66g(10%ディスカウント)
・精製水         175cc
*オプション
・ゼラニウムの精油    80滴
・カレンデュラの花びら 適宜

オプションのゼラニウムの精油は甘い贅沢な香りがし、皮脂バランスを整え肌の炎症を和らげる効果があります
カレンデュラの花びらは、苛性ソーダのアルカリに比較的反応せずに色がそのまま残ります

500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 2時間30分
熟成期間 4週間

*カレンデュラ石鹸2(スーパーファット)*
トレースが出てからスイートアーモンドオイルを少量加えました(スーパーファット)

*材料*
・オリーブオイル(カレンデュラ インヒューズ)  350g
・ココナッツオイル              100g
・パームオイル                50g
・苛性ソーダ     66g(10%ディスカウント)
・精製水         175cc
*オプション
・スイートアーモンドオイル 大さじ1
・ゼラニウムの精油    50滴
・ラベンダーの精油    30滴
・カレンデュラの花びら 適宜

500gバッチ 鹸化率90% スーパーファット
トレース時間 1時間30分

カレンデュラの肌荒れ防止効果に、スイートアーモンドオイルの保湿成分がプラスされしっとり使い心地のいい石鹸です

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*廃油でターメリック石鹸*
古くなったオイルは捨てずに手洗い石鹸にしちゃいましょう
揚げ油(サラダオイル)はいろいろなオイルが混ざっているので、大豆油の鹸化価で苛性ソーダの量を算出し10パーセントディスカウントしました
オプションで牛乳を入れ、ターメリックパウダーを使ってマーブリングしました

*材料*
・廃油        500g
・苛性ソーダ     62g(10%ディスカウント)
・精製水       100cc
*オプション
 ・牛乳       75cc
 ・ターメリック   小さじ1

苛性ソーダを溶かす精製水の一部を牛乳に置き換え、牛乳はオイルと苛性ソーダ水溶液をよく混ぜた後に入れます
この廃油石鹸は、非常に溶け崩れやすく溶けた物は粘り気があります

500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 3時間30分
熟成期間 4週間

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*カモミール&ローズ石鹸*

ドライにしたカモミールとローズを米油に漬け込んだインヒューズオイルでしっとり肌に優しい石鹸を作りました
抽出したハーブから黄色い石鹸が出来ました

*材料*
・米油(カモミールとローズのインヒューズ) 350g
・ココナッツオイル   100g
・パームオイル     50g
・苛性ソーダ     66g(10%ディスカウント)
・精製水        175cc
*オプション
 ・ラベンダーの精油   40滴
 ・イランイランの精油  20滴
 ・ローズウッドの精油  20滴
3種類の精油を使い贅沢な香りを楽しむ事が出来ると共に、皮脂バランスを整え肌の老化を防ぐ効果があります
米油はトレースが早いですが、更にココナッツオイルとパームオイルを使ったためかトレースがとても早く出ました (抽出したハーブの作用もあるかもしれません)

500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 30分

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*太白胡麻油石鹸1*
太白胡麻油で作る石鹸はピンク色になるというので、どんな石鹸になるのかまずは実践!
きれいなピンク色を出すには太白胡麻油100%が良いそうなんですが、これでは軟らかい石鹸になってしまうので、ココナッツオイルとパームオイルを少しブレンドしました

*材料*
・太白ごま油      400g
・ココナッツオイル    50g
・パームオイル      50g
・苛性ソーダ     64g(10%ディスカウント)
・精製水        175cc
*オプション
 ・ゼラニウムの精油   40滴
 ・ローズウッドの精油  40滴
型入れまではきれいなピンク色だった生地が、熟成と共に白っぽくなり微かに桜色?という感じでしょうか、ほとんど白に近い石鹸になりました
固さを出すために他のオイルを混ぜたために白っぽくなったのかもしれません
精油は甘い香りがし、気持を落ち着かせ、皮脂バランスを整え老化を防ぐ効果があります
太白胡麻油で作る石鹸はさっぱりした使い心地になります

500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 50分 熟成期間 4週間

*太白胡麻油石鹸2*
上記の太白胡麻油石鹸で他のオイルを混ぜたためきれいなピンク色にならなかった様なので、太白胡麻油100%でリベンジです・・・
やっぱり同じ色ですね
でも、100%オリーブオイルのキャスティール石鹸の白さに比べれば、ほんのりピンクがかっています
太白胡麻油でピンク色の石鹸ができると言うのは、この程度の色と言う事なんですね・・・

*材料*
・太白ごま油      500g
・苛性ソーダ     61g(10%ディスカウント)
・精製水        175cc
*オプション
 ・ラベンダーの精油   30滴
 ・ゼラニウムの精油   30滴
 ・ローズウッドの精油  20滴
500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 1時間50分 熟成期間 6週間

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*廃油でカモミール石鹸*
揚げ油の廃油(キャノーラ油)で石鹸を作りました
オプションに乾燥肌をしっとりと整える粉末のジャーマンカモミールを入れてみました
石鹸に固さと泡立ちのよさを出すラードを使いました

*材料*
・廃油(キャノーラ油) 350g
・ラード         150g
・苛性ソーダ      61g(10%ディスカウント)
・精製水         175cc
*オプション
 ・ジャーマンカモミール(粉末) 適宜
ココナッツオイル、パームオイルの変わりに、安価に入手できるラードを使いました
石鹸の型には市販のプチケーキの空きパックを使いました
型から外しにくい時、1〜2時間冷凍庫に入れて冷やし固めると簡単に外れます

500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 2時間 熟成期間 6週間

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*パプリカ・ローズウッド石鹸*
オリーブオイルをベースにした石鹸にパプリカの粉末を入れてピーチ色に色付けしててみました
ローズのような甘い香りのローズウッドの精油をメインに入れました

*材料*
・オリーブオイル     350g
・ココナッツオイル    100g
・パームオイル       50g
・苛性ソーダ       66g(10%ディスカウント)
・精製水         175cc
*オプション
 ・パプリカパウダー    小さじ1
 ・ローズウッドの精油   30滴
 ・ラベンダーの精油    20滴
 ・ゼラニウムの精油    20滴
色、香り共に華やかな感じに仕上がりました

500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 1時間20分 熟成期間 4週間

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*ニキビ肌用洗顔石鹸*
ローズマリーのインヒューズオイルをベースにニキビ肌の息子達のための洗顔石鹸を作りました
オプションにティートリー精油とラベンダー精油を使い、レッドクレイでマーブリングしました

*材料*
・オリーブオイル(ローズマリーインヒューズ)350g
・ココナッツオイル      100g
・パームオイル         50g
・苛性ソーダ       66g(10%ディスカウント)
・精製水         175cc
*オプション
 ・ティートリーの精油   30滴
 ・ラベンダーの精油    30滴
 ・レッドクレイ      大さじ1
ローズマリーインヒューズオイルを苛性ソーダの水溶液と混ぜたらレンガ色になって驚きましたが、鹸化が進むにつれて色が薄くなり熟成後は白くなってレッドクレイのマーブリングがはっきり出ました
ティートリー精油とラベンダー精油はニキビの治りを促します
レッドクレイは普通肌〜脂性肌の毛穴や皮脂汚れを取り除きます
ローズマリーはさっぱりした洗い心地で毛穴を引き締めます

500gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 1時間 熟成期間 4週間

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*モザイク石鹸*
色付きの石鹸を使ってモザイク石鹸を作りました
ちょっとお遊び感覚ですね
ピンクのモザイクはパプリカ石鹸をキューブ状にカット、緑のモザイクはグレープシードオイルの石鹸をスティク状にカットしてオーソドックスなオリーブ石鹸の中に入れました

*材料*
・オリーブオイル     560g
・ココナッツオイル    160g
・パームオイル       80g
・苛性ソーダ      112g(10%ディスカウント)
・精製水         280cc
*モザイク
 ・パプリカ石鹸
 ・グレープシードオイルの石鹸
トレースが出たら石鹸の記事を約半分にしてそれぞれの色付き石鹸を入れました
中の石鹸のカットをもう少し細かくカットしても良かったですね
出来上がった石鹸をカットしたときはちょっと崩れやすい状態でしたが、熟成ともに固くしっかりした石鹸に仕上がりましたが、使っているうちにモザイク部分で砕けるのが難点です・・・

800gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 50分
熟成期間 3週間(熟成した石鹸を混ぜると熟成期間が短くなります)

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*スギナ石鹸(シャンプー)1*

スギナは頭髪の育毛、養毛にお薦めと聞いていたので、頭髪がちょっと寂しくなってきたダンナ様のためにスギナを使ってシャンプーを作ってみました
髪の育毛作用のあるローズマリーとスギナのドライをオリーブオイルに一ヵ月漬け込んだインフューズオイルを使いました

*材料*
・オリーブオイル(スギナとローズマリーインヒューズ)350g
・ココナッツオイル      100g
・パームオイル         50g
・ラード            50g
・椿油             50g
・苛性ソーダ      79(10%ディスカウント)
・精製水         210cc
*オプション
 ・ローズマリーの精油   50滴
 ・ラベンダーの精油    30滴
萌黄色のオイルがこんなに真白な石鹸になりました
型は、アイスクリームのカップとヨーグルトのカップを使いました
スギナには爪を強くする効果もあるそうなので、シャンプーとしてだけでなく手洗いにも使えますね

600gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 1時間
熟成期間 4週間


*スギナ石鹸2*
スギナインヒューズオイルをメインにココアバター、ビーズワックスをたっぷり入れて、ちょっと贅沢な石鹸を作ってみました

*材料*
・オリーブオイル(スギナインヒューズ)195g
・ココナッツオイル      170g
・ココアバター         85g
・ビーズワックス        55g
・苛性ソーダ       75g(10%ディスカウント)
・精製水         230cc
ココアバターは溶け崩れがなく、肌の上に皮膜を作ります
ビーズワックスを入れることでトレースが早く出ます
シャンプーとして使うと髪がとてもしっとりします

477gバッチ 鹸化率90%
トレース時間 15分 熟成期間 3〜4週間

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*ネトル石鹸*
わが家で育てたネトルのインヒューズオイルとローズマリーのインヒューズオイルを使った石鹸です
ネトルは収斂作用、ニキビの予防効果があります

*材料*
・オリーブオイル(ネトルインヒューズ)  200g
・オリーブオイル(ローズマリーインヒューズ)100g
・ココナッツオイル    100g
・パームオイル       50g
・ラード          50g
・苛性ソーダ      74g
・精製水         175cc
*オプション
・ネトルパウダー     大さじ1
・ホホバオイル(スーパーファット)小さじ1
トレースが出たらオプションを入れます
後から少しだけオイルを足す事をスーパーファットといい、鹸化しないオイルがしっとり感を出しますが、苛性ソーダをディスカウントしていないので、固い石鹸になりました
ネトルパウダーを入れたときは濃い緑色でしたが、熟成中に色が薄くなってしまいました

500gバッチ スーパーファット
トレース時間 50分
熟成期間 4週間

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*紅花石鹸*
頂き物の紅花油がたくさんあったので石鹸にしました
オプションに切り花で買ってきた紅花をドライにし細かく刻んで入れました
トレース後にスイートアーモンドオイルを少し入れました(スーパーファット)

*材料*
・紅花油           350g
・ココナッツオイル      100g
・牛脂             50g
・苛性ソーダ         73g
・精製水         175cc
*オプション
 ・ゼラニウムの精油    30滴
 ・ラベンダーの精油    30滴
 ・紅花(ドライ)     適宜
 ・スイートアーモンドオイル 小さじ1
紅花油は保湿効果がありますが、酸化が早いので熟成後早めに使い切ります
スイートアーモンドオイルはビタミン、ミネラルを多く含み、粘度が軽いので使用感が良い石鹸になります
牛脂は石鹸を固くします
ドライの紅花は真っ赤だったんですが、熟成中に色が抜け黄色くなってしまいました

500gバッチ スーパーファット
トレース時間 4時間
熟成期間 4週間

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