HISTORICAL
血戦!!
A certain age A certain place.Joint Search & destroy operation with the Scottish army. What happened to our tea? Story Identification #: 200271301 |
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194X年7月13日、第1海兵師団第1海兵連隊分遣隊は、イギリス陸軍スコットランド部隊ゴードンハイランダーズと協同で、某島の偵察活動を行った。
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7月13日未明、駆逐艦から手漕ぎボートで上陸。
幸い敵の攻撃は無く損失は無かった。 上陸後、拠点を構築した後、奥地へ移動を開始する。 しかし、合流予定地点にイギリス軍部隊の姿は無かった。 |
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当初予定の位置より大分前進したが、未だ、イギリス軍は姿を見せない。
まさか? という疑念が過ぎる。 |
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予定地点を遙かに超えた地点でようやくイギリス軍の連中と合流する。
まさか? という疑念どおり、アフタヌーンティを彼らは一足先に済ませ、我々の分は既に残されていなかった。 |
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まず、そのことで話し合いを行う。一体、どのあたりで連絡の行き違いがあったのか? そして我々の分のお茶とスコーンはどうなったのか? |
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様々な疑問を抱きつつも、日本軍の拠点があると目される高地へ我々は移動を開始する。 | |
日本軍は、イギリス軍が午後の紅茶を堪能している間に、拠点としている高地(スコットランド人たちは、フィッシュ&チップス丘と呼んだ)の守りを固めていた。戦力を計るための威力偵察が命じられて、我々は丘を登るはめになった。 | |
攻撃前の最後の打ち合わせの際、イギリス軍将校より、指示を受けるピート・マリーノ軍曹。 | |
日本軍の守りは堅く、攻撃直後に斜面に釘付けにされる。
威力偵察のはずが、真っ正面からの銃撃戦に陥り、死傷者を残して撤退するしかなかった。
我々が撤退した後、残された死体を調べる日本軍。 この写真は、後日回収されたカメラに残されたフィルムにあったもの。 |
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またもや、命令が二転三転して、我々に丘の攻略が命じられる。幸い、漢方射撃と空爆の支援が受けられるというので、我々は一端後退し、再編成を行った。
いつものように人間の食事と思われる物体を生温い水で流し込み食事を摂った我々は急速にはいる。 イギリス軍からは、「ミルクの無い紅茶は野蛮だ」という贅沢な不満の声が聞こえてきた。 あいにくだが、我々の水筒には、「ボストン湾の水」は入っていない。 |
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早朝未明からの慰み程度の艦砲射撃と空爆の後、丘を駆け上がる。前日と違い抵抗が少ない。
それはそれで不安になる。 |
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日本軍機関銃陣地へ投げ込む手製の爆薬を準備するヨハン一等兵。 | |
機関銃陣地が大爆発を起こし、それを機に日本軍の攻撃が止む。その隙をついて頂上へと一気に駆け上がる。
しかし、懸念通り、日本軍は殿を残して本隊は撤退した後だった。 残された物資はほとんどなく、前日の内に放棄したらしい。 |
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日本軍の捜索を行ったが発見する前に日没を迎える。 丘付近へ陣を張り、野営に入った直後、日本軍の夜襲が開始された。 これにより、またもや部隊は損害を受けるが、同時に日本軍主力も万歳突撃により壊滅した。
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翌朝、残敵掃討を開始する。主力が壊滅したことが分かったためにその表情は明るい。
楽観ムードが漂うが、未だにお茶は出て来ない。 |
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途中、倒れていた日本兵を発見し、捕虜にする。
彼の証言から、日本軍が最終防衛地点としている場所が明らかになった。 日本兵は降伏するまでは大変だが、降伏すると、非常に良く喋ってくれる。 |
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最終防衛地点に近付き、部隊が停止する。
向こうも物資がつき始めているため、これが最後の戦いとなる以上、死力を尽くした戦いになるのは明らかだ。
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攻撃命令が下り、我々は突進する。日本軍の主力は既に壊滅し、残る残存へ威力は僅か。
しかし、それこそ日本軍の待ち望んでいた瞬間でもあった。 |
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日本軍は、我々の攻撃開始直後―最も無防備な瞬間に、雄叫びを上げて突進してくる。
不意を突かれた我々は反撃する暇も無いまま白兵戦を行わなければならなかった。 |
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白兵戦による損害は我々も少なくなかったが、これにより、日本軍は事実上壊滅する。
日本軍の攻撃は見事だったが、我々には幸いなことに保有兵力が少なすぎた。 |
我々の損害は決して軽くなかったが、日本軍を壊滅させることに成功した。
この後、部隊は日本軍の情報などを回収した後、拠点まで撤退。更に途中、イギリス軍が倉庫の棚に捨てていた物資を発見したので、その一部を拾い上げ、ゴムボートで沖合の駆逐艦まで撤退した。
2002年7月13日に某所で行ったイベントです。このイベントでは、山(フィッシュ&チップス丘)の頂上から麓まで日本兵に追い掛けられるという素敵な経験をしました。
まじで殺されるかと思いましたが。
当時、中学生だった彼元気かな……
(イベントで見るたびに装備が充実していたけれど、今時の中学生は銃剣ぎらつかせて走ってくることはないでしょう)