手作り石鹸(基本レシピ)


*石鹸作りに必要な器具等*
・ステンレス製の鍋、ボウル
(アルミ製、ホーロー鍋は苛性ソーダが反応するので不可)
・計量カップ
・ガラス瓶(耐熱性)
・計り(1g単位で量れるもの)
・泡立て器
・ステンレスのスプーン
・ゴムべら
・温度計
・菜箸、ガラス棒
・紙コップ
・カットボードとナイフ
・石鹸の型(タッパー、牛乳パックなど)
・ゴム手袋、マスク、エプロン、メガネ(ゴーグル)
・古新聞紙
・お酢

*手作り石鹸基本レシピ*
材料

作りかた@

作りかたD

作りかたG(トレース状態)

作りかたI(型入れ)

作りかたLM(カット 乾燥・熟成)
*材料*
・オリーブオイル・・・500g
・苛性ソーダ・・・・・・68g(鹸化率100%)
・精製水・・・・・・・175cc
・オプション
 精油(ラベンダー)・・100滴





*作りかた*
@.オリーブオイルをボウルに入れ、お湯の入った鍋で湯せんで38℃〜40℃くらいに温めます

A.耐熱性のガラス瓶に精製水を入れ、苛性ソーダを入れます(注:部屋の換気をよくする)
  この時、水溶液の温度が高くなり異臭を発するので注意します

B.Aを菜箸またはガラス棒でよく混ぜ溶かします

C.苛性ソーダが溶けたらBを冷水の入ったボウルに入れ40℃位にまで冷まします

D.AとCが同じくらいの温度になったらAにCをゆっくり注ぎながら泡立て器で素早くかき混ぜます

E.よく混ざるまで(15分くらい)休まずによくかき混ぜます

F.あとは温度を40℃くらいに保ちながら(湯せんで)休みながらかき混ぜます

G.オリーブオイルと水溶液が分離しなくなり(白っぽくなる)泡立て器でかき混ぜた跡が残るくらいにトロッとしてきたら(この状態をトレースといいます)石鹸の生地が出来上がりです

H.オプションの精油を加えてよく混ぜ合わせます

I.ゴムべらを使って残らず型に移します

J.型をタオル、毛布などで包み暖かい所で24時間寝かせます(気温が低い季節は固まるのに時間がかかります)

K.石鹸の生地が固まったら型から外しますが、まだ軟らかく型から外しにくかったら更に24時間寝かせます

L.型から外したタネをナイフで切り分けます(注:まだアルカリ性が強いので素手では触らないこと)

M.風通しの良い乾燥した場所で6〜8週間乾燥熟成させます(時間がたつとアルカリ性が弱くなります)


後片付けの時ボウルに残った石鹸のタネは油なので流しに流さず紙等でふき取って捨てます
苛性ソーダに触れた器具は酢を使って中和させてから洗剤で洗います

*ペットボトルを使って簡単手作り石鹸*


*材料*(500mlのペットボトル使用)
・オリーブオイル(カレンデュラインヒューズ)・・・・200g
・苛性ソーダ・・・・・・・・・・・27g(鹸化率100%)
・精製水・・・・・・・・・・・・・70cc
・オプション
 エッセンシャルオイル(ゼラニウム)・・30滴
 ドライハーブ(カレンデュラ)・・・・適宜

*作りかた*
@.ペットボトルに精製水を入れそこに苛性ソーダを加えて蓋をしっかり閉めます

A.ペットボトルを横に振って苛性ソーダを溶かします(注:部屋の換気をよくする)
  この時、水溶液の温度が高くなりペットボトル膨らみますので換気扇の近くで蓋を緩めて中の空気を抜きます
  この空気を吸ったり目にかからない様に注意

B.Aの苛性ソーダが溶け水溶液が透明になったらオイルを加えます

C.15分くらい休まずペットボトルをよく振ります

D.あとは休みながら1時間ぐらい振って混ぜ合わせます

E.石鹸の生地がトロッとした感じになったらオプション(ドライハーブ・エッセンシャルオイル)
 を加えてよく混ぜます

F.型に流し込み、必要に応じてタオルで包んで固まるまで2〜3日寝かせます

G.固まったら型から外しナイフでカットして6〜8週間乾燥熟成させます

使用したペットボトルは洗わずそのまま捨てます
熟成しない石鹸は使用すると刺激を感じますので注意します
数ヶ月時間の経ったものほど硬く泡立ちの良い石鹸になります

*失敗談(^_^;)*

分量を間違えなければ失敗する事はほとんど無いはずですが、たまに失敗も・・・

1.インフューズオイルによっては石鹸作りに向かないものがあることがわかりました
”マシュマロウ”の根のインフューズオイルを100%使った場合、オイルと苛性ソーダ水溶液がよく混ざり合わないうちに「鹸化」してしまいました
マシュマロウオイルに他のオイルを混ぜて使うと大丈夫です
粘液性の高いハーブのインフューズオイルは、使い方に気をつけましょう!

2.分量を間違えなければ・・・ですが・・・
間違えるとすれば、苛性ソーダの量の算出ですね
鹸化価の違うオイルを混ぜて使う場合はそれぞれのオイルの量で苛性ソーダの量を算出しますが、間違って多く算出してしまった場合、鹸化せずあまってしまった苛性ソーダが結晶で残ってしまいます
このような石鹸は危険ですので使用できません

失敗した石鹸の生地は、流しに流さず新聞紙などに包んで捨てます
失敗は成功の元!
同じ失敗を繰り返さないように、失敗を糧に頑張ります!


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