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HISTORICAL

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 数百発の弾薬が消費されたが、まだ射撃は続く。バレルを冷やす冷却水が沸騰し始めた。

「射撃止め!」

 準備は整った。バルブが開けられ、沸いた水がヤカンへと移される。命令が飛んだ。

「諸君、お茶の時間だ!」

 待ち望んだお茶を前に兵士たちは喜びを隠さない。お茶が欠乏したことが、何より、戦意を喪失させていたのだ。

 お茶請けも出された。そのとき、ジョン・マクレラン一等兵が不思議な物体を差し出した。得体の知れぬ物体に皆は驚きを隠せない。


何だ、これは? 馬のくXか?
罵声が飛ぶ。
「戦争前にアリサカライフルとともに贈られてきたOHAGIです」とジョンは応えた。

 多少のハプニングはあったものの紅茶を口にしたことで、兵士たちの士気は高まった。サキエル神父も紅茶を片手に突撃する兵士たちを祝福した。

 突撃。部隊は瞬く間にドイツ軍陣地を蹂躙した。

 だが、犠牲も少なくなかった。戦いの後、最後の銃剣突撃で戦死したリアム二等兵の葬儀が執り行われる。

 サキエル少佐自らが葬儀を執り行い、勇敢に散った英雄に別れの言葉と敬礼をする。

 部隊はドイツ軍から村を奪還する。その後、軍楽隊も到着し、演奏が行われた。

 これ以降も、彼らは勝利し続けるだろう。MMGチームも前線部隊に活力を与えるために不可欠の紅茶を提供し続けるだろう。MMGチームの指揮官は言った。

「前線で紅茶が必要なときはいつでも呼んでくれたまえ。我々はいつでも前線へ駆け付ける」

※この物語は偏見に基づいている。
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